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ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

■ 海外のツチノコ/前編 ■

2008-03-23 17:23:17 | Weblog
【画像の説明】

上掲した画像は、いや、イラストと言うべきモノは、1960年代後半に描かれ雑誌に載った挿入画である。それこそ南山宏先生や黒沼健先生方が、一手にUMA界を牛耳っておられた時代だ。かの「大陸書房」華やかなりし頃だ。その頃はまだUMAという名称は誕生しておらず、未確認生物だとか未知動物といった言葉は出来立てのホヤホヤだった時代なのである。そのため「怪生物」「怪獣」「怪物」というように、未知なる生物は総て「怪」の字で表現されていた。当時の記事を読むと、お決まりのように「現在、真相を究明中」と、ご期待下さい形式の文末で終わっているのも特徴だった。
当時(1960年代)、少年向けの雑誌などは怪獣怪物のオンパレードで、世界中が怪生物に席巻されているかの如き印象さえ持たされたほどだ。試しに http://kyoto.cool.ne.jp/666_monster/title.shtml をクリック願いたい。このサイトはレトロなパーツを集めて構成されていて、その中に「帰ってきた世界の怪獣」という項目が有る。ここが凄いのだ! 怪獣の宝庫とでも言うぐらい数多の怪獣が目白押しなのだ。ところが、そこに書かれている怪獣または怪生物の類が、40年以上経た現在どれ一つ解明されていないのである。ご一読され、「ガセ情報だったのか」と苦笑されて当然ではあるが、そこがUMAのUMAたる所以であって、計り知れないロマンの源泉なのだ。
そんな古の怪獣目撃談の中に、上掲の挿入画が混じっていたのである。両者共にツチノコのイラストを模写したのではないかと思うほど、ツチノコにそっくりである。ところが、この絵の描かれた1960年代にはツチノコはまだまだ世間一般には浸透しておらず、イメージを伝え聞いたにしても上掲2点のようには描けなかったはずだ。この2点の挿入画は、それぞれ異なった場所で目撃された生物で、左は「謎の怪蛇」と題され、右は「空を飛ぶ怪ヘビ」というタイトルになっている。
では、これらの目撃談を交えながら、海外のツチノコに似た怪生物について語ってみる。

【海外のツチノコ事情】

■ 謎の怪蛇/モンゴル ■

モンゴルの面積は日本の約4倍、内モンゴル自治区の面積も日本の約3倍の広さが有る。広大なだけに、さも多くの怪獣目撃談が有りそうだが、意外に少ないようだ。

上掲した左の挿入画は、1968年2月末にモンゴルのボドウーラ山中において、森林労働者によって目撃された謎の怪蛇である。つまり40年前ということになる。
森林伐採作業中に猛毒を持ったヘビが空から襲いかかって来て、複数の作業員がこのヘビに咬まれたという。そしてバタバタと死んでいったというのである。その毒蛇は太さ3㎜、長さ5cmほどの毒牙があり、背中は青黒く腹部は真っ赤であったそうだ。捕獲された一匹の毒蛇は、モンゴル国内の2ヶ所の研究所が共同で研究に当たっているということだが、その後数十年を経ても研究結果の詳細は明らかにされていないのである。
突如、降って湧いたような毒蛇の襲撃談だ。ほとんど与太話に近いような気もするが、それに似た事件を外電が伝えたか、モンゴル内で発行されている雑誌に載っていたものを転載したのであろう。だが、前後に脈絡を持たない単独事件は、信憑性に欠けるものが大半である。
この事件の記事を読む限りでは、空から猛毒を持ったヘビが襲い掛かってきて作業員に咬みつき、作業員が死亡したという記載のみで、毒蛇の体形には触れていない。それにも拘らず、どういう理由でツチノコそっくりの挿絵が誕生したのか疑問を持った。
この挿絵を描いた方は、空を飛ぶ蛇をイメージした結果、平たくて太短い蛇を連想したとしか思えないのだ。先述したように、この記事が書かれた頃はまだツチノコの存在は一部の人にしか知られておらず、仮にその存在を聞いていたにしても「平たい」というイメージは湧かないはずだ。何故なら、初期のツチノコに関するイラストの類、或いは目撃者によって描かれたイラストの殆どが、地べたに這いつくばっている状態で、ビール瓶や丸太ン棒に頭と尻尾を付けた程度のものだったからだ。「平たい」ツチノコを描いた最初の人は矢口高雄先生ではないだろうか。それこそ矢口先生のお描きになられた「幻のバチヘビ」と、上掲の挿絵は酷似しているのである。
画像や挿絵から受ける影響によって、ただの毒蛇もツチノコに転じかねない事を改めて認識させられた。
だが、もしかしたらツチノコ型の毒蛇だったのかも知れないと、心の片隅で願望している自分を発見し、ただただ情けなく思っている。

