■「春の七草」
■我が家の七草粥
1月7日は、「春の七草」でした。
平安時代から1月7日の朝に七草粥を食べる習慣があったようで、清少納言の「枕草子」には、“七日の若葉、六日、人の持て来・・・”いう一文があったそうでした。
7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると万病を払うとされ、正月のご馳走で弱り気味の胃を休めるという知恵から始まったという説もあるそうでした。
例年、我が家では、7日の朝に七草粥を食べていました。
ところが、今年は、どうした訳か、私も家内も7日の夜に“七草粥”についてニュースで流れるまで全く気が付きませんでした。
我が家では、今まで日本的な伝統行事はできるだけ実施してきたことから、一日遅れの、それも翌日のお昼に“七草粥”を食べました。
家内は、8日の午前中に七草の材料を、欲を言えばきちんとした生の食材の七草を買うためにスーパーへ行きましたが、案の定、それらの食材は売っておらず、「春の七草」の乾燥したパック入れを、それも2度ほど値下げを繰り返した「春の七草・お値下げ品」を買ってきました。
新年早々から大事な行事を失してしまいましたが、お互いに歳をとってきた証拠なのかと思いながら、心して生活したいと思ったひと時でした。
それでも、「七草粥」を食べて胃に優しい時間を過ごしたこともあり、安らかな満足感を味わいました。