『出張』で知り合ったマダムの話を。
先日の出張でご一緒させていただいたマダム。
とっても気にいっていただいて2日間いろんな話をしました。
今回はマダムの小説のような結婚のいきさつを
マダムがまだ女子大生の時、電車の中で紳士に声をかけられたとか。
“息子の嫁を探しています。あなた、息子の嫁になっていただけませんか”と。
マダムはうそー!!って思って本気にしなかったそうです。(それはそうですよねー)
そんなことも忘れてたある日、マダムのお家にその紳士が訪ねてきたそうです。
えー!?どうしてわかったんですかー?と聞くと、
あの後、マダムの後をついてきてお家をつきとめたのだとか。
うー世が世ならス○○カーだぁ
そこから強引な紳士がマダムのご両親を説得し7月にお見合い、かんじのいい青年で結納や婚約やとすすんでいったそうです。
まだマダムは女子大生だったのに、紳士のご自宅から通うほうが近いから(そんな問題かなー??)といって11月に挙式とあいなりました。
これだけだったら普通?のお見合い結婚のような気がするのですが・・
マダムには伯父様がいてお医者様。
その教え子がとてもいい青年だったので、やれ音楽会、やれ映画鑑賞となにかにつけマダムとその教え子を半ば強制的に行かせたのだとか。
そう。その伯父様も教え子とマダムを結婚させたかったのです。
マダムモテモテー
でもこの結婚は伯父様より強引な紳士の勝ち。
その教え子と紳士の息子さんとどちらがよかったんですか?
と聞いたら
マダムは大学のサークルで知り合った阪大生が好きだったのだとか。
えー!
その阪大生もマダムのことが好きだったのだとか。
えー!!
どうしてその阪大生と結婚しなっかたのですか?
マダムの時代は何年もお付き合いして結婚とかいうのはあまりなかったそうです。
その阪大生にいきさつを話してお別れしたのだとか。
別れるとき阪大生は“君が幸せになるんだったら僕はかまわない。でも何年後かに君が悲しいことになったらきっと僕に連絡してほしい。そのときは僕がいるから”
うぅ
なんだかその阪大生がせつなくて泣いてしまいました。
その二十年後くらいにばったり偶然マダムと阪大生が会ったそうです。
マダムにその阪大生は“幸せそうだね、よかった”と言ったそうです。
その阪大生はマダムがおばあさんになった今も独身なのだそうです。
う~せつないですねぇ~
ロマンチストのりうさとしてはその阪大生の生き方がせつなくてせつなくて
幸せにしてあげたいーって思いました