釧路市議会の2024(令和6)年6月議会報告その3ができました。📰
内容は以下の通りです。
釧路港が軍港化に⚓
政府は、自衛隊などが有事に使用することを前提に国が改修・整備する空港・港湾を指定し、道内では5つの港が指定され、そのうちの1つが釧路港です。この選定にあたり、市は住民への説明や意見交換の場は設けませんでした。これで住民の理解は得られたといえるのかと質問しました。
市は「住民への説明は国において行われるべきもので、国はHPで情報を公開している。また苫小牧市もHPで情報発信をしているので、参考にして進めたい」などと答弁。この質問後、釧路市のHPでも国との確認事項などを公開しました。しかしこれだけでは疑問点が残ります。防衛省・自衛隊にも出席を要請して、釧路市が住民説明会の場を設定すべきではないでしょうか。
戦争遺跡の保存を🕊️
釧路市内では戦時中米軍の上陸を迎え撃つために海岸線にトーチカが造られ、今でも4基残っています。中でも大楽毛南1丁目のトーチカは、住宅地にあり誰でも自由に出入りができる状態になっています。また桜ケ岡8丁目の武修館高校と清水桜ケ岡病院の間にも電波警戒陣地だったコンクリート製の建屋が残っています。これらは戦後79年間手入れがされておらず、痛みが激しくなっています。そのため文化財として保存し、戦争の悲劇を伝えるために活用できないか質問しました。しかし市は後世に伝えるべきものという認識は示しつつも、「権利者が不明の状態になっていて、市として保存することは難しい」と答弁。大樹町では文化財として指定されている例を紹介して、戦争遺跡として保全する取り組みを求めました。
津波避難タワーの工事契約を議決🏢
大楽毛津波避難複合施設が建設されることは既に決定していますが、今議会では具体的な契約内容が審議されました。場所は大楽毛南4-5。1階ピロティ(駐車場)、2階生活館、3階老人福祉センター、4階避難施設、5階(屋上)太陽光発電からなる複合施設です。3社が入札に参加し、宮脇土建などの特定共同企業体が9億8500万円(税抜)で落札しました。エレベータが使えない時に4階まで上がるのが難しい人にどう支援するのか質問すると、「共助が大事。市の職員を配置することは想定していない」という答弁でした。
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