のほほんシングルライフ

実家暮らし30代シングルOLの日常。
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6月9日(土)ソワレ

2007-06-10 22:17:19 | レ・ミゼラブル
さて、マイ初日を昨日のソワレで迎えたので、
サクッと感想いってみます。

まずはキャストから

ジャン・バルジャン 別所 哲也
ジャベール 鹿賀 丈史
エポニーヌ 坂本 真綾
ファンテーヌ 渚 あき
コゼット 菊地 美香
マリウス 藤岡 正明
テナルディエ 斎藤 晴彦
テナルディエの妻 阿知波 悟美
アンジョルラス 岡 幸二郎
リトル・コゼット 佐藤 瑠花
ガブローシュ 新井 海人

今期のレ・ミゼラブルは、変更点がありましたが、
全部覚えていないので列挙することはしません。
いいところもあれば微妙なところも。

まず観ていて思ったことは、アンサンブルが
弱いということ。
もっと腹から声出していけ!!
ミュージカルに限らず演劇で
客席に声を届かせるのは基本中の基本でしょう。
その点では、ファンテーヌの渚さんも弱かった。
マイクの音量の調整も不十分で小さかったと
感じましたが、それとこれとは別問題。
リトル・コゼットやガブローシュのほうが
きちんと声が届いていたよ。
アンサンブルまでビシッと決まらないと、
作品全体が締まりません。

初見のプリンシパルは、ファンテーヌの渚さんと
コゼットの菊地さんとテナルディエの妻の
阿知波さんの3人です。
渚さんはさっき書きましたが歌が弱いなー。
声も出てなかったし、高音も微妙。
雰囲気は良い感じです。
菊地さんは可愛い声で歌も良かった。
これで演技がもっとついてくると
好みのコゼットになりそうな予感。
阿知波さんはそつのない感じ。

続投組みでは真綾ちゃんが良かったです。
回を重ねてとても良い感じになってきた。
今までは可もなく不可もなくという
印象でしたが好きになりました。
そして岡さんのアンジョルラス。
2005年は本調子ではないものだったので、
ちゃんと声が出る状態で観られて良かった。
カリスマリーダーって感じですね。
でもマリウスに比べて貫禄ありすぎ。
コンサートバージョンなら良いかもしれませんが、
本舞台でのSPキャストはこの辺が潮時かも。
何度か観ているせいもあって
ありがたみが大分薄れちゃったしね。

全体としては、まだ練習不足なんじゃないの?
という感じがどうしても拭えません。
これは複数キャストの弊害なのかな。
アンサンブルも含めたキャストのレベルに
差がありすぎるように思います。
もっとみっちりお稽古してから見せて欲しいな。

比較するのはどうかとも思いますが、
マリー・アントワネットは
作品は好きじゃなかったけど、
キャストのレベルは高かったんだなと
今更ながら、気づかされました。

しかし、もう幕が開いてしまったのだから、
舞台をこなす中で色んなものを吸収して、
良くなっていくことに期待します。