国際交流のススメ

舞台芸術・海外公演に関する情報をニューヨークから発信します。

コニーアイランドってどうよ

2009年10月19日 | アメリカ徒然日記
 

マンハッタンから地下鉄で行けるもっとも至近距離のビーチ、それがコニーアイランド。小さな遊園地と木造ジェットコースター「サイクロン」(アメリカではジェットコースターはローラーコースターと呼びますが)で有名な小さなビーチですが、7月4日のホットドック早食い競争でも日本人にはなじみがあるのではないでしょうか。小林さんという日本人が次元の違った強さで連続優勝していたのですが、ここ2年ほどアメリカ人参加者に破れ2位に甘んじています。来年も参加するのかな。上写真右にあるのは老舗ホットドック店「ネイサンズ」。

 

オーソドックスはホットドックと、トッピングでチリビーンズやサワークラフト、チーズなどを乗せたものが主流ですが、パンもちょっとトーストしていてそれなりに美味です。

が、コニーアイランドの魅力はなんといってもその胡散臭さでしょう。下写真は凶悪・偽キャラクター軍団。ミッキーとエルモが同席していて、3対目は得体がしれません。さらにエルモは背中のファスナーが半開きで中に入っている人間のTシャツが見えています。彼らは最近、タイムズスクエア周辺にも出没しますが、観光客に愛想良く近づき写真を取ります。その後、「写真を撮ったんだからチップ払え!」と愛らしいキャラにはまるで相応しくないトーンで迫ります。

 

そして下写真はカラフルなニシキヘビを抱かせて写真を撮るおじさんたち。この半ズボンにアメリカ国旗をあしらったTシャツのおじさん。いい味出してますね。まさにハリウッド映画のチンピラそのもの。かなり情けない殺され方をする役に多そうな、といっては失礼でしょうか。しかし、こちらはタイとかでもよく見かける商売ですし、最初から値段も決まっているようなので、お互い納得ずくで良いのでしょう。しかし、今時、ニシキヘビ肩から巻いて記念写真撮りたい人ってねえ・・・。まあまあ、人の趣味はいろいろですからいいのですけどね。

 

そして極めつけが下写真。これカラーボールと呼ばれるペイントガンをエアーライフルで撃って的にあてるゲームですが・・・なんと、よく見ると・・・的は人間です。バイト風のお兄さんがヘルメットにゴミバケツのふたのようなものを手に持って楯代わりにして障害物の間を動き回ります。ああ、なんというアナログさ!実物大・実写版・インベーダーゲーム?いや射的ゲーム。あまりのアナクロさにちょっと引いてしまうほどです。こういうのの元締めって・・・やっぱりちょっとでっぷりしたイタリア系のおじさんたちなのかなあ。あ~怖!

 

安心してください。コニーアイランドには家族で楽しめる娯楽もあります。下写真は小さな子供を水辺で遊ばせるお母さん。その横は・・・???金属探知機を持って金目の落し物を探しているおじさんですね。健康のための散歩と小遣い稼ぎの両得作戦ですね。さすが市民の憩いのビーチです。

  

いえいえ、コニーアイランドはこれだけじゃありません。ボードウォークと呼ばれるビーチ周辺の散歩コースには下写真のような懐かしい遊びもあります。下左はハンマーで台を叩くと強さによって目盛りボールが跳ね上がるというアメリカらしいゲーム(ゲームと呼べるか?)やレトロな釣りゲーム、そして下右のような青空カラオケまであるんです。写真はカラオケの挑戦する子供です。可愛いですね。取り巻く大人たちからも思わず笑みが・・・。

  

とまあ、色々面白さ満載のコニー・アイランド・ビーチですが、NYにお越しの際にはちょっと足を伸ばして立ち寄ってみてはどうですか?

 

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2 コメント

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魅力的ですね~ (まり)
2009-10-23 09:28:11
胡散臭い感じが素敵ですね。
穿った見方をするのが好きな私には「ドリームランド」的要素満載です。特に「人間インベーダーゲーム」。。。
何でもありな感じ。一度行ってみたいです!でも一度でいいけど。
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夏はいいですよー (管理人)
2009-10-23 13:03:44
夏はね、ボードウォークでビールのみながら
海をみたりして良いところですよー
ちょっと周辺の治安に難ありですが
あと海もあまり綺麗とは言えませんが
まあNYで一番近いビーチですからね

ははは、じゃあ、一度は行ってみてください
でも暖かくなってからね。
冬は日本海も真っ青なぐらい寂しい気持ちに
なってしまうかもしれないからね。

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