カフェオレ色の午後

見ているだけで幸せな気持ちにしてくれる
大切な猫たちと過ごす大好きな時間

救った命に込められた愛

2011-03-02 23:45:17 | 愛しのレオ
 
レオ、レナちゃんが泣いてるよ。
レオはここだよって教えても寂しくて泣いてる。


2年前の3月、レオにしては珍しく食欲が落ちたので病院へ行きました。
高齢になるといつかは腎不全に・・・とある程度の覚悟はしていましたが
まさか心筋症もとは思いも寄らない診断結果にショックを受けました。

レオの場合、心筋の一部が厚くなり始めていて
その為にポンプの役目である心臓の容量が小さくなり全身に送り出す血液量が減少、
腎臓にも血液が不足して機能が低下している状態でした。



2年近くも、嫌がりながらもレオはちゃんと飲んでくれたね。

左から
メルクメジン(球形吸着炭)=尿毒症の原因となる毒素を吸着
ワルファリン = 血栓防止
タツジピン  = 血圧降下剤
コロヘルサー = 血管拡張剤


食欲も戻り療法食とこの4種類の薬で去年の夏までは落ち着いて過ごしていました。


【11月2日 体重3.6kg】

心筋症の重要な症状について、先生からよく
「開口呼吸してないですか?(呼吸困難)
 動きが活発じゃなくなったって事はないですか?(運動機能の低下)」


と尋ねられましたが、幸いにもレオにはそんな症状はありませんでした。
それは腎不全が悪化した去年の9月以降も変わらず
「ただ、本当に食べられないだけなんです・・・」


レオの様子を見ながら皮下点滴と吐き気止めや整腸効果のある注射も続けていました。
少しでもレオが食べてくれればとドライもウェットもいろんなフードを試しました。


【11月9日 体重3.5kg】

そして少量の焼かつおを食べるだけだったレオが
やっと食べてくれるカリカリが見つかったのは11月になった頃。
少量なのは変わりませんでしたがそれでも体重の減少はやや緩やかになりました。


太くて短いレオの手、少し細くなったかな?

他にも食べてくれるウェットが何種類か見つかり
とにかく食べてさえくれればという思いでこの時はホッとしました。


【11月19日 体重3.5kg】
何でもないただ3匹一緒の光景が嬉しかったよ。

レオが一時的にしろそんな安定した状態にならなければたぶんなかったと思います。
リサを保護するなんてコト・・・



きっとレオは知ってたんだね。

あれは10月の半ば、リサに初めて会った時
「今日ね、片脚がない猫ちゃんに会ったんだよ」
家に帰ってからそう言っただけだったのに。

レオの具合が悪いのに保護なんてするつもりなかった。
でも私がリサの事を心配してるってレオは気付いてたのね・・・

だから自分が少しでも元気なればって思ったの?



うちに来てまだ6日目、
まるでレオに「ありがとう」とリサが寄り添ってるみたいでした。


【11月27日 体重3.4kg】

ライとはあんなに仲良く遊ぶけどこうやって一緒に寝る事は未だにありません。

きっとリサも分かってたのかな・・・
自分がこの家に来られたのはレオのおかげ、レオに助けてもらったんだって。


【12月3日 体重3.3kg】
上から見ると腰の辺りがペッタンコになっちゃったね。


リサの命を救った事で私はそれ以上にリサに救われています。

今もそうですが闘病中も暗くなりそうな我が家をリサが明るくしてくれました。
リサの生命力の強さにはレオだってまだ・・・と励まされました。

そしてレオのいなくなった今、その寂しさをリサがどれだけ紛らしてくれてるか・・・


レオ、ありがとうね。
リサを私のそばに導いてくれてありがとう。
レオの優しさ、レオの愛を感じるよ。

そしてこれがレオの返事なの?
レオがうちへ来た時からずっと、何度も尋ねてたよね。

「レオは幸せ?お家に来て良かった?」

「幸せだったよ^^だから今度はリサを幸せにしてあげてね」
レオがそう言ってる気がする。









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