事の序に同じモンゴルで噂の高い「オルゴイコルコイ」という怪生物を御紹介しよう。


■ モンゴリアン・デス・ワーム ■

モンゴルの砂漠地帯の住民たちに、オルゴイコルコイは古くから知られている怪物だ。近年になって、その摩訶不思議な目撃体験談を伝え聞いた研究者たちによって小規模ながら調査が実施され、「その存在はほぼ確定である」というお墨付きを頂いたUMAである。英語で「モンゴリアン・デス・ワーム」という恐ろしい名称を持つこの怪生物の形状は、手足が無くイモムシかミミズのようで、体長は1m前後である。常に土中に潜み離れた場所にいる獲物に対し毒液をふっかけ、或いは電気ショックを与えて息の根を止めるといった特技を持っている。要するに、毒吹きコブラと電器ナマズを足したような怪物だ。
近年、かなり話題になっているだけに、そのうち捕獲され正体が曝されるのではないかと期待できるUMAである。
一時期、ツチノコの一種ではないかと騒がれたが、オルゴイコルコイに関しては爬虫類ではなく、表皮の硬い環形動物ではないかと想像されている。


■ 牛を倒す怪生物/ベトナム ■

小学生の時、床屋で読んだ雑誌に書かれていた記事なので詳細は忘れたが、以下のような内容であった。
『ベトナムの水田地帯には不思議な力を持ったヘビがいる。大きさは50cmほどで太く短い体形で、水田の泥土に穴を掘って棲息し、穴の近くを通りかかる農耕用の水牛を一瞬にして弾き飛ばす』
という概要であった。
この話を読んで「どうして小さな生き物が牛を弾き飛ばせるのか?」と、妙に感心した事を思い出す。今になって考えれば、これも前出のオルゴイコルコイと同じように電気放電によるものではないだろうか?
高電圧に触れた瞬間、体が吹き飛ばされるシーンを映画で観た事が有る。実際にそうなるとしたら、ベトナムの水田には電気ヘビが生息しているという事になる訳で、電気ナマズや電気ウナギが存在するのだから、同じような体形をしたヘビが電気を放っても不思議は無いと私は勝手に解釈してしまうのだ。
この雑誌を読んで40年以上経過しているが、これまた後日談を耳にしていない。だからUMAなのだ、と言ってしまえばそれまでだが、真偽を探求しようと思ってもベトナムは遠すぎる。

■ 空を飛ぶ怪ヘビ/アマゾン上流 ■

1964年12月、アマゾン上流のジャングル地帯をイギリスの動物学者が三人で珍獣の調査にやって来た。たまたまアルマジロの捕獲に夢中になっている間に荷を乗せた馬が消え失せてしまった。三人は豹の仕業に違いないと、武器を携え付近を探し始めた。案の定、大きな豹が木の上に居る。          三人が一斉に銃口を向けた時、頭上で不気味な音が聞こえてきた。空を見上げた三人は腰を抜かさんばかりに驚いた。それもそのはずで、真っ黒い数十匹のヘビが音の正体だったのだ。            その黒いヘビたちは一様に体をくねらせながら飛んでいて、長さは1m20~30cmで幅が5cmほどの平べったい体形だった。やがて黒いヘビの集団は体を真っ直ぐに伸ばしステッキ爆弾のように急降下すると、木の上にいる豹へ襲いかかったのである。暫くの間、豹と黒ヘビの死闘は続けられたが、数で圧倒する黒ヘビ軍団の猛攻に屈した豹は、ドサリと地面に落ちて息絶えたのだった。               この一部始終を見守っていた三人だったが、このヘビを捕獲しようと動こうとした。この瞬間、黒ヘビの群れが三人に襲いかかって来た。驚いた三人はライフルを発砲しながら逃げ出し、事無きを得たという。
いやはや…これも「帰ってきた世界の怪獣」に載っていた話だが、空中を飛ぶ1m20cmで幅5cmの平べったいヘビと言えば、思わずツチノコを連想してしまうような具体的数値である。アマゾンにツチノコの棲息できる環境があるなら存在していて不思議には思わないが、この「空を飛ぶ怪ヘビ」という奴とツチノコの大きな相違点は、集団行動であろう。ツチノコは単独行動を習性とし、集団で群れている姿を目撃された事は未だ嘗て皆無である。そう考えるとこの話は、樹上に集団で巣を作るヘビがいて、たまたまその木によじ登った豹が襲われたのではないかと疑いたくなる。そして、目撃した三人の動物学者の話が誤って伝えられた、という解釈は如何なものか? そんな風に考えでもしないと、ヘビが空を飛ぶという凡そ引力を無視した話には付き合いきれないからだ。                        いずれにせよ、空を飛ぶという表現は誇張されて伝えられたと思えるのだ。それにしても、この話のために描かれた挿絵は誰の作か知らぬが、驚くほどツチノコに似ているので感心させられる。ちょっと長さを詰めればツチノコそのものといった具合で、本当にこういうヘビが存在するのではないかと思わせる。                               この話を半分でも信じるなら、アマゾン上流にツチノコそっくりのヘビが棲息しているというロマンの花が咲く。果たして真実は如何なものか、これも後日談が無いために闇の中である。       ただ……滑空能力のあるヘビは胴体が平べったいのだと、この話を読んで唯一参考になった。


