前回は、堂々と介護の仕事の魅力を語る必要があることをお話しました。
今回はその為にはどうしたらいいのか?というお話です。
現状では堂々と介護の魅力を語りづらいのです。
その理由は業界全体の「サービスの質の低さ」に起因します。
通院介助で利用者様と一緒に病院に行った際に、他事業所のヘルパーを見かけることがあります。
その様子を観察すると・・・
- 利用者様にタメ口で話しかける
- 利用者様の歩行ペースを考慮せず、ぐいぐいと引っ張る
- ヘルパーの服装がだらしない
- 利用者様の服装が乱れていても気づいていない
お客様に「タメ口」で偉そうに話しかける業界が一体どこにあるでしょうか?
しかも、お客様よりずっと年下の若造が。
この人の施設の中で提供しているサービスも、どのようなレベルであるか容易に想像がつきます。
こんな基本的なことができていない人が多いから、介護業界の社会的地位は依然低いままなのです。
言い換えると、介護業界が舐められているのです。
「これは自分がされたら、どういう風に感じるのか?」
そんな想像力があれば、こんなことはきっとできないはずです。
自分に問いかかる姿勢を持つことを、気づかせることがこの業界には必要なのです。
【訪問介護のじりケア・ステーション管理者 豊岡】