九龍城街市の上の階

街市見物が大好きな私。ダイナミックに切られた様々な部位がぶら下がる肉屋さんや、
生々しいことこの上ない魚屋さんが、とりわけスリリングで楽しい。

ある日の夕方、九龍城街市に入ってみたら、食品を扱う店舗が殆ど閉まっていたため、上の階に上がり、
雑貨その他の売り場を覗いてみることにした。

客は私一人だけ。あまりにもローカル色が強く、写真撮影は少々憚れる感じがして止めておいたが、
オジサンが修理もやってくれる履物屋さん（靴屋と呼ぶよりこの方がしっくり）や、でっかなズロースが並ぶ
オバチャン御用達の下着屋さん、ミシンがけをしている洋服屋さん（もしかして仕立て？）等、
本当に「生活密着型」という感じで興味深く見入ってしまう。

驚いたのは、街市の中に２～３件のエステがあったこと。
我々の感覚では、雰囲気的に相容れないと思うのだが、香港人はそんなこと気にしないのね。

その内の一つ。料金やメニューはどんなものかと眺めていたら、後ろから他の店のおじいちゃんが
「月曜日は休みなんだよ～」と教えてくれた。





料金は、街の中より若干安め。面白そうだし入りやすそうだから、今度、試してみようかな。

次に、蔡瀾（チャイラン）氏お気に入りのフードコートに行ってみる。
ミルクティーでも飲もうかと中に入ると、殆どの店が閉店の片付け中‥。





さらに探検してみると、公共図書館を見つけた。





その向かいには体育館もあり、近隣住民が利用している様子が見える。

一番上のフロアは公共施設専用なのね。
そんなこともあって、九龍城の街市は、小奇麗で雰囲気が違うのかな。