■ タッツェルヴルム ■

古来からヨーロッパでは伝説的に「タッツエルヴルム」の名は知られていたという。それぐらい有名な怪物なのだ。ところが、有名ではあっても未だにその正体が爬虫類なのか、両生類なのか、ほとんど詳細は不明で、その姿はツチノコと比較される事が多いという特徴をもっている。つまり、ツチノコによく似た形をしたUMAということだ。
この「タッツエルヴルム」という名は、ドイツ語で「足の生えた虫」とか「鍵爪を持った虫」という意味で、奴等の棲家はアルプス山中の洞窟や洞の中である。
目撃者は多数いるのだが、それぞれが違った形態を述べるため確立した姿が定まらないのである。しいて言うのであれば、細めのツチノコに前肢を付けたような形だ。体長も50cm~1mでツチノコ同様に大型生物ではない。行動は敏捷にして獰猛、かなり攻撃的な性質らしい。この性質部分や敏捷性もツチノコに似ているのだ。
ツチノコが初めてブームを迎えた35年程前、斐太猪之介先生によって「野槌トカゲ」なる未知生物が紹介された。このトカゲは、やや細身のツチノコに前肢を付けたような格好をして木に登ったり、川を泳いだりするらしい。言うなれば、タッツエルヴルムの日本版とでもいうべき存在である。
アルプスのタッツエルヴルムと日本国内で観察された野槌トカゲが親類筋かどうかは謎だが、意外に近縁種なのではないだろうか。また、他の国々からタッツエルヴルム型のUMAに関する目撃情報も有り、太古から地球上の広範囲に棲息していた生物なのかも知れない。
このタッツエルヴルムが、登山者のピッケルで叩き殺されない事を祈ろうではありませんか。


■ オーストラリアのツチノコ ■

また聞きのため詳細不明の話であるが御紹介してみたい。
Aさんはツチノコに精通しておられ、私が籍を置く「未確認生物研究会」と縁をお持ちの方である。このAさんが数年前、オーストラリアに旅行した。動物好きなAさんにとってオーストラリアは天国だった。当然、旅行の主眼はフィールドワークによる野生動物との触れ合いである。
大自然の中でアオジタトカゲやデスアダーとも出遭ったという。楽しい旅行も終ろうとしていた或る日、お土産を買う為に鄙びた町の土産物屋へ入店したAさんは、そこに展示されていた木彫りの置物を見て愕然とした。なんとツチノコが鎮座していたからだ。三角形の頭に太く短い胴体、細い尻尾の具合まで日本のツチノコにそっくりではないか。
Aさんは購入を試みたが、店主に売り物ではないと断れた。その木彫りのツチノコの詳細を訊こうとしたが、Aさんの用いる単語を並べただけの英語では徒労であった。そこでせめて写真だけでも撮ろうと、数回シャッターを押したという。
帰国したAさんはプリントした写真を友人知人に見せ、「これは何だと思うか?」と質問をしたところ、ほとんどの方が「ツチノコ」と答えたそうである。ところが、いざ未確認生物研究会に持ち込んでその判断を仰ごうとしていた矢先、このプリントした写真は忽然とその姿を消してしまったというのだ。しかも、デジカメ内の画像も上書きしてしまって残っていなかったのである。
この経緯を聞いたボクは、木彫りのツチノコの正体はデスアダーではないかと考えた。そして、この考えを手嶋会長からAさんに伝えて頂いたのだが、Aさんは「デスアダーなら見慣れているのですぐ分る。あれは間違いなくツチノコをモデルにしたものだ」と断言されたそうだ。
果たしてオーストラリアにツチノコは存在するのであろうか? このブログでも昨年の10月に何度か取上げた「ツチノコの死骸写真」は、オーストラリアから輸入した乾燥草の中から出てきた死骸だった。アオジタトカゲに似た模様で寸胴、そして手足が無いので私は「ツチノコ」と言い切っているが、Aさんの出会った木彫りのモノは、乾燥草に混入していた死骸と同種のモノではないだろうか。
今後、オーストラリア在住のUMA研究家と知己を得ることで、この謎は氷解すると思っている。


★次回は「海外のツチノコ・後編」です。

※ツチノコに関する情報等やご質問で非公開を御希望の方は zero1995zero@ybb.ne.jp へ!

※ 超おすすめ!! 「ツチノコ共和国」のホームページです。 http://www.d1.dion.ne.jp/~k_nozaki/ 内容の濃さは、見て驚き目から鱗です。

※ツチノコ関連の画像は http://photos.yahoo.co.jp/yrbyg995 YAHOOフォトからお願い致します。



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