おはようございます〜
青春の 過ぎにしこころ 苺喰ふ… 水原秋桜子
どうですか、朝からの俳句。如何にここの格調の高さがお分かり頂けたでしょうか(笑)
さて、冗談はこれくらいにしまして、この作者は 昭和の前半に活躍された水
原秋桜子(しゅうおうし) です。
俳句や短歌の世界は普段使わないわかりにくい言葉使いがあります、
過ぎにしこころ など口語文で育った我々では理解に苦しみますね。
しかも辞書を開いても読めないような漢字を使ってるのも結構あって
それをなんとか克服して読んでみてもさて、なんのことやら…と首をかしげるま
まに何度も読み返してみると何とかわかるような気がするのですよね^^;
まぁ、日本語ですから分かって当たり前なのですが‥
ふむ…この世知辛い世の中になぜこんな訳のわからん文をいちいち手間隙かけて
翻訳しなきゃならんの? と庶民は思うんじゃないですか。
それは ほんともっともな話で、気の短い私だって、こんな辛気くさい俳
句や短歌、間違っても趣味にしようとは思いません。
…それじゃどこから水原秋桜子 なんて俳人を引っ張り出してきたん?と疑問が
沸きますか?
はい、じゃあ逆に質問します。
この水原秋桜子って初めて聞きましたか。中学の国語で習いませんでしたか?
わからん…じゃあ中村草田男(くさたお)この人はいかがでしょうか?
…降る雪や 明治は遠くなりにけり 中村草田男
…これはさすがに 聞いたことあるなぁ でしょ^^;
この人たちを感受性豊かだった中学生の私が覚えていたのは、その俳句に感銘
したこともありましたが 主はその名前(俳号) にありました。
ね!水原は特にどうとない苗字でしょ ところが後にある名前、
秋桜子…いったいどう読むの?から始まって、じゃ男のくせに、なんで子が付く
のよ^^;しかも字余りみたいじゃないの^^;
そして秋桜子なんて、この読み方はコスモス と読むのが今では当たり前にな
ってますよね。
ただし、昭和のしかも戦前にコスモスとは読ませなかったのかも知れません
が、とにかく印象深い名前でした。
先日コスモスを眺めていると中学生だった頃を思い出しながら、
はて…そう言えば水原秋桜子 という歌人がいたな‥
と思い出して今回登場して頂きました。
しかし 子の付く名前こだわりますが、蘇我馬子、小野妹子
男でも子が付く名前がありましたよ(笑)
これも今思い付いたんじゃなくて微かな記憶をたどって掘り起こしました。
中学生の頃の色々な記憶が懐かしく思い出されました一日でした。