還暦コンブのひとりごと

anything goes なんでもあり。好きに生きよう!

義母 その後・・・

2012-08-27 22:26:13 | 義母・闘病記
奇跡的に呼吸は100%元に戻り、酸素の管は外れた。

肺炎はまだくすぶっている状態で発熱はある。

意識は戻って10日になるが、目はうつろなまま。
問いかけに頷きはするが、口を動かそうとはしない。

嚥下の練習をしているがなかなか飲み込めず
鼻からの経管栄養。
気管カニューレからの痰が絡む音と
モニターの取り付けられた線が絡み合う煩わしさ
持続点滴で固定された腕。
廃用性を回復させるための座位保持、リハビリと
これでもか~と、80代の老体にムチ打つような…

元気になるためとはいえ、想像するに胃がただれて
しまいそうなストレスである。


でも、こうなったからにはぜひとも頑張って回復して頂きたい。

「あの時はものすごく辛かったのにやな…」と
「リハビリ頑張りや~!とか人の気も知らんと…」

なんて、恨み言でも聞きながら
こちらも恨み言の一つでも返してみたい。。
そんな気持ちだ。 


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奇跡の生還

2012-08-19 07:17:34 | 義母・闘病記
義母・自発呼吸停止状態から2週間目

完全に意識と呼吸が戻る。
気切と呼吸器装着により喋ることはまだ出来ないが
一生懸命、声掛けに笑顔を作って答えようとする。

目だけがぐるぐるあたりを見渡して、自分の置かれている
状況を把握しようとしているのか、半分分かって
半分夢を見ているような感じなのか・・・
それはまた元気になった時に、聞いてみようと思う。

とりあえずは危機から脱したようだ。

人間の生命力にただただ驚くばかり。
毎日通いつめた夫の喜びはどんなものだろう。

重苦しく停滞していた我が家にも前向きな空気が流れ始めた。

ただ、義母にとってはこれからが自分との戦いとなる。


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あれから1週間が過ぎて・・・

2012-08-12 23:40:10 | 義母・闘病記
義母のいるICUを訪ねました。

浮腫でまるまるとしていた顔や身体は細っそりとしぼみ
今日は今までで一番苦しい顔に見えました。

病状は相変わらず・・・
挿管してから1週間が過ぎたので2~3日うちに
気管切開にて人工呼吸器・設置となるそうです。
ネットで色々と勉強させてもらって、挿管は
2週間が限度だということも知りました。

今はまだ麻酔によって眠らされた状態ですが
NSから気切をした後は、本人も楽になるし意識が
しっかりすると言われています。
息子である夫は、「楽になる」 という言葉を前向きに
捉えているようです。 (眠り続けている今より
意識が戻ってラクになるなんて、それはないだろうって
私自身は思っているんですが・・・)、感染率や身体全体の
ダメージから仕方のない選択です。

どちらにしても、周りの者は見守るしかありません。

なんて心配はしていながらも、やはり義理の関係。
私が踏み込めない領域がある代わりに、それだけ
客観視してしまう冷めた部分があるのは否定できません。

これが実母なら、今どんな気持ちなのだろう?
私は今後どうしてあげたいと思うだろう?


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長期戦

2012-08-09 22:39:12 | 義母・闘病記
義母の病状は横ばい。

少し血圧が上がってきたり、自発呼吸が出てきたりも
しているみたいだけど、もうこうなれば神のみぞ知るという
領域。

昼も夜中も電話が鳴ればドキッとするし、精神的にも
ずっと着地出来ないような不安定な状況だけど
人間ってなんとなく、慣れてくるものです。

今までにないくらいの夫婦一体感を感じたり
人間としてある意味岐路に立たされている気がしたり
過去の自分に対する反省や、老後の展望を含め
何かを学ばされている気が今、すごくしています。

とりあえず長期戦になりそうな気配。

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義母の急変 2

2012-08-09 00:16:47 | 義母・闘病記
日曜日から3日ぶりに義母のもとを訪れる。

息子である夫は毎日通っているが、職場からも
家からもアクセスが悪いうえに遠く
さすがに疲れが隠せない。

肝心の義母はというと、血液中の酸素濃度が
若干上がり、呼びかけにまぶたが動く程度の回復。
自発呼吸は変わらず0で血圧も低い。

色んなお薬と栄養度の高い点滴のおかげで
体全体がぷくぷくに浮腫み、そのせいか顔もふっくら
優しい表情にすら見える。
3日前は氷のように冷たかった手も熱を帯びたように温かく
ふうせんのように丸い。

担当のナースはとても親切でDrの代わりに現在の
様子をわかりやすく説明してくれた。
天使のような優しい笑顔の彼女は終始ニコニコ
最高の笑顔で話してくれるので、夫も私も快方に
向かっているのだと勘違いしそうになった。

肺の炎症は、今なお広がり続けていて
なんとも言えない状況であると。
いつか管を抜いて喋れるようになることが
「目標」 だと、後でやってきたDrは、そう言った。
本人も頑張っているのだから・・・


義母は喜んでくれているだろうか?

最先端の病院で最高の治療を受けることが出来て、
体中テープで管を固定されて、手も拘束されて
シワがなくなるほど水分を体中に貯められて

目が覚めたらベッドから起き上がれない生活を
余儀なくされると知ったとしても・・・。


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