「アンマーとぼくら」
著者 有川ひろ
ふらふら度★★☆☆☆
20230425火→20230722土
読書歴30余年、1015冊目の読破である。読了まで約3ヶ月かかりました。「Nintendo Switch」でダウンロードしたゲームを2タイトル続けてやっていたのと、コロナに罹ったせいで、間の2ヶ月半ほど読書が停滞していたのだ。ゲームをやると、途端に読書意欲が失せてしまうんだよねェ。上手くセールを狙えば、お得な価格でダウンロードできるから、ついつい…。
他にもやりたいゲームがチラホラあったけど、読書意欲を復活させるべく、「Nintendo Switch」を封印。最低でも年間20冊は読破したいからなァ。で、読書を再開。読書停滞前に4割ぐらい読んでいたが、しっかり覚えていたのでサラッと物語に戻ることが出来た。有川浩さんの著作は、10冊以上を読んでいるけど、有川ひろさんにペンネームが変わってからの作品は初めて。
ペンネームが変わっても、相変わらず文章が上手くて読みやすい。本当に読み心地の良い作家さんだ。北海道と沖縄を舞台にした家族の物語は、ファンタジックでノスタルジー。子供のような父と、病で早世した母との思い出が詰まった北海道。子供のような父と、新しい母親との戸惑いの日々の沖縄。そして、大人になった息子の後悔と決意…。
子供のような父が物語のキーパーソンなんだけど、シンプルに嫌いなタイプなので、正直、苛々した。少年の心を持った大人、って聞こえはいいが、ただのワガママ野郎だからねェ。憎めないトラブルメーカーってヤツ? こんな子供のような父の死んだ妻と再婚した妻が、とても素敵な女性なので、更に腹がった。良いお話なんだけど、なんかピンと来なかったなァ。
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