神幸記 ~西野神社神職のみこしブログ~

◆◆◆神輿渡御奉仕記録&神輿関連情報◆◆◆
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謹賀新年

2021年01月01日 | その他
新春を迎え、皆々様の御清祥を謹んでお祈り申し上げます

令和三年の年頭に当り、謹みて、全国の神社の本宗である伊勢の神宮の御祭神や、西野神社の御祭神をはじめとする天津神国津神の、日々の広大な御神恩に深く感謝申し上げると共に、皇室の彌栄と我が国の隆昌、そして、このブログを読んで下さる皆様方及び神輿渡御関係者の皆様方の御健勝を、心より御祈念申し上げます。

昨年は、日本書紀 撰進千三百年の記念すべき年であり、また、令和の御代替りに纏わる最後の儀式として立皇嗣の礼が執り行われるなどの慶事があった年でもありましたが、それ以上に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という疫病の爆発的蔓延により世界が激しく翻弄された年として人々の記憶に残る年となってしまい、しかもその疫病の猛威は未だ収束の兆しが見えておりません。
昨年夏に華々しく開催される予定であった東京オリンピック・パラリンピック大会も開催が延期され、その他 国内外の多くの行事が中止もしくは延期となり、全国各地の神社に於ける祭礼や神輿渡御も、昨年は疫病対策のため中止や大幅な規模縮小などが相次ぎました。

大正時代にはスペイン風邪という新型インフルエンザウイルスが世界中で大流行し、我が国でも多くの人々がその犠牲となり、また、日本書紀によると崇神天皇の御代(三世紀後半頃)にも我が国では疫病が大流行し、当時の日本人の半数以上がその犠牲となる程の猛威で、大物主神様を丁重にお祀りする事で漸く鎮まった、とされています。近世以前は、疫病流行を理由とした改元も幾度も行なわれており、日本人の疫病に対する畏怖の意識が窺えます。

現代の疫病であるこの新型コロナウイルス感染症が、一刻も早く収束し平穏な世となる事を改めて祈念申し上げ、そのためにも本年は一層祭祀の厳修に努め、祭祀を通して国の安寧と疫病鎮静を日々真摯に只管祈る、という神職としての第一義への思いを新たにすると共に、皆様方には本年も引き続き神社に対する変わらぬ御崇敬の程をお願い申し上げ、簡単ではありますが新年の御挨拶とさせて頂きます。

令和三年辛丑歳 皇紀二千六百八十一年
西野神社創祀百三十六年
元旦

本年は、ほとんどの神社で神輿渡御が中止となっています

2020年08月29日 | 令和2~3年 他社・他会の神輿渡御
例年、私は5~9月にかけて、札幌の市内・近郊を中心に道内各地の神社で、西野神社神力會の会員さん達と共に御神輿の担ぎ手として各地の御神輿に供奉し、神輿渡御を奉仕させて頂いておりますが、本年はまだ、神輿渡御は一件も奉仕しておりません。
改めて言うまでもなく、新型コロナウイルス感染症拡大のため、本年は各地の神社で神輿渡御の中止が相次いでいるためです。

統計を採ったわけではないので正確なところは分かりませんが、私が直接見聞きした範囲に於いては、本年は9割以上の神社で神輿渡御が中止されたという印象を受けます。
少ないながら、なかには本年も神輿渡御を行うという事例も見られますが、そういったな場合も、この御時世ですから所謂「三密」な状態になる事は避ける趣旨から、車列による渡御(トラックの荷台等に御神輿を固定しての渡御)として行い、大勢の人達が威勢よく担いで練り歩く、という形での従来の渡御は行っていないようです。

以下の画像(文書を画像として取り込んだもの)はいずれも、全道各地の神輿会から当社に届いた、神輿渡御中止のお知らせ等の一部です(あくまでも一部であり、実際にはもっと沢山届いています)。
これらの中では、下川神社だけ車列渡御を行い、あとはいずれも渡御そのものが中止となっています。
















