国際交流のススメ

舞台芸術・海外公演に関する情報をニューヨークから発信します。

これって破壊ランナーの時の腹筋善之助とちゃうの??って

2010年05月31日 | アメリカ徒然日記
 



地下鉄Aトレインから7トレインへ乗り換えるために通るいつもの通勤路で気になるポスターを発見。

えー!!

これって惑星ピスタチオの“破壊ランナー”の時の腹筋善之助(豹次郎・ダイヤモンド)とちゃうの?
この髪型、この容貌、この立ち姿・・・
うーん、腹筋さんをアニメ化するとこんな感じかもって
僕の知ってる腹筋さんはもう15年以上前のものなんですけどね。
それに破壊ランナーの時は、競輪選手みたいな衣装だったけど・・・。
でもやっぱり、これってイメージ的にはまさに腹筋さん!!

これ7月にアメリカで公開される映画「The Last Airbender」のポスターなんですけどね。
「The Last Airbender」は2005年にパイロット版が放送されて以来、人気のアメリカ・アニメ。
今回はその実写版です。
ホームページで予告トレーラーが見れます。
なかなか面白そうですよー!

で、その並びに同じく同映画に登場する別キャラクターたちがフューチャーされたポスターも発見。
うーん、主人公が腹筋さんなら、この“水を操る美少女”はミラノちゃんで、
“火を操るノッポ”は佐々木蔵之介といった感じかな。
うーん、ちょっと懐かしいなあ・・・。


     





アメリカで体験する、イカすイカ釣り天国って

2010年05月29日 | アメリカ徒然日記
    


イカすイカ釣り天国に参加してきました!!
イカ釣りってー!!
まず、アメリカ人ってイカ食べるんかい??
いや、食べます!!
だいたい米国のパブの前菜の定番はカラマリフライ。
つまりイカのてんぷら!
意外でしょ?イカのてんぷらって・・・。
レモン絞って食べたり、カクテルソースつけて食べたりします。
でも、流石に刺身やイカの丸焼きなんかはねえ・・・
いえいえ、これもギリシャ人やイタリア人は大好物です!
ギリシャなんかイカメシそっくりの料理もあるぐらいだす!


   


でもイカ釣りなんて素人にできるんですかい?
心配ご無用!!
レジャー用の釣り船屋さんがあります。
船内には「メイト」と呼ばれるスタッフもいて
釣竿もレンタルできるし、仕掛けもセットして、トラブルにも対応してくれます。
今回持参したのは、クーラーボックスのみ。
だいたい、僕、釣りって人生で一回もやったことないし。
釣竿なんて触ったこともなかったからね。
唯一心配だったのは船酔い!
乗り物に弱いのですにゃー。
でもね、これも酔い止めで対策ばっちり。
大人2錠のところを3錠飲んだら口内炎できたけどね。
だってさ、隣のイタリアマフィアのおっさんは9錠飲んだっていうからさー
ちょっと心配になって、追加で1錠飲んだんです。


  


しかし、そんな心配は全く不要でしたー。
天候が良かったからでしょうけど、船はほとんど揺れず、快適に海の上を進んでいきます。
そして、夕日がとっても綺麗!
さらに日が沈むと、綺麗な三日月がー!
これを船上から見るだけども価値がありそうなー。





おっさんたちはかなり真剣です。
隣は強面のイタリア人マフィアのおっさんたち。
反対側はウェストチェスターから来たという、ひょろひょろの日本人駐在員。
その奥は中国人に韓国人・・・やっぱり魚食い系人種が多いようです。


 


おお!そして私もイカちゃんをゲット!
はっきり言って、テクニックもなんもない。
まあ、一応釣り方は聞いたけど、極々簡単なもので、あとはちょろちょとろ竿を上げ下げするだけ。
僕が釣れている間は他の人たちも釣れていたし、僕が釣れないときは他の人たちもそうでした。
むしろ、うまくイカの大群にめぐり合えるかどうかの、運と船長の腕が重要ですにゃ!


