のりひめのひとりごと Monologue of Noriko

2012年からオーストラリアと日本を行き来しています。日常のいろいろを書いてます。

のりひめの過去ばなし23.「キャバクラの経済学」

2011-07-01 14:30:08 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版をめざしてただいま人生棚卸中~
てきとうにコメントなどいただけるとうれしいです♪


●未知の会計人とのコミュニケーションの救世主「キャバクラの経済学」

 会計人の会員さんのなかには気難しい方もいましたが、
遠方から毎月東京の月例会に参加する人たちだけあって、
とても前向きでやる気のある方々でした。

 税理士会計士という方とは、一人も知り合いがいなかったので、
最初はこんな頭のよい人たちに教える立場となるなんてどうしようかと
思い悩み、ビジネス本をコミュニケーションに活用することを思い立ちました。

 毎月懇親会にいくときは、ちょっとやわらかくてマーケティングの
参考になる本とか、会計人の皆さんが顧問先とコミュニケーションするのに
役に立ちそうな本などを選んで、持って行きました。

 最初に選んだのは「キャバクラの経済学」。(やわらかすぎ?!)
ほかには「大人養成講座」や「ほめる技術」など、毎月なにか選んでいました。

 ぽつっと一人でいる会員さんがいたり、話がグループになって大きなまとまりに
なって盛り上がってくると、「今こういう本を読んでいるんですけど」といって
本を出します。
 そうするとそれぞれの見解が出てきて話が盛り上がっていきます。

 「キャバクラの経済学」(オーエス出版 山本信幸著)は
わたしにとって思い出深い最初の懇親会での一冊です。
 当時3冊シリーズになったヒット作で、キャバクラに通いつめてしまった作者が
キャバクラがどのようにマーケティングしているのかを分析するという設定で
マーケティングについて語ったものです。(著者山本氏はは金融ジャーナリスト)

 「キャバクラは擬似恋愛産業」と定義づけ、とても面白くマーケティングの
基本を語った本で、これを皮切りに類似本もたくさん出版されました。

 実はわたしもこの本でキャバクラ嬢のコミュニケーションをひそかに勉強して、
税理士会計士の皆さんとのコミュニケーションの作戦をたてました。
 それは、小さな心遣いやタイミングをみはからったコミュニケーションなどです。

 なにかを送付するときにひとことの手書き、似顔絵、小さなプレゼント
(モールでできた小さなひよことか、姉が作った手作りケーキとか)、
誕生日カード、その人用資料の作成やお届け、月例会で発表のお願いをするときに
そっとメモをわたすとか、懇親会にひっぱっていくとか、
お礼メールも事前お誘いメールも、その他さまざまなコミュニケーション作戦を
実行しました。

 「オレのこと好きなんだと思ってた」という会員さんが、実は大勢いたそうです。
もちろん恋愛感情ぬきでみんなが大好きでしたが♪

 さらにこの本で盛り上がった結果、会員さんとキャバクラに2回、
ランジェリーパブに一回連れて行ってもらいました。
いずれも地方月例会のあとの懇親会の二次会3次会で、費用は割り勘、
ちゃんとわたしにも女の子がつきました。
 名目はもちろん「キャバクラマーケティングの視察」。
と、いいつつ、各地から集まってきた会員の皆さんは、地元では人目がきになるけど
地方だから結構羽をのばしていたのでした。
 よく連れて行ってくれたなあと思います。

 知らない店に入る場合、どういう基準で選定するか、客引きの男性と交渉し、
どうやってぼったくられないようにするか、女の子とどうやって遊ぶか、
オーダーの仕方なども、キャバクラに詳しい会員さんのおかげで見ることができました。いい社会勉強になりましたし、あとあとセミナーなどのねたにもなりました。
 それとともに会員さんとの距離も縮まり、飲み友達のようになりました。

 スタッフが少ないこともみんな知っていて、後片付けや懇親会の会計や
資料配布まで手伝ってくれるようになりました。


次回はまたあした♪●嬉しいサプライズ! です

読んでいただき、ありがとうございます