おはようございます。
今朝の記事に日大がアメフト部の廃部を決めた。と載っていました。
日大のアメフト…アメリカンフットボール部は長い伝統のある運動クラブ。と紹介がありましたが、
この十年あまり前から関西の大学勢の後塵を拝するようになり立て直しを計っていましたが、焦ったのでしょうね。
前近代的な根性論を全面にした荒っぽい指導が度々紛争を起こして関東リーグから出場停止を喰らい 今度は薬物の
使用が明るみになって選手が何人も逮捕されました。警察からの捜査以前にあった大学側の調査で大麻草が発見された
にもかかわらずニ週間ほど隠して大学内部で穏便に済ますように工作したようですが、他人の口に戸は建てられません。
警察の介入から数名の逮捕者が出ました。
その捜査途中に内部調査の責任者の副理事長を 証拠隠蔽工作をした旨を指摘して林真理子理事長が責任追求しました。
結果 副理事長と大学学長がそれぞれ辞職をする事でこの事件の責任を明確にしました。
その後 逮捕された部員の所属のアメリカンフットボール(アメフト)部は廃部。と発表したのが昨日。
概ね こんな話ですが、アメフト部の廃部について部員や保護者OB会から強い反発や要請お願いなどが大学側に出さ
れているようです。
SNSに載ってる意見は厳しくて
○学生だから アメフトを止めたら本来の学生の勉学に励めばいいじゃないか。
○大学は学業をするところ、スポーツはあくまでも課外授業の一環としてやるべきで それがダメになったら本来の学業
に向かえばいい。
今朝の記事に対して、学生の本分は勉学だからアメフト部が廃部になれば学業に専念すればよい、
という意見が多いようです。
しかし 現状アメフト部員はスポーツ特待生枠で入学しているので、一般学生とは全て違うのです。
中には一般学生に混じれる学生もいるでしょうが格差があるのは事実。
彼らの進路はアメフト部のある企業へのスポーツ特待社員としての就職です。
これはアメフト部に限らず他のスポーツ部や他の大学でも同じこと。
日大は今回の事件で大学のイメージが損なわれると廃部にしますが、外された学生の将来を全く考えていません。
厳しく処分したら後は無実の部員へのフォローをするのが本来の教育でしょう。
だって大学はアメフトの優秀な学生の募集をして そこに希望をしてきた学生を大学の基準で選別して入学させています。
今回のように大学側の保身だけで安易に廃部をすればそこに所属している無実の学生の将来はどうなるのでしょうか。
大麻草の隠蔽、理事長対副理事長の確執が訴訟にまでなっています。
大学側のそれぞれの責任者は辞めれば済みます。 ここまで大事にしてしまった日大に猛省を求め
アメフト部の膿を吐き出して正しい部に進むべき方法を熟考するのが教育の本意だと思います。