九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

草薙神社(静岡市清水区)

2009-08-16 15:51:27 | 神社参拝ー中部
 草薙神社(静岡市清水区)を掲載しました。

 草薙神社(くさなぎじんじゃ)
【鎮座地】〒424-0886 静岡県静岡市清水区草薙349 旧駿河国 有渡郡
【御祭神】日本武尊
【例祭】 9月20日 例祭
【旧社格等】県社
      式内社 駿河國有度郡 草薙神社
【御由緒】
式内延喜式
 草薙神社由緒
一、 御祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと)
一、 御創建 景行天皇五十三年
一、 例祭日 九月二十日
 景行天皇第二皇子の日本武尊が東国の蝦夷(えぞ)が叛(そむ)いたので、之を平定するため吾嬬国(あづまのくに)に行く途中、この地で逆賊が起り尊を殺そうとして原野に火を放った。尊は佩用(はいよう)の剣を抜いて
「遠かたや しけきかもと、をやい鎌の」と鎌で打ち払う様に唱え剣を振り草を薙ぎ払ひ火を逆賊の方へなびかせ尊は無事に難をのがれた地を草薙という。
 その後佩用されていた天叢雲(あめのむらくも)の剣を草薙の剣と名稱を変更になり草薙神社に神剣として奉られる。
 今より一八六〇余年前である。
(社頭由緒掲示板より)

 静岡市清水区(旧清水市)にあります。静岡鉄道「草薙駅」の南東150mほどの交差点に石造りの大鳥居です。

  境内入口の鳥居
 駅前の大鳥居から「草薙神社通り」を南(日本平方面)に1.5kmで神社の森に到着です。

  日本武尊像鳥居をくぐってすぐ左にあります。
 昭和56年4月20日 清水西ロータリークラブ建立とあります。

 御神木の大楠参道の階段を上って左にあります。
案内に「樹齢1000余年 樹高15m余 周囲20m余、昭和37年9月清水市指定天然記念物」とあります。
 
    神門
 社殿のある境内は参道から一段上にあり、神門から石造り瑞垣に囲まれています。神門を入ると左に龍勢(流星)煙火が展示されている神楽殿、右は社務所、正面に拝殿から本殿です。

   拝殿
 日本武尊東征の時、草に火を放たれた尊が、天叢雲剣で草を薙払い難を逃れた地と伝えられています。
 この故事により、この剣は後に「草薙の剣」と呼ばれることになりました。

日本武尊と草薙の剣拝殿内に掲げてあります。
 日本武尊が草薙の剣で草を薙ぎ払うさまが描かれています。

 本殿 
景行天皇53年9月20日、景行天皇が当地に一社を建立され、日本武尊を奉祀し、御霊代として草薙の剣 を奉納されたのが当社の創始とされています。
 草薙の剣はその後、第46代天武天皇の朱雀元年に勅命により現在の熱田神宮に奉祀しされました。

  境内社本殿左にあります。
左から浅間社、山神社、八幡社、子安社、などが並んでいます。
 本殿右にも、同様の造りで、住吉社、春日社、愛宕社、白髭社、厳島社、稲荷社、荒神社、天神社、などがあります。

 社殿全景左から神楽殿、拝殿、本殿、境内社です。
 境内は樹木に囲まれて、綺麗に整備され、落ち着いた佇まいです。

  拝殿から神門
 神門に江戸時代の花火の打ち上げ筒(木砲)が展示されています。

 境内入口の鳥居の前に当社の無形文化財「龍勢(流星)煙火」についての説明があります。

  龍勢(流星)煙火の由来
 戦国時代の天文十二年(1543)初めて火縄銃と黒色火薬が伝来したのち、城攻め用の「火矢」から転じて「のろし」が考案された。
 「昼のろし」(龍勢)は煙や布切れ又は旗など漂わせて「夜のろし」(流星)は光で合図するものであった。駿府城と久能東照宮の守りとして、この技法が当地に口秘伝のまま受け継がれきて、更に工夫改良され、安政年間からは日本武尊を祭神とする草薙神社の秋季例大祭日(9月20日)に打ち上げが行われ現代に伝わっています。
 (案内板より抜粋)

  参道から鳥居
 参道も鬱蒼とした樹木に覆われています。


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