「SISU/シス 不死身の男」
2022年 フィンランド
監督 ヤルマリ・ヘランダー
出演 ヨルマ・トンミラ アクセル・ヘニー
映画館(字幕) T14H1
ふらふら度★★★☆☆
11月3日に観た映画を振り返る…。映画チラシに惹かれ、大した事前情報もなしにシネコン鑑賞。ジャケ買い的なノリである。8月に観た「イノセンツ」と同じパターンだ。「イノセンツ」は、中々の掘り出し物だったからなァ。「イノセンツ」は、ノルウェー映画で、この「SISU/シス 不死身の男」は、フィンランド映画。うーん、北欧エンタメが熱いねェ。
ここ最近、メンバーズデイやポイント消費などを利用してのシネコン鑑賞が続いていたので、久々のレイトショーだったが、知らない間に値上がりしていて、ちょいガッカリ…。シネコンが普及し始めた頃のレイトショーは、1200円だったじゃん。それが、1300円、1400円と数年ごとに値上がりして、遂に1500円か…。コロナ禍とハリウッドのストで映画業界も世知辛い…。
とにかく、久々のレイトショーである。関東の外れにあるシネコンのレイトショーは、大抵、ガラガラだ。時には、一人でシアター独占することもある。エグゼティブシートに踏ん反り返り、映画を満喫するのだ。が、そこに恐怖の大魔王が降臨した。右隣に、巨漢の中年男が座ったのだ。普通の席よりも隣との間隔が広いのに、巨漢の息遣いがチョー煩わしいッ!
ただ座っているだけなのに、どんだけ息が荒いんだ。巨漢の息遣いが腹立たしくて、映画が始まっても集中できなかった。逆に言えば、巨漢の息遣いが気にならないほど夢中になれる映画ではなかったわけで…。とんでもなく強い老兵が、ナチスの部隊と大した武器も持たずに戦う、B級テイスト満載なアクション映画なんだけど、イマイチ、迫力に欠けるんだよなァ。
とんでもなく強いジジィの映画と言えば、「マチェーテ」と「ドント・ブリーズ」だ。この映画は、「マチェーテ」ほどブッ飛んでないし、「ドント・ブリーズ」ほどスリルもない。そこそこ面白かったけど、なーんか中途半端だった。フィンランド人もナチス兵も、なぜか英語ばかり話すし、なんだかねェ。もうちょい振り切って、派手に暴れて欲しかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます