九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

「嘉代子桜・親子桜」(北九州市小倉北区)

2023-05-03 16:40:06 | 

 5月3日(水)、76回目の憲法記念日です。1947年5月3日、日本国憲法が施行されたことからこの日が憲法記念日と制定されました。

 全国各地では、憲法改正に賛成の改憲派団体、憲法改正に反対の護憲派、各々の集会が開催されました。
岸田総理は、改憲派団体の集会にビデオメッセージを送り、「憲法改正に向けた機運を高めることが重要」と発言。
 特に大ウソつきの元総理の自民党の改憲4項目の内、自衛隊の明記は、現総理も実現したいと明言しました。
 元総理以降、野党の国会開催の要求、集団的自衛権の行使、敵基地攻撃能力の保持、防衛費の財源に国債、など、憲法解釈、かつての歴代政権の国会答弁、閣議決定、など無視し、国会をないがしろのする政権に、憲法改正の資格はありません。

小生は、憲法9条の改正には断固反対です、かつて自民党には戦争体験した長老がいましたが、戦争を知らない子供たちばかりになったようです。

 国民の間でも、元総理の時よりもオブラートに包まれ正体を見せない現総理の今が改憲が必要と考える人が増えているようです。

 核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則を無視し、核共有し、核兵器を国内に配備する。
紛争当事国などへの武器輸出を禁止する、武器輸出三原則(「防衛装備移転三原則」と変更)をも見直し、殺傷能力のある武器の輸出を認める。
 等々、今後どこまで、憲法9条をないがしろにして、拡大し続けるのか、信じられません。

 広島市では、被爆少年が原爆孤児の仲間と明るく生き抜いていく物語の「はだしのゲン」が、小中学校向けの平和教材から外されたとの報道に驚きとともに残念でなりません。
その外にも、市民団体等の平和集会、展示会等も多くの自治体で許可されなくなっています。
タモリさんが「新しい戦前」と名言をおっしゃいましたが、全く同感です。


北九州市では、令和4年4月19日(火曜日)北九州市 「平和のまちミュージアム」を開館しました。
 戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さを考えるため、戦時下の市民の暮らしや、戦後復興を果たした”まち”の姿を展示しています。

 ウクライナの終戦と世界の平和を祈念して、平和公園の「嘉代子桜・親子桜」を掲載します。

昭和20年8月9日、長崎市に投下された原爆は、当初、小倉にあった小倉陸軍造兵廠を目標としていました。当日の小倉上空は雲、煙が立ち込め、原爆投下は必ず目視で目標を確認することになっていたため、視界不良で、投下を断念し、第2目標の長崎に向かいました。

「嘉代子桜・親子桜」の植樹
北九州市は「戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さ」を伝えるため、市内の公園、小中学校に、長崎の「かよこ桜・親子桜を広める会」から寄贈された苗木を植樹しています。

「嘉代子桜・親子桜」                       
 昭和20年8月9日11時2分、長崎市に原爆が投下されました。
爆心地近くの城山国民学校(現城山小学校)で「学徒報国隊員」として働いていた長崎県立高等女学校4年生の林嘉代子さん(当時15歳)も多くの女子学生とともに原爆の犠牲になりました。
 お母さんの林 津恵さんは、嘉代子さんを偲ぶとともに、満開の桜が娘の嘉代子さんと多くの女子学生の魂をなぐさめ、人々の励ましとなるよう、願いをこめて城山小学校の校庭に桜の木を植えました。
 同小学校に植えられた桜は、「嘉代子桜」と呼ばれ、今も母と娘の平和の心を伝えています。
 昭和20年8月9日の原爆投下は、当初、北九州市にあった小倉陸軍造兵廠を目標としていましたが、当日の小倉上空が視界不良であったため、第二目標の長崎に投下されたのです。       
 このことを顧み、北九州市においても二人の平和への思いを広げていくため、この桜を「嘉代子桜・親子桜」と名付け、広く北九州市内に植えて育てていくことにしました。
 城山小学校の「嘉代子桜」とともに「嘉代子桜・親子桜」の成長を通じて、ひとりでも多くの人々に平和の心が広がり、後世に伝わっていくことを願っています。

  平成27年3月13日        北九州市
   桜の寄贈 かよこ桜・親子桜を広める会
 (現地案内板より)

  

  

  

  

  

この日は、先に掲載した桜も大分散って、地面の花びらが綺麗でした。
    

撮影機材:カメラ:iPhoneSE3
撮影日時:2023年04月03日06:40~ 
撮影場所:北九州市小倉北区平和公園

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