ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

ツチノコも怒ってる!

2008-01-18 16:47:20 | Weblog
【画像の説明】
 
 今日は予定していた山本素石氏の名著「逃げろツチノコ」の検証第一日目を予定していましたが、昨夜放送された「アンビリーバボ」に憤慨したため本日はその問題に終始したいと思いますので御了承ください。

 憤慨した理由は、自分の登場時間が少なかった、というような私的な事ではない。ご覧になられた方は、あの再現ドラマ仕立てのツチノコ飼育観察シーンを思い出していただきたい。
 その内容を概略すると……

昭和17年、長野県蓼科方面で軍の施設を建設中、その現場から一匹の不思議な生物が掘り出される。これを当時の化学研究機関が入手して極秘裏にその解明を始めると、徐々にその生物の全貌が明らかになり、古来から日本に生息する「野槌」だと決定づけられる。観察の結果、野槌は夜行性であり深夜から明け方までしか巣穴から出ない事が分る。そして研究に携わった化学者たちは、マムシと同様の毒を持ったクサリヘビ科の蛇である事を知り、しかもマムシから分岐し地中生活を主とする事まで突き止めるに至る。更には尻をバネにして数十センチもジャンプしたり、蛇行せず直進的に移動するといった、ツチノコ本来の特性を記録に留めるのだった。しかし、翌年には飼育中のツチノコの死亡が確認され、それまでに生体写真を撮っていたので、死亡したツチノコの骨格標本を作って研究の最後の仕上げとするのだった……。

 という流れが、昨日のアンビリの再現ドラマによる話の概要だ。しかし、これには原作がある。今から5年ほど前に碧天舎という自費出版専門の出版社から刊行された、「ツチノコ」という本が原作となっているのだ。敢えて原作というのは、この本に書かれている内容がフィクションであるからだ。著者に言わせればノンフィクションだと反論するであろうが、書いた本人は公の場には姿を曝す事のないまま数年が経過しているのである。しかもツチノコの生体写真や骨格標本、果ては当時の観察記録をも所持しているのに出てこない。これではすべてが贋作の塊りとみなされても文句の言いようもあるまい。
 化学者がなぜ生物学に手を染めるのかも不思議な話だが、兎にも角にも不思議だらけの本なのだ。私はこの本をフィクションだと看破して喜んでいるわけではない。ツチノコに誤解を与えかねないから嫌っているだけだ。
 ところがである。昨年の11月にアンビリ製作スタッフからツチノコの特集をやるからと出演を請われた私は、その担当者のN氏と自宅近くの喫茶店で落ち合い、ツチノコの資料を渡し更には知ってる限りのツチノコ論の薀蓄を語り、揚句の果てに言った事が、木之倉茂の書いた「ツチノコ」という本だけは信じてはいけない、であった。
 それにも拘わらず、昨日の放送では再現ドラマ風にメイン扱いとなって放送されていたのだから、私が憤慨しても不思議ではないはずである。正直な話、私はあの「ツチノコ」という本をわざわざ出版元まで買いに行き、出版担当者とも話をし、ぜひ著者に会わせて欲しいと願い出た経緯さえ持っている。勿論、私の願いは聞き入れられはしなかった。不審に思った私はテレビ局の取材と偽って電話まで入れたのだが、担当者は著者の意向で取材は断ると突っぱねてきたのである。この時点から私の詮索が始まったっという訳である。
 
 このブログの9月27日付け記事でも指摘していたように、木之倉茂なる人物が碧天舎という出版会社から出した「ツチノコ」と題した本は、読み物としては面白いがフィクションである。この本の副題はいかにも実話的に謳っているが、そのセンセーショナルな内容とは異なり、掲載写真の疑問や著者の正体への疑問等、とても尋常とは思えないのである。その疑問を並べてみた。
 
第一の疑問は、出版社が倒産したからといって、なぜ著者が現われないのか?

第二の疑問は、なぜ木之倉なる人物は自主出版専門の碧天舎から出版したのだろうか?
 
第三の疑問は、昭和17年という国家非常時の最中に、化学者チームがツチノコの研究に没頭する必要があったのか? 

第四の疑問は、掲載されているツチノコの生体写真や骨格写真が作り物に見えるのは何故か?

第五の疑問は、需要が有るにも拘わらずどうして再版を重ねなかったのか?

第六の疑問は、ツチノコに関して素人のはずの著者が、何故その生態に詳しいのか?

★その他にも些細な疑問点は幾つも有るが、まずはこの六点が納得のいかない部分である。言い換えるなら、こんなに疑問点があること自体が不自然である。

 そこで、この六点を私的に推理してみると…

第一の疑問に関しては、著者自信が碧天舎と関わりを持つ者で、フィクションだと知れる事を避けるために名乗り出ないのであろう。

第二の疑問の真相は、おそらく碧天舎の企画によるためであろう。もし木之倉の保有する資料や写真が本物であるなら、大手の出版社へ話を持ち込めば好条件で飛びついてきたはずだ。

第三の疑問に対しては、話を面白くする目的と、戦時中の生き証人が現われなくても読者は当然だと考えるのではないか、という理由からであろう。現に、文中に登場する関係者はすべて音信不通もしくは他界しているのである。軍属であった研究者たちにしては不思議な末路である。しかも関係者の末裔と名乗るのは著者だけというのは出来すぎだ。

第四の疑問については、飼育中のツチノコは夜行性で日中は姿を現さないと本文中に書いてあるにも拘らず、生体写真は通常の明るさで撮られている事が不自然である。また、マムシから枝分かれした生物と書いておきながら、骨格写真には蛇族特有の細かい肋骨が皆無なので笑える。あんなに強靭な肋骨を持った生き物が、どうやって土中深くで生活できるのだろうか。土砂に圧迫されたら骨が折れてしまうではないか。

第五の疑問については幾つか考えられるが、予想以上の反響があっため自粛せざるを得なかったのだろう。つまり、フィクションであることが徐々に露呈し始めたからだと思える。流石に胸が痛んだのか?

第六の疑問について考えられる事はただ一つである。この本を書き下ろす為には、ツチノコに対する予備知識が必要だったからに他ならないはずだ。誰がゴーストライターとして書き上げたかは知らないが、木之倉茂という著者は存在しないであろう。本文中でも書かれているが、たまたま祖父の遺品の中からツチノコの飼育資料を発見したとなっている。それなのにツチノコマニアでも及びのつかない説明を成しえる事が出来たのは最大の疑問ではなかろうか。この矛盾は見逃しがたい部分である。

 そんな訳で、またまたテレビへの不信感が噴出してしまいました。遂に危惧していた事が現実となってしまいました、という事だろう。とは言っても、取るに足らぬ、くだらない事かもしれません。そう思う事で、すべてを忘れることにします。それにしても世の中は良くしたもので、悪い事の後には良いことが有ると言います。下のお知らせをお読みください。
 
 
■ お知らせ ■
以前から告知していたツチノコのDVDが付録にセットされた「未知動物の特集本」の詳細が分かりましたのでお知らせ致します。

Million Mook16
誌名:「UMA未知生物衝撃映像」
発行:ミリオン出版
価格:830円
発売日:2月12日
体裁:オールカラー64ページ(平綴じ/B5判)
全国のセブンイレブンで限定発売

※既にyoutube上に予告が流れております。 ↓ 興味をお持ちの方は是非どうぞ。

http://jp.youtube.com/watch?v=QvQjZ5L3a_c

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