鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

The Sky Crawlers

2008年07月07日 | 【シアター&ホームシアター】
友人Rに誘われ、東京国際フォーラムに試写会に行ってきた。

久々の試写会!

嬉しいことにジャパンプレミアだということで、舞台挨拶付きでしたわっほいほい。
して、肝心な映画は8月公開のアニメ
「スカイ・クロラ」です。甲殻機動隊でおなじみ押井守が監督で…
つーてもわたくし甲殻機動隊、なんだかんだで鑑賞未!
な、もんで押井作品初鑑賞だったわけです。

結果、相当好みでした。

深い、って言うと簡単すぎか…。

なんだろう、パールハーバーやシンレッドライン、男たちの大和とかの戦争映画じゃ体感できないリアルさがそこにあったような?

ネタばれしない範囲で書きますと、まずリアルなのは
設定が平和な世の中だからかな。
ただし、ショーって形で本物の戦いを見せ続けることで平和を維持してる世の中。
今自分が生きてる世の中からいずれ遷移しても不思議じゃない未来設定なもんでゾクゾクしたよ…!

戦闘機目線やハッチの中の息づかいもリアルで。

もはやアニメじゃない風景のリアルさもあいまって、初めて戦うってこういう感覚なのか…と。フィールした感じ(←おかしいか)。

もはや怖くはなくて、逃げられない感じ。

まあわたしは平和の国の住人だから、あくまでも観客視点だったけど、ちょっと考えさせられる映画でした。

ちなみに舞台挨拶にブルーカーペットで現れた面々はキラキラしとりました。

特に谷原章介…

無駄に愉快(友人談)だったけど、役者として(声)うまいんだな~と
思いました!

ブランチしか見てなくてすいませんね苦
スカイ・クロラ、好きな人はガツッとはまるでしょう~。

個人的にはオススメです!

トニー・ジャーがすごい(今更)

2008年04月19日 | 【シアター&ホームシアター】
↑トゥクトゥクのカーチェイス
とにかく全編愉快


見たかったのに、何年も見てなかった映画「マッハ!」をレンタルした。

ちなみにこれ、タイ映画。

フリーランを超える町中のアクロバティックチェイスがすごい!
カーチェイス(この場合、タイの足・トゥクトゥクチェイス)が激しい!

更にはリングでの無差別級(エミネムみたいな暴れん坊がひどい)に、ムエタイ(トニーの臨戦コスチュームが素敵)もあり…

銃撃戦から足元炎上しながら戦うシーンなどなど…!

はっきり言って中盤で疲れてきた。けど面白いからノンストップで見切りましたよ!

僕たちのぜんぶ、盛り込んじゃったんで

と言わんばかりの豪華さです。


ストーリーなどわからなくてよし。ただ故郷の為に戦ってる主演のトニー・ジャーは、ほとんど二時間はしりっぱのたたかいっぱで、かっこいいことこのうえない。

個人的な趣味でジェット・リーを越えたね。

どうやらこの人、これまた何年かまえにやった「トム・ヤン・クン!」にも出てるらしいので、引き続き見てしまおうと思うよ。
同い年だし←調べすぎ

とにかく小奴、ジャッキーみたいに愉快でもなくジェットリーみたいにストイックじゃないんだが、タイの自然児的な純朴な風情に…

高嶋弟の結婚にダメージ受けたボロボロの鈴木にはかなりぐっときた次第です(爆)

見た後、無性に有酸素運動したくなる一本。

ぜひお試しあれ。

(映)「DAETH PROOF in GRINDHOUSE」

2007年09月13日 | 【シアター&ホームシアター】
あなたは映画館で1人、声を上げ笑ったことありますか?

…私はある。
先週した!!

そのエンディングたるや見事なまでに潔く一気に終わるため誰しも
「エエッ!」
っと面食らって笑わざるを得ない。ま、笑うと言っても
「だはっ」
と記すが一番近いのだが。

時は先週水曜レディースデー。地元の隣駅にある某映画館である。
点在している昼間の観客はみなこう思っていたに違いない。

「おおおわりなんだな!ここここでおわりなんだな!」

男も女も裸の大将である。

その映画は今月頭から公開している
「DEATH PROOF IN THE GRINDHOUSE」(デスプルーフ・イン・グラインドハウス)。
監督は、天才なのかイっちゃってるのかいやいやどっちも合ってるあの人、クエンティン・タランティーノ。
主演はジャパニーズ竹内力、カート・ラッセルだ。
タランティーノにカートラッセル…聞いた瞬間はげしく匂うよね!←なぜか笑顔
香りを問われれば「テレ東の平日昼」と答えたい。
もしくは「民放初OAが深夜枠」
そんな香りである。

ちなみにタイトルの意味わかんないでしょうので訳しますと
『防死加工車』(字幕確かこんな)於:グラインドハウス(B級映画しか上映しない映画館)
となる。
英語そのままのタイトルで正解だね。

カート・ラッセル扮する連続快楽殺人犯の愛車、これ分かりやすいドクロマークがババン!と描かれてるんだけど、運転席だけが要塞みたいにガードされてる改造車。
だから意図的に事故ってみようが助手席に誰がいようが、カート君だけは絶対死なないのである。
※逆に助手席は大変なんですよ
そ・れ・が「デス・プルーフ」!!

ここで意味もなくテレ東ぽく訳します。まずはスタンダードに
『監獄カー・オレの愛車は死の要塞』(07)inグラインドハウス
なんかの映画風に
『助手席乗ったらサヨウナラ』(07)inグラインドハウス
thの発音に注意して
『デス車デス。』(07)inグラインドハウス
何秒で気づくかな?
『殺人carとラッセル君』

…もういい?

閑話休題!

で、ストーリー展開はさすがタランティーノ。滅茶苦茶「不快」に終わる前半を受け、後半の追い上げがカウンターパンチ的に爽快。
特にラストシーンでの追い上げが凄い!
そのシーン、わずか一分足らずだと思うが、まるで欽ちゃんの仮装大賞においてゼロから一気に合格して欽ちゃんまで大喜び、慎吾の押しで出ました満点!満点です!
…みたいな勢い。
不快レベルが相当なだけに爽快感もひとしお。

イっちゃっててコワ~いカート君がエピソード後半で襲う女子は最強の三人組だった。

まさに死ぬ寸前までカート氏に襲われまくる三人だったが、スイッチが入った途端、形勢はコロリと逆転。激しいカーチェイスの末見事カートを捕獲!約一分間の集中攻撃でノックアウト!ビクトリー!!いきなり劇終!

そのラストシーンのテンポの軽妙さ、

目には目を、歯には歯を、歯を!
歯を!!歯をッ!!歯をッッ!!!!
…歯をッッイエー!!!劇終!!

ってな感じで早い。すごい早い!
だから余計に爽快だし、裸の大将もでてくるってな話なのである。

決して万人うけしませんが、タランティーノ好きにはやっぱり堪らない一本でしょうね。

鈴木的には「情緒皆無で見られる映画」(気楽にみれるってこと)かつ「うっぷんが晴らせた」という意味で、楽しめたかな。
ちょい役で出るタランティーノの演技は妙技。やっぱあのひと天才だよ。

続くロバート・ロドリゲスのグラインドハウスもの「プラネット・テラー」も、見てみたい。

どっちかといえばこっちの方が鈴木の好みな合いそうなんだけど、二本見て応募すると関連グッズが当たるらしいんだよね~。

使うか不明だけど、キーホルダーつけて街を歩けば誰かしら反応しそうだよな。
見るしかないね★ロドリゲス。