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鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

一樹はどこへゆく

2006年09月16日 | 【鈴木の部屋】
休止とはいえ気ままに投稿していくよ。
鈴木の好きな番組にNHK「サラリーマンNEO」がある。画像はその一場面を収めたものだ。
毎週火曜日の23時からNHKでオンエアされているコント番組だが、金曜の深夜に再放送されているのを深夜族・鈴木は偶然見つけ
「最近テレビ見てないなぁ…」
「久しぶりに見たなぁ、リーマンネオ…」(←にやついている)
と、ここ何ヶ月かの馬車馬のような日々に束の間のピリオドを打ってみた。

台所の薄明かりの中麦茶をのみのみ見入っていたら、目新しいコントが始まり、白髪の男性がひとりコントをはじめた。ちなみにコントだけに白髪はヅラである。
タイトルは「コントを読む」らしい。
ちょっと寒いが、もしかしたら面白そうな予感もしなくない微妙なタイトルだ。
これはNHKのミニ枠「明日を読む」のパロディなんだが知っていますか「明日を読む」。意外と知名度はあると見ているがどうでしょう?
さてさて。
この男性が誰であるか、皆さんわかるだろうか。
この人、何を隠そう俳優・沢村一樹である。
旅行会社か何かのCMでもブリーフ姿で日焼けする姿を露出するなど、バラエティー色豊かな活動を精力的にこなす近年の沢村さんだが、まさかNHKで、しかも純正コント番組にレギュラー出演するとは。
「普通に好きなんだね…」
としかコメントできない。もはや二枚目はできまい。
オリジナルの「明日を読む」独特の語り口(毎回コメンテーターは変わるのに口調はなぜかみんな似る)を見事に再現し、お馴染みのフリップ(独特な漫画が書いてあり説明に使われる)を指差し、サラリーマン社会の動向を淡々と説明する沢村一樹。
今回は「会社に於ける社内運動会などのリクリエーションが激減してきた今日」を、グラフも交え説明していた。
これというオチがないものの、延々と軽いジャブで攻める系の「均一コント」は、深夜帯に見るにはなかなかシュールだが、同時に心地よさが漂う。
もはや鈴木はテーブルに両足を乗せ、コップの麦茶は残1センチ。水滴をあとで拭かなきゃな~くらいのことしか考えていない状態だ。
確かにコントの対象にされやすい香りのする「明日を読む」。その辺の匂いに敏感な人なら絶対気になっている番組のはずだが、まさか自局でパロるとは。国民的放送もなかなか変わったものである。
はたまた俳優話をすると、二枚目なのにやることにギャップのある人は魅力的だと思う鈴木。
豊川悦司も「弁護士のくず」でようやく好きになれたし、阿部寛も「結婚できない男」で更に男に磨きをかけた。(あくまでも鈴木評価←鈴木京香ではありません)
でも、そこに来てそれと同様な「ぐっと来る感」があるかと言われると、沢村一樹にはみじんも感じられない。
志村けんファミリーに優香がいてもやはりかわいいのとは違い、コントにどっぷりつかった沢村一樹はかつての「かっこいい」路線の面影はもはや皆無だ。もう戻れないところまで、来ていしまったのかもしれない。彼は。
ま★そんな沢村さん、鈴木は凄くいいとおもうけどね。気持ちに正直で。似合ってるし。(コントでヅラである)