■JR仙台駅東口ビル4階:切り絵講座
■切り絵講座の材料など
■切り絵の作品
■講師:佐藤光雄先生の作品
12月9日、大人の休日倶楽部趣味の会『【仙台】切り絵体験』へ参加してきました。
今年は、何か新しいことへチャレンジしたいと思っていたこともあり、師走の押し迫った12月ギリギリでその念願がかなったと喜んでいました。
JR仙台駅東口ビル4階にある大人の休日倶楽部趣味の会で開催された切り絵体験講座は、総勢22名の出席でした。その中で男性は7名と相変わらず女性の受講生が多く、世の女性のパワーを垣間見る思いがしました。
事務局から、今回、申し込まれた方が50名いて、皆さんは、抽選で選ばれた方で、是非、切り絵講座を思う存分楽しんで欲しいと言っていました。
講師は、佐藤光雄先生という方で、技術者として東北リコー(株)で仕事をされていて、少年の頃から図画や工作が好きで、ある時、朝日新聞で滝平二郎氏の切り絵を見てから、それに魅せられて独学で切り絵の勉強と創作を始めたそうでした。1997年から朝日新聞県内版に切り絵を掲載し、本格的に創作活動をスタートし、11年半の間に246点の作品をのせて活躍されていた方でした。
最初に、切り絵の「切り方」ガイドによる説明があり実体験に入りました。
切り絵に必須のカッターは教室からの借り物、他の材料は、受講料に含まれていて持ち帰ることができました。
先ず、最初に、カッターの使い方から指導を受け、即、下絵用紙と黒紙のカッテングの練習、その後は、先生が準備された猫の絵を切り、それが完成した方から随時、サンタクロースや水芭蕉などの題材から好きな下絵を選んで切っていくという流れになっていました。
初めての切り絵体験でしたが、結構、根気と集中力が必要で、あっと言う間に2時間の講座は過ぎていきました。
体験して初めて知ったのですが、紙にカッター刃先を、「刺して」「引いて」「止めて」「抜く」という繰り返しで、つながった1本の線は、できるだけ途中で刃先を抜かずに連続して切っていくのが望ましいということと、2本の線が交差している部分は別々に刃先を入れるが、交差部分は互いに重なるように留意する。これをきちんと習得することにより、素晴らしい切り絵が完成すると思いました。
切り絵には、色がついたものがありますが、これは、切り絵の後ろに色紙を切って貼り付けて行く作業で、切り絵そのものは、構図から始まり、色の配置など絵心がしっかりと問われるのではと思いながら奥の深い切り絵講座の体験をしてきました。
私が作ったのは、猫とサンタクロースの切り絵でした。初心者にしては、良くできたのではと思いました。
2時間の講座だったことから、クリスマスのベルの切り絵は、途中までで終わりましたが、是非、復習を兼ねて完成にこぎつけたいと思っています。他に白鳥の材料もいただいてきたので、これも完成したいと思っています。
1月13日には、佐藤光雄先生の5年ぶりの個展をせんだいメディアテークで開催されるというご案内をいただいたので、是非、行ってみたいと思っています。
今回の切り絵講座は、貴重な体験でした。
チャレンジして初めて分かった事や奥の深い切り絵の芸術に触れたこともあり、これから、もう少し複雑で大きな構図に挑戦してみたいと思っています。