カフェオレ色の午後

見ているだけで幸せな気持ちにしてくれる
大切な猫たちと過ごす大好きな時間

野良猫の出産立会い 

2008-10-08 09:01:34 | 実家の猫たち
ミックを引き取って1年後、
野良猫のびっこちゃんはまた妊娠していました。


     噴火災害の後、工業団地の中には
     一時期「仮設住宅」が建てられていました。

     被害を受けたのは人間ばかりではありませんでした。
     仮説住宅が撤去された時、
     工業団地の中には野良になった犬や猫が増えていたのです。



私の会社の周辺も例外ではなく
びっこちゃんも他の野良猫たちと一緒に毎日ご飯を食べに来ていました。


他に人がいないと事務所に入って来て足元で寛いだり
その頃にはすっかり慣れていました。

大きくなったお腹は3本足で歩くには重た過ぎるようで
一日の大半を私のそばで過ごす事が多くなりました。


もういつ産まれてもおかしくないと思っていたある朝、
甘えてくるのにご飯を食べようとしません。
陣痛だと直感しました。

でもびっこちゃんはどこで産むつもりなのか
出勤した私の後をついて回り離れようとしないのです。

野良猫に限らず普通は、
猫は人目に付かない所に篭って出産するのだと思っていましたが・・・

仕方ないので新聞紙と新しいタオルを敷いた箱を
事務所の前の車庫の片隅に用意してやりました。

でもびっこちゃんは何度箱に入れても
事務所のドアの前に来て鳴くのです。

   『ここを開けて 中に入りたいの』 そう言ってるみたいでした。

根負けしてドアを開けると
まるでそこに決めていたかのようにソファの上へ・・・


横になってすぐ、びっこちゃんの呼吸は大きく早くなり
明らかにもうすぐ産まれるのだと分かりました。

だんだん苦しそうにいきみ始め、私は
「びっこちゃんがんばれ」
そう言わずにいられませんでした。

頭が見えてきました。
痛いのか舐めようとしたり、いきもうとしたり・・・
苦しそうなびっこちゃん。

頭が出て来て、そして大きくいきむとツルンと
1匹目が産まれました!

なんと私が会社に着いてわずか20分後。
我慢できるものなの?
私が来るのを待っていたかのように
そんな産むのを調整できるの?!
びっくりでした。


片足がない不自由な体で出産をするには
私の近くが一番安心だと判断したのでしょうか。

野良猫なのに私を頼り、
私の目の前で子猫を産み落とす事を選択したびっこちゃん。

出産はまだ始まったばかりでした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして! (たっちー)
2008-10-09 01:03:57
僕のブログにコメントをいただきありがとうございます。
子ネコかわいいですねぇ~
しかし出産とはめずらしい場面に遭遇しましたね。
過去記事も少しずつ読ませていただきますね!
今後ともよろしくお願いします!
返信する
たっちーさんへ (ばぁや)
2008-10-09 08:50:49
早速遊びに来ていただけたなんて感激です!
こちらこそよろしくお願いします♪
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