国際交流のススメ

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偽ミッキーが路上でホットドックほうばる、アメリカのおおらかさって(3)

2010年05月23日 | アメリカ徒然日記



NYを歩いていると、物乞い(言葉が悪いですが)の人たちが良く話しかけてきます。
最初は意味がわからず、聞き返したりしていたのですが、今ではさっと無視です。
自分に話しかけて来る人を無視するのは、気分の良いものではないのですが、
話に付き合っても結局、小銭をせびられるだけで、良いことはなく、
まあ“君子危うきに近寄らず”で無視を決め込むことにしています。
でも、昨夜のように、ふいに話を聞いてしまうこともあります。
貰う側も様々考えているのですよね。

そうそう、最近出没しなくなりましたが、以前、グランドセントラル駅で、
アジア人専門に騙すおっさんがいました。曰く・・・
“自分は富士通の社員でDCから出張に来ている。しかし、財布を落としてしまって帰れない。$20貸しれくれないか”
というものです。
何人かは分かりませんが、東アジア系の顔立ちをしています。
が、富士通の社員にしては、シャツのエリは汚れてシワシワで、とても一流企業の社員には見えません。
しかも、週に2回も3回も財布落とすか?一時期、そのぐらいの頻度で彼をみたしね。

最近はボトルマンってのも見なくなりました。
これは紙袋にワインを入れて持ち歩き、観光客にぶつかって落として割り
弁償を迫るというものですが、当然、中身はカラからゴミみたいなものです。
ワインボトルの代わりにランチボックスってのもいました。
でもすでにかなり食べてるから、チキンは骨だけでしたけどね。

詐欺や恐喝ではないのですが、
最近良く見るのがミッキー、ミニー、そしてエルモなどの“凶悪着ぐるみ軍団”です。
タイムズスクエアなんかに良く登場しますが、
子供や観光客に手を振りながら近づき写真を一緒にとります。
そしてその後、カワイイ表情のまま、どすの聞いた声が着ぐるみの中から聞こえてきて

「チップ出せよ」と言われます。

ハリウッドのチャイニーズシアター前にもわんさかいましたが、最近NYにも登場しています。
この間なんか、お腹すいたのか、着ぐるみのまま、ミニーとミッキーが頭をはずして
路上の売店でホットドックを買って食べていました。
あのディズニーのトップシークレットにして、ミッキーはこの世に1人(1匹?)だけだからと、
絶対に同時間に別の場所であってもミッキーを登場させることのないディズニーなのに!!
路上でホットドックって!!!

でも、このゆるさ・・・そして猥雑さ・・・ちょっと好きです。


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1 コメント

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私もゆるいの好きです (まり)
2010-05-24 11:24:24
それはゆるいですね~
日本ではディズニーの著作権ってかなりスゴくて、何も知らない幼稚園とかが子どもが喜ぶからと園の塀に偽ミッキーでも描こうものなら、それがわかるや否やデ社が塀を壊しに来るという「都市伝説」がありますよ。
NYには日本で言うところの「ゆるキャラ」くんとかいないんですか?エンパイヤーステイトビルくん…みたいな。いてもよさそうだけど。

以前、朝の通勤途中で大阪・西天満には似つかわしくない、どう見てもホームレスなおじさん二人が近づいてきて「すいません、電車代がなくて。。。すこしお借りできませんか」ととても丁寧に「物乞い」されました。その日はクリスマスイブ。あまり丁重さについ1000円出して「よいクリスマスを」と渡したら私が見えなくなるまで2人とも深々とおじぎをしてました。あのおじさんたち元気なのかなぁ。
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