新型コロナウイルス感染症が一体いつ収束するのか、今の時点では全く先が見通せませんが、来年は、どこの神社に於いても平年通り神輿渡御が出来ます事を、強く願ってやみません。

本年の西野神社秋まつりでの神輿渡御は中止となります

2020年08月03日 | 西野神社 例祭神輿渡御
昨年12月以降、中国の湖北省武漢市で感染が確認された後、短期間で全世界に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、依然として今も世界各国で猛威を振振るっており、先月20日の時点で全世界での感染者数は約1400万人、死者は約60万人にも上っております(日本国内では、先月19日の時点で確認された感染者は約2万4000人、死者は984人)。
このパンデミック(世界的な流行)は、当然の事ながら全国各地の神社にも多大な影響を与えており、当社に於いても、このような厳しい状況下で年間最大の行事・重儀である「秋まつり(所謂 例大祭)」を、本年はどのように執り行うべきか、というか、そもそも執り行う事が出来るのか、本年は中止する事も視野に入れるべきなのではないか等、慎重に検討を続けてまいりましたが、当社の宮司・責任役員・総代達による先日の会議で、今年の西野神社秋まつりをどのようにするか、その方針が正式に決定致しました。

本年9月19・20両日に執り行われる「令和二年 西野神社秋まつり」は、1日目夕刻の中祭「宵宮祭」と2日目朝の大祭「例祭」については平年通り斎行させて頂きますが(但し例祭の斎行時間については変更が生じます)、それら以外の神事(神輿渡御も含みます)や、行事・催しなどは、“コロナ禍” とも称される昨今の厳しい情勢を鑑みて、ほぼ全て中止とさせて頂きます。
当社としても残念で心苦しい限りですが、皆様方の健康と安全を第一に考えた結果の決定ですので、どうか御理解・御了承下さい。


以下の写真2枚は、いずれも昨年の当社秋まつりで撮影されたものです。宵宮祭や例祭の神事は本年も厳粛に斎行されるため、決して秋まつりそのものが中止となるわけではありませんが、本年はこのような光景は見られない事になりました…。






以下の画像(文書)2枚のうち、横書きの黄色い1枚目は、当社の氏子・崇敬者・関係者向けに先日印刷された文書(近日中に、当社氏子区域内 各町内会の回覧板に挟まれて各戸を巡回する予定)で、縦書きの白い2枚目は、他会(毎年西野神社の神輿渡御に助勢に来て下さる各神輿会)宛に近日中に郵送される予定のものです。宜しければ、これらも是非御一読下さい。






上の画像の文書内でも述べられている通り、本年の秋まつりでは、神輿渡御や奉納行事、奉納提灯の献灯、露店の出店などはいずれも中止となります。
具体的に中止となる行事・催し物等の一覧、本年の秋まつり当日に於ける日程、その他詳細については、以下の記事を御参照下さい。こちらで詳しく説明させて頂きました。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/07/11/205246

なお、秋まつりの大半の行事や催し等が中止となる中、宵宮祭や例祭をあえて平年通り執り行う意味・意義については、以下の記事で述べさせて頂きましたので、宜しければ、こちらの記事も是非御一読下さい。
https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/2020/07/24/115312

令和元年 新十津川神社 神輿渡御

2019年09月05日 | 令和元年 他社・他会の神輿渡御
9月4日、 新十津川町字中央37に鎮座する新十津川神社で執り行われた例祭の神輿渡御を、「西野神社神力會」の会員さん達と共に、担ぎ手として奉仕してまいりました。










令和元年 恵比須神社 神輿渡御

2019年08月11日 | 令和元年 他社・他会の神輿渡御
8月10日、 苫小牧市字勇払138に鎮座する恵比須神社で執り行われた例祭の神輿渡御を、「西野神社神力會」の会員さん達と共に、担ぎ手として奉仕してまいりました。