テリトリー

さみしくしてる　あなたの　横顔が　窓に映る
翳りゆく　人生の　終幕を　見つめているの

生きていく　つらさと　悲しみとに　背を向け
ふたりだけの　時間　部屋に　流れる　音楽

あなたに　優しくしてあげたい
あなたを　包んであげたい
崩れていく　時間に　背を向けて
これからだけを　信じて生きたい

これから　季節は　だんだん　深まって
極寒の　季節には　ふたり　抱き合って　眠る

あなたに　微笑みかけたい
あなたを　守ってあげたい
壊れていく　時間に　背を向けて
ふたりだけの　時間を　見つめていたい

どうせ　同じ　人生なら
幸せな　記憶で　思い出を　埋め尽くす

色褪せない日々

最初から　さわやかな人だって　思ってた
公明正大に　近づいてきて　うれしかった

ふたりの　秘密の恋じゃ　いられないことを
誰よりも　あなたは　知っていたから

家族よりも　近い　間柄と　似た　心
部屋に行って　あなたのこと　わかった気がした

通り過ぎる　恋人たちと　同じになったね
毎日　仕事帰りに　待ち合わせして
手をつないで　いつもの　夕刻の　散歩道　
忘れることはない　出逢ったばかりの　日々

いつになっても　忘れることはない　
思い出しても　色褪せない　
出逢ったばかりの　あのころ