カフェオレ色の午後

見ているだけで幸せな気持ちにしてくれる
大切な猫たちと過ごす大好きな時間

来世の約束

2011-09-03 22:45:17 | 愛しのレオ
 
2月4日(金)

その前の週末は寒波がやって来て大荒れのお天気でした。
そしてまた次の週も雪の予報だったのに
最後の週末はポカポカと暖かい穏やかな陽射しに包まれていました。

レオはもう僅かにウェットフードのスープを舐めるだけで
1日に病院へ連れて行った後もそれは全く変わりませんでした。



二、三歩ずつ歩いては座り込みながら・・・
それでも自分でおトイレに行ったりベランダに出たがるレオを抱っこして
行きたい場所へ連れて行ってやりました。




2月5日(土)

帰宅すると出かける前とは別の部屋で寝ていました。
夜も起き上がって水を飲みに行こうとしました。

この日までは何とか自分で動いていました。




2月6日(日)

お休みだったので一日中レオのそばにいるつもりでした。
横たわるレオの隣で縫い物をしたりしながらずっと話しかけていました。

あんな事があったね、こんな事もあったね・・・
覚えてる? レオ 



一緒に寝ようとするのを「レオがきついからダメだよ」と止めさせても
レナは片時も傍を離れようとしませんでした。

夜、目を覚まして顔を上げた時に「レオここだよ、ずっといるからね」
そう言った私の顔を真っ直ぐに見て安心したようにまた眠りました。

だけど後で思えば、その時は既に昏睡状態だったのかもしれません。



もう顔を上げる事も目を開ける事もありませんでしたが、時々「レオ?」と呼びかけると
前手をクニッとして私の指を握り返してくれました。
薄れていく意識の中で、それでも声は聞こえていたのだろうと思います。


夜中、何時頃だったか。

もう幾晩もそうしているように横でそのまま眠っていた私は
レオにくっ付こうとするレナの動きで目が覚めました。

「ダメよレナちゃん」

見るとレオが少し口を開けて呼吸していたので
友人に教えられて準備していた携帯酸素を使いました。
鼻と口にマスクを当ててレオの呼吸に合わせてシューーっと。

のん気な私はこの時まだ思ってもいませんでした。
携帯酸素が2本しかないから明日また買っておかないとなんて考えていたくらい。



次第に呼吸の間隔がだんだん長くなっていきました。

そしてある時、酸素を口元に当てたまま次の呼吸を待っていても
もうレオが息を吸うことはありませんでした。

・・・まさか?・・・ レオ!


2月7日午前3時40分。

私がずっと不安で恐れていた瞬間を
レオはほんの欠片もそんなの感じさせずに旅立ちました。

なんてレオらしい最期、優しいレオ。

レナちゃん好きなだけくっ付いていいよ。
レオね、もうきつくないって・・・




夜が開け、レオはそこに眠ってるだけのようでした。
痩せてしまってはいたけど毛並みも綺麗なまま。



柔らかくてふわっとしているレオの毛、お陽さまの匂い。
何度も、何度も撫でました。



レオを見送る為の花を選んできました。
一緒に過ごす最後の夜。



レオの体はもうすっかり冷たくて硬くなっているのに
それでもレナはいつものように寄り添っていました。





レオ ありがとう
15年間 一緒に過ごしてくれてありがとうね

レオみたいに穏やかで優しい性格の猫は初めてだった
これから先 もうそんな猫には出逢えないと思う

愛してるよレオ 来世で逢おうね


みんなを愛し みんなから愛されたレオ

だからね きっと来世では神様が
レオを人間に生まれ変わらせてくれるはず



必ず来世でも巡り逢おうね

約束だよ レオ

ずっと 愛してるからね









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