今日は、Windowsマシンが動画圧縮の処理で明日の朝8時まで掛かりっきりになりそうな気配。
そこで、久しぶりに文章を書こうかと・・・。
現在ではPCといえばWindowsマシンかAppleのMacということになるわけですが、(Linuxもあるか・・・)
Macは独特の文化を作り上げ、多くはDOS/V、つまりIBM/PC、AT互換機の子孫ではないでしょうか。
少数派のMacはアップルコンピュータがハードとOSの両方を純正でそろえているのはかえって異端のように見えます。
しかしながら、時代をさかのぼればPCのメーカーがハードには必ずOSをそろえるというのは当たり前の時代がありました。
たとえ、CPUが同じでもPC本体メーカー毎に規格が違いました。(わざと違うようにしたと思われるものも・・・)
PC、パソコンをまだ「パーソナル・コンピューター」と呼んでいた時代、乱立する規格を統一しようとする動きがありました。
それは覇権を握り始めた日本電気、富士通、シャープなどに対抗して「MSX」という共通規格のパソコンが誕生しました。
それは実際、結果的にはうまく行かなかったわけですが、現在のPCのご先祖様であることは間違いありません。
そこで、Panasonicブランドの「MSX2 A1」のCMを紹介しようと思います。
それは、果てしない未来か、超古代か、異空間の世界か。
暗く、日の光も射さない重くたれ込んだ雲の下、突然、地面から煙が吹き出して山のような岩が崩れて現れる一人の戦士。
戦士の頭にはスコープ付きの兜と、腕には盾と大きなカニのようなハサミが付いています。
さらに、地響きが続き地割れが起こり岩に浮き彫りにされるPanasonicの文字。
その地面の裂け目から現れる、その緑色の戦士は地面にはい出して立ち上がるとさらに、・・・
なんと、尻尾まで付いている。
そこで、ナレーションは語ります。
「ゲームがすごい、パソコン通信がすごい。 MSX Panasonic A1」
この機種はキーボードと本体が一体型で、CMを見る限りマウスはないようです。
モニタはたぶんこの当時ですからビデオ端子でテレビに接続していたんでしょう。
このTV-CMは今から22年前の1987年に録画されたものですが、この当時からやりたいことってあまり変わってない気がします。
大画面テレビにPS-3を繋いでゲームをするとか、PCオンラインRPGゲームをするとか・・・。基本的ベクトルが変わっていない。
その1、「テレビにつなぐ」(某電信電話会社のCMで、「テレビでネットも出来るっていうじゃん」とか、携帯電話にワンセグがついてたり。)
その2、「ゲームができます。」(今では携帯ゲームが全盛、PSP、DS、携帯電話)
その3、「パソコン通信ができます。(今でいう、インターネット、携帯電話)」
今は何でも、携帯電話ですね、もし携帯電話が使えなくなったらどうなるんでしょうか。日本では爆破テロなんかしなくても携帯電話の電波を止めただけで大混乱でしょう。日本人にはそっちのほうが精神的ダメージは大きいかもしれないねぇ。
それにしても、作品は全編SFチックな仕上がりで、戦士のアップ映像は俳優さんが特殊メイクをして撮影しているという他に、尻尾の生えた緑色のトカゲのような動きはおそらくストップモーション・アニメーションではないかと思います。金かかってるんじゃないか、パナソニックさん。(1987年といえば「バブル景気」のまっただ中ですからね、経営に堅いとされる松下さんも予算が出たんでしょうか?)
動画のURLはこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=JCRA-hEp0yA
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