地震後の別府へ。。。

熊本と大分の震災で何かしなければと思っていたが、
とにかく現地に行かなければ何もわからない。

そんな時、別府の友人の7回目の命日。
久しぶりに別府に行ってみよう！
というノリで急きょ別府行きが決まった。





変わった感じの雲が出ていた！
まるで竜が空を飛んでいるようだ。








別府に到着して、友人の墓参りへ。
ヤツと出会った時から、ガンで亡くなるまでのことをいろいろと思い出した。


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出会ったのは30年くらい前か？
年末の鹿児島の山の中のキャンプ場。

正月休みを利用してオフロードバイクで雪の林道ツーリング。
雪の上にテントを張ってひとり楽しんでいた。

鹿児島まできてテントを張ろうとしたときにヤツのバイクが現れた！
ヤツも同類だった。
テントを張って、たき火をして、酒を飲んだ。

翌朝にはそれぞれの旅に分かれた。


それから、何度再会しただろうか。
別府はもちろん、阿蘇、鹿児島、四国、長野、東北、北海道。。。
お互いの旅の途中での再会だった。
再会して一緒に野に湧く温泉を探したり、北アルプスに登ったり。
そして、たき火を囲んでの酒が最高だった。。。


亡くなる1年半ほど前にがんで入院するとの電話があった！
必ず復活するから、見舞いには来るなと言う。
そんなことは無視して、温泉がてら見舞いに通った。

末期の食道がんで、全身に転移していた。
久しぶりに会ったヤツは抗がん剤のせいで、まるで病人だった。
抗がん剤治療を休んだ時には、元気になって、とても末期がん患者には見えなかった。

転院するスキを見て、ヤツはひとりバイクで旅に出た。
一緒に行こうぜ！というオレの言うことも無視して。

どこかで1泊キャンプしたらしい。
いつものようにかっこつけて自撮りした写真を見せてくれた。


その1か月後だった。
ヤツが死んだという知らせを受けたのは。
あんなに元気にしてたのに！
信じられなかった。。。

仕事を終えて、高速バスで別府に向かった。
通夜には間に合わなかったが、ヤツの兄貴がひとり飲んだくれていた。

写真のヤツが微笑んでいた。
最後の旅で自撮りした写真だった。。。


棺の中のヤツに、よく一緒に飲んでた芋焼酎を飲ませてやった！

それからもう7年が過ぎたんだな。。。




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何度か三線合宿をやった別府鉄輪温泉の宿に泊まった。
地震の影響で観光客が激減しているそうだ。
温泉街を歩いてもさみしいくらい人が少ない。
別府の温泉に入りに来ることが支援につながると思った。







宿のすぐ近くの老人ホームで三線を演奏した。
昨年の夏以来だ。

そういえば、ヤツの母さんがデイサービスに通ったり、入院したときには、
見舞いがてら三線を演奏したもんだ。

これからも、時間を見て別府に通ってみようと思う。。。