 


今回のイカ釣りは午後7時に出港し、30分で漁場に到着、午前12時半ごろに漁場を離れ
午前1時には港に戻るというもの。
なので、釣り時間は正味4-5時間と言ったところ。
料金は1人、釣竿レンタル込みで$40でしたー。
4人で50パイぐらい釣ったと思う。
$160+交通費でイカ50パイ・・・。
安いか高いかは知りませんが、アクティビティとしてはめっちゃ楽しかったし、
新鮮なイカはやっぱり、当然、美味しかったですにゃー!!
こんな変な魚も捕まったしー





って気持ち悪かったけど、隣の駐在の人が「これ、美味しいんですよ」というのであげました。


 


そして私たちは、今回イカ釣りに連れて行ってくれたしゅうちゃん家でイカ三昧をご馳走になることに!
イカ刺し最高!!


 


そしてイカのてんぷらに、炙り焼き。
しかし、何と言ってもすごいのが、沖で醤油たれに直接イカを漬け込んだイカの沖漬け丼!!
めっちゃ上手い!!!
にゃーーーーー!
しゅうちゃん、ご馳走さまでしたにゃー!





そして翌日はオフィスにイカのお土産です。
生のイカをクーラーボックスに入れて持参できるオフィスって・・・どうよ・・・
しかーし!!オフィスでは山本君がイカをさばいてくれました!!
わーい。わーい。
ということで、その日はご飯を炊いて、イカ刺しの昼食にしましたー。

でも、実はイカの食べ方で一番美味しかったのは、一夜干ししたイカをバーナーで炙ったものでした。
オフィスでさばいたイカのうち2枚を串刺しにしてオフィスで一夜干しに・・・。
翌日、いい感じに半生に干されたイカをちぎって、お菓子の焼き目を着けるバーナーで炙ると・・・
ああ、なんと芳ばしくて、深い味わい・・・

幸せいっぱい、イカいっぱい、なイカ釣りでしたー。
にゃほほほほほほほほ・・・・・・

年収1千万円以上を稼ぐ裸のカーボーイって

2010年05月27日 | アメリカ徒然日記



久しぶりにタイムズスクエアでネイキッド・カーボーイに会いました。
会ったと言っても知り合いではなく、彼が本業の裸のカーボーイぶりを披露している現場に出くわしただけですが。
彼の本名はロバート・バーク(Robert Burck)といい、ニュージャージー州に住んでいるそうです。
この日も当然ながら、白いブリーフにカーボーイブーツ、そしてテンガローハットにギターという
あまりにも有名ないでたちで、タイムズスクエアの人気者ぶりを発揮していました。

彼、昨年、ブルーンバーグNY市長の3選を阻止すべく、
市長選に立候補するはずだったのですが諸事情により断念。
が、そのときの届出に年収枠を記入する欄があり、彼の年収が周知されることに。
それによると、彼の年収は1000万円~2500万円の間で、
有価証券を50万円~350万円の間で所有しているとのこと。

この格好ですから、寒い冬の間はお休みするか、暖かい地方に巡業するしかないでしょうからねえ。
そう思うと年収1000万円以上は、そこそこと言えるのでしょうか。
そして、毎日何千人という女性を抱きしめ、抱きしめるだけでなく、
彼女たちからお尻を揉まれ・・・
写真のような若くて可愛い子ばかりなら最高ですがねえ・・・。

なんにせよ、お金儲けは大変です。
凶悪偽ミッキーよりは、人気者で稼いでいましたけどね。


 



偽ミッキーが路上でホットドックほうばる、アメリカのおおらかさって(3)

2010年05月23日 | アメリカ徒然日記



NYを歩いていると、物乞い(言葉が悪いですが)の人たちが良く話しかけてきます。
最初は意味がわからず、聞き返したりしていたのですが、今ではさっと無視です。
自分に話しかけて来る人を無視するのは、気分の良いものではないのですが、
話に付き合っても結局、小銭をせびられるだけで、良いことはなく、
まあ“君子危うきに近寄らず”で無視を決め込むことにしています。
でも、昨夜のように、ふいに話を聞いてしまうこともあります。
貰う側も様々考えているのですよね。

