空色レールウェイ

空は続く、どこまでも

「マルタのやさしい刺繍」

2009年01月20日 | 映画


「マルタのやさしい刺繍」を観てきました。
以下、ネタバレが含まれています。

【あらすじ】
スイスの美しい山々に囲まれたトループ村、そこに住む80歳のマルタ。
夫に先立たれ、落ち込み寂しく日々過ごしていました。

ある日、遠い昔にしまい込んだ箱から自分で作ったランジェリーを発見します。
そして、若き日に抱いていた夢を思い出します。
「自分でデザインして刺繍をした、ランジェリー・ショップをオープンしたい」

友人に協力してもらい店の準備を進めるも、保守的な村の伝統・住民に理解されず軽蔑されます。
それでも、夢に向かって頑張るマルタとその仲間達。
遅咲きの夢が花開くとき、村に暖かな風が吹きます・・・


「夢見るパワーとは、あきらめないココロ」

いやぁ・・・お年寄りの方々が元気元気でした。
マルタもさることながら、その友人も好きですね~

ちょっと紹介しますね。
上のパンフの写真・・・右から・・・

<ハンニ・ビエリ>
 車椅子での生活を送る頑固な旦那・・・その旦那の介護と牧場の手伝いに家事・・・
 旦那の通院を苦に、息子が旦那を施設に入れようとするも、自ら運転免許を取得し、
 施設への入居を拒みます。
 一時、マルタと不仲になるも、後に自ら車での商品運搬係に。

<フリーダ・エッゲンシュワイラー>
 老人ホームに入居しているが、ホームの催し事にはまったく参加せず、
 ホームを抜け出し、マルタ達と共にお茶やゲームをして過ごしている。 
 後に、マルタにネット販売を提案し、自らホームの「インターネット教室」に参加。
 ホームで魅力的な男性と知り合い、教室参加から少しずつ親密に・・・
 
白髪の方がマルタ・ヨーストです。

<リージ・ビーグラー>
 見た目も考え方も非常に若々しく、アメリカナイズされた女性。
 自分の夢を話すマルタに共感し、後押し協力していきます。
 また、村人から冷笑されるマルタを励まします。
 4人の中でとびきり明るく、皆を元気にする存在。
 しかし・・・マルタの店が栄える直前・・・急性の心臓発作でこの世を去ります・・・

上で紹介した4人の女性とそれぞれが抱える悩みを中心に、物語は進んでいきます


やっぱりいくつになっても、夢に向かってる姿って素敵です生き生きしていますよね。
鉛のような生活を送っていたマルタが、夢を追うようになってから目が輝いてましたもん。
いくつになっても、「遅い」ということは無いんだな・・・と思いました

ハンニの息子と、マルタの息子が悪かったですね~
マルタの息子は牧師なんですが、リージの娘と浮気中・・・
なのに、マルタにはランジェリー・ショップなんてみっともない!と言い放ちます。
後々マルタに目撃されて、言いくるめられますが

ハンニの息子も村のリーダーということで、ちょっと行き過ぎでした・・・
マルタ店を潰そうと、店にウィンドウに鳥の糞をバラまいてましたが、ドイヒーですよ。
最後マルタに赤っ恥をかかされますが

1つ不満なのは、リージの死についてです・・・
確かに高齢な為、いつそういう事態が起きてもおかしく無いと思います。
だけど、死なせて欲しくなかった・・・店が軌道に乗ったのを皆と一緒に喜んでほしかった・・・
あんなにマルタと共に頑張ってきたのに・・・
「人の死」とはそういうものですよ・・・という事なのかもしれないですけど、
残念でなりませんでした

日本でも年々高齢化が進んでします・・・そして景気も悪くなっています・・・
だけど、お年寄りの方々が自分の好きだったことや夢に向かって、
嬉々として過ごせるようになれば・・・と思います

お年寄りの方々からは、元気がもらえますね。
この映画のように

最後に予告編を貼り付けておきます、良かったらどうぞ

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