平和公園の桜（北九州市小倉北区）

4月も残り10日ほどになりました。新型コロナウイルスは感染拡大が止まらず、ついに4月16日、全都道府県に緊急事態宣言が出されました。全国では感染者が15,00人を超え、死者も283人となりました。
　4月7日東京都などとともに緊急事態宣言が出された、福岡県でも4月21日現在542人、死者12人と急増しています。

　当地北九州市でも3月1日に1名の感染者が確認されて以降、3月は4名に止まっていましたが、4月17日現在では72例目が確認されています。
　小生の自宅近くの保育園、小学校関係者でも感染者が出て、感染の脅威が身近に迫っています。

　外出自粛要請が出されていますが、毎朝のラジオ体操には出掛けています。参加の方は特に女性が少なくなったように感じます。ほとんどの方がマスクをされていて、小生もしなくてはと思い、近所を探しましたがどこも品切れで入荷の見込みもないようです。
　政府が466億円もの巨額を投じて2枚の布マスクを配布するとのことで東京都では配布も始まったようですが、事前に配布された妊婦用では、ゴミ、髪の毛の混入、黄ばみなど不良品が多数発生し、配布を中止し、全国配布用でも不良品が確認されたとの報道があり。目視検査を徹底するとのことのようですが、こんな出所の分からない不衛生なものを使用することはできません。
　閣僚では　総理大臣一人が、このマスクを使用しているようですが、小さすぎて気休めにもならないように見えて滑稽です。
　
　シャープが不織布マスクを、Net販売するとの情報があり、液晶パネルも製造できるほどのクリーンルームで製造されるとのことで安心できます。昨日午前10時から開始されましたが、販売サイトに接続されません、想定外のアクセスでサーバが応答できなくなったようです。本日も期待しましたが、改善されずついに販売中止となり、早急に改善すべく対応中とのことです。

　今ではすっかり散ってしまって、新緑の綺麗な葉桜になっていますが、4/5、足立公園の入り口に位置する平和公園の満開の桜を掲載します。この日は天気も良く、ラジオ体操の後、iPhoneで撮影しました。

　　

　平和公園のシンボル、忠霊塔
　

小倉から出征し、犠牲となった戦死者等の忠魂碑、1942（昭和17）年に建立。
　祭壇？の裏に
『昭和17年3月25日建立
　明治7年　佐賀ノ役以降
　各戦役事変戦歿者並ニ　　　　　　　
　公務死亡者ヲ合祀ス』　と刻まれています。
　
足立山方面を望む
　
　左から、妙見山、主峰足立山はこのアングルからは妙見山に隠れて見られません、砲台山です。

　　

　　

　

「嘉代子桜・親子桜」
　北九州市が「戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さ」を伝えるため、市内の公園、小中学校に、長崎の「かよこ桜・親子桜を広める会」から寄贈された苗木を植樹しています。
　この桜は開花が遅く、4/19の撮影です。

　　

　　

「嘉代子桜・親子桜」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　昭和20年8月9日11時2分、長崎市に原爆が投下されました。
爆心地近くの城山国民学校（現城山小学校）で「学徒報国隊員」として働いていた長崎県立高等女学校4年生の林嘉代子さん（当時15歳）も多くの女子学生とともに原爆の犠牲になりました。
　お母さんの林　津恵さんは、嘉代子さんを偲ぶとともに、満開の桜が娘の嘉代子さんと多くの女子学生の魂をなぐさめ、人々の励ましとなるよう、願いをこめて城山小学校の校庭に桜の木を植えました。
　同小学校に植えられた桜は、「嘉代子桜」と呼ばれ、今も母と娘の平和の心を伝えています。
　昭和20年8月9日の原爆投下は、当初、北九州市にあった小倉陸軍造兵廠を目標としていましたが、当日の小倉上空が視界不良であったため、第二目標の長崎に投下されたのです。　　　　　　　
　このことを顧み、北九州市においても二人の平和への思いを広げていくため、この桜を「嘉代子桜・親子桜」と名付け、広く北九州市内に植えて育てていくことにしました。
　城山小学校の「嘉代子桜」とともに「嘉代子桜・親子桜」の成長を通じて、ひとりでも多くの人々に平和の心が広がり、後世に伝わっていくことを願っています。
　　平成27年3月13日　　　　　　　　北九州市
　　　　桜の寄贈　かよこ桜・親子桜を広める会
　現地案内板より


撮影機材：カメラ：iPhone8
撮影日時：2020年04月05日06:40～　
撮影場所：北九州市小倉北区平和公園

全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
平和公園の桜（北九州市小倉北区）

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