■仙台市福祉プラザ
■写真パネル巡回展「帰還困難区域に生きる」(一部)
2月22日、仙台市青葉区の市福祉プラザで開催されていた、東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限された福島県の飯舘村長泥、浪江町津島両地区の歩みをたどる写真パネル巡回展「帰還困難区域に生きる」へ行ってきました。
かつての暮らしや事故後に荒廃する集落をパネル60枚で紹介した企画でした。
事故以前の町の人たちが集う思い出の写真や原発事故直後の街の様子、荒廃する町並み、野生動物たちが闊歩する町並み、避難先から住民が集う懇親会、事故への怒りと古里を思う様子が一枚の写真として記録されていました。
あの東京電力福島第1原発事故から10年経った今、飯舘村長泥、浪江町津島両地区の人たちはどうしているのか、元気でいるのか、どう思っているのか改めて考えさせられたパネル展でした。
「10年たっても戻れない地域がある現状を知り、原発事故を考える機会にしてほしい」と願うパネル巡回展は、仙台や東京などで順次開催されるそうです。
2021年3月11日で丸10年を迎えます。
最近、福島沖で東日本大震災の余震という大きな地震が発生しました。
福島沖と聞いたただけでも真っ先に思い出したのが東京電力福島第1原発事故でした。
その後の東京電力福島第1原発の様子が余り報道されていないような気がしてなりません。
風化させないためにも10年の節目の年で更に気を引き締める必要があるのではと思っています。