はしもと紀子の風だより

はしもと紀子の今日の出来事をお伝えします

10月12日(木)

2006年10月12日 | Weblog
 1日を通して、決算委員会のための主要事務報告書を読みながら、様々な用事を片付け、たまりにたまって置き場所がないくらいの各種書類を少しだけ整理しました。
 
 さて、朝鮮民主主義人民共和国の核実験実施に対し、大阪府教育委員会は以下のような通知を出しました。
 
 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による「核実験報道」と児童生徒の人権上の 配慮について(通知)
 「平素は、人権教育の推進にご尽力いただき、ありがとうございます。
さて、10月9日、北朝鮮が核実験を実施したとの発表を受け、10月10日付けで府議会は、府民の生活の安全と安心を守る立場から、北朝鮮のこのような行動に厳重に抗議するとともに、核兵器および核兵器開発計画を放棄することを求める決議を全会一致で採択いたしました。
 核実験が事実であれば、断じて容認できるものではありません。しかし、このことにより、在日外国人児童・生徒に対するいじめやいやがらせ等が生起することは、人権上あってはならないと考えております。
 各市町村教育委員会においては、互いに違いを認め合い、共に生きる教育を推進し、人権尊重の教育が一層推進されるよう、今後もご指導をお願いいたします。
 なお、人権侵害事象が生起した場合には、速やかにご報告をお願いいたします。」

 大阪府教職員組合も次のように懸念を表明しています。
「ところで、今回の核実験を契機にして、北朝鮮を批判する報道は過熱することが予想され、朝鮮学校に通う児童・生徒に対する暴行事件へと発展するおそれがあります。つい最近においても「ミサイル発射」や「拉致問題」報道を受け、大阪で暴行事件や嫌がらせが多発し、登下校等の安全確保が著しく脅かされるという許しがたい事態を招いたことがありました。今回の問題は、朝鮮学校に通う子どもたちには何ら責任がなく、暴力や嫌がらせ行為はいかなる理由であれ決して許すことができるものではありません」
 
 このような国際間の事件が起きると、必ず短絡的に目の前の罪ない人に、はけ口をぶつけてしまうことが絶えませんが、問題を冷静に考えて課題解決に人知を集めることこそが大切であると思います。




  


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