■我が家の雛人形
我が家の雛人形は、今年もお殿様とお姫様の二人だけでした。
他の雛人形は、今年も出番がなくて押し入れの中、本当は、一年に一回のひな祭りなので出してあげたがったのですが、マンションの部屋では手狭で、全て飾るとなると四畳半一杯になることから取り止めました。
そう言えば、「うれしいひなまつり」の歌では、「おだいりさまとおひなさま、ふたりならんですましがお」とありますが、「お内裏様」とは、男雛を「お内裏様(おだいりさま)」、女雛を「お雛様(おひなさま)」と呼ぶそうで、人形の最上段に飾られている男女一組を「お内裏様」と言うそうです。
「お雛様」とは、ひな人形全部を指すそうですが、人形の最上段に飾られている男女は、一般的に、それぞれ男雛、女雛を「お内裏様」と「お雛様」と勘違いをして呼んでいるのも「うれしいひなまつり」が、ひな祭りの歌として定着している証なのかと思いました。
我が家の雛人形は、娘のために浅草の人形町で買ったもので相当の年月が経っています。
長い年月が経っていますが、買った当時そのものの色合いで、お殿様とお姫様の顔立ちは、気品にあふれる美男美女で惚れ惚れしています。
只、一つだけ残念なことは、お姫様が、カビが生えて汚れてしまっています。何時のころが分かりませんが、心から申し訳ないことをしたと思っています。
以前、人形店へ行き、何とかならないかと相談しましたが、顔を取り変えないとどうしようもないと言われ、飾る度に、「ごめんなさい。」と誤っていました。
我が家のリビングは、桃の節句を迎えると一段と華やかになっています。
娘の成長を感じながら過ごす時間でもあります。