そうそう、最近出没しなくなりましたが、以前、グランドセントラル駅で、
アジア人専門に騙すおっさんがいました。曰く・・・
“自分は富士通の社員でDCから出張に来ている。しかし、財布を落としてしまって帰れない。$20貸しれくれないか”
というものです。
何人かは分かりませんが、東アジア系の顔立ちをしています。
が、富士通の社員にしては、シャツのエリは汚れてシワシワで、とても一流企業の社員には見えません。
しかも、週に2回も3回も財布落とすか?一時期、そのぐらいの頻度で彼をみたしね。

最近はボトルマンってのも見なくなりました。
これは紙袋にワインを入れて持ち歩き、観光客にぶつかって落として割り
弁償を迫るというものですが、当然、中身はカラからゴミみたいなものです。
ワインボトルの代わりにランチボックスってのもいました。
でもすでにかなり食べてるから、チキンは骨だけでしたけどね。

詐欺や恐喝ではないのですが、
最近良く見るのがミッキー、ミニー、そしてエルモなどの“凶悪着ぐるみ軍団”です。
タイムズスクエアなんかに良く登場しますが、
子供や観光客に手を振りながら近づき写真を一緒にとります。
そしてその後、カワイイ表情のまま、どすの聞いた声が着ぐるみの中から聞こえてきて

「チップ出せよ」と言われます。

ハリウッドのチャイニーズシアター前にもわんさかいましたが、最近NYにも登場しています。
この間なんか、お腹すいたのか、着ぐるみのまま、ミニーとミッキーが頭をはずして
路上の売店でホットドックを買って食べていました。
あのディズニーのトップシークレットにして、ミッキーはこの世に1人(1匹?)だけだからと、
絶対に同時間に別の場所であってもミッキーを登場させることのないディズニーなのに!!
路上でホットドックって!!!

でも、このゆるさ・・・そして猥雑さ・・・ちょっと好きです。


やたらに小銭をせがまれる、アメリカのおおらかさって(2)

2010年05月23日 | アメリカ徒然日記

本編とは全く関係ありません。  
あしからず・・・。


昨日深夜、58丁目と8アベの辺りを歩いていると男性から声をかけられました。
立ち止まって聞いてみると「洗濯したんだけど、25セントが足りない。2枚くれないか」とのこと。
見れば年恰好30歳ぐらいで、洗濯物を入れたカートを押している。

NYでは、自宅に洗濯機や乾燥機があるアパートは珍しく、
あっても建物の地下にコインランドリーがついている程度で、
それすらついていないアパートが山ほどあります。
しかも、コインランドリーは必ずクウォーター(1ドルの4分の1と言う意味で25セント硬貨を指します)が必要です。
しかも、1回の洗濯に私のアパートの場合、10枚必要です。洗濯機1台と乾燥機1台を1回まわす度に
20枚のクウォーターが必要になります。これ並大抵ではありません。しかも両替機なんてまずありません。
なので、必然的にニューヨーカーは25セント硬貨を集める習性がつきます。
そして、当然ですが、こまめに洗濯なんかできなくなります。
まめな人で週に1回、ずぼらな人で2,3週間に1回、さらには月1回なんて人も・・・
当然、巨大な洗濯袋をかかえてコインランドリーに行くはめになります。
湿った洗濯物は非常に重く、多くのニューヨーカーが車輪付きの洗濯カゴ、
ならぬ洗濯カーゴを購入することになります。

で、最初の男性ですが、その洗濯カーゴを押していました。
なので、かなりナチュラルに
「洗濯に来たけど、コインランドリーでクウォーターが足りないのに気がついて焦っているのね・・・」
と思った私はポッケから小銭を取り出しかけると、彼が
「あ、じゃあ、2枚、いや3枚、1ドルでもいいよ。」と言います。
ちょっと引っかかったのですが、まあ、3枚あるし、1ドルじゃあ意味ないから3枚あげることに。

その後、一緒にいた知人から「あんなのにお金あげるの?」と聞いてきたので、
「え、だって洗濯で困ってるんじゃないの?」と答えたのですが、
うーん、待てよ・・・ よく考えると、高級アパートが立ち並ぶあの辺で
真夜中に25セントを捜し求める男ってどうよ!
しかも思い返せば、洗濯カーゴにはジーンズやシャツなどがちょこっとしか入っていなかったし・・・

やられたかも・・・(次回に続く)