日本の息吹 ~日本会議鹿児島版

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日本統治下の朝鮮を探る

2012-12-10 15:00:00 | エッセイ・コラム

  元校長 持留 忠二

 1 はじめに

 日本統治36年間の韓国・北鮮(以下朝鮮)の実態はどうだったのか。在日朝鮮人等の証言を基に実情に迫り、今後の日朝問題を考える参考に供したい。

 2 朝鮮人の反日は劣等感の表れ

 朝鮮人の反日感情の深層には、年来の劣等感があるのだと思う。

 日清戦争の遠因となったのは、朝鮮の自主独立を求める我が国と、属国化を狙う清国との戦いであった。また、日露戦争も朝鮮の独立を願う我が国と、朝鮮半島の支配を目論むロシアとの戦いであった。この二大戦争に我が国が万一負けていたら、今の韓国は在り得なかったろうに。そのことを意図的になのか忘れ、ことさら反日を繰り返す一方、中国・ロシアには反発どころか、媚を売っている様に観える。

 この朝鮮人の親露親中姿勢と、我が国への蔑視・劣等感の混交した複雑な対日感情は、21世紀の今も変わらず、彼等が潜在的に夷狄
(いてき)と思っている我が国が、文化・経済・政治を含むあらゆる面で優越している事への劣等感の裏返しが、反日姿勢であると解する。


3 白人支配下の植民地の惨状

 平成6年、村山首相が、例の如く先の大戦を詫びたのに対しマハティール首相は「50年前に起きた事を貴国が謝り続ける事は理解できない。過去は教訓にすべきだが、私は貴国に補償を求めることは勧めない。50年前の事を言えば300年前の事も問題になる」と明言し、謝罪を繰り返す我が国を婉曲に批判したのである。

 
AA諸国は、欧米の植民地であり大東亜戦争を機に解放されるまで塗炭の苦汁をなめた。例えばオランダは、インドネシアに300年間「強制栽培法」を制定し、西洋で売れる商品作物(ゴム、コーヒー等)を栽培させ、それ以外は禁じた。故に三毛作もできず餓死者が続出し、米は輸入に頼っていたという。

 
また、豪州は米国独立後は、英国の罪人の流刑場と化し、原住民(アボリジニー)は31万人強(1788年)居たのに、昭和8年には6万人に激減したという。しかし、オランダ、英国は今だに謝罪していないし、豪州等を含む植民地の国々は、中朝の様に執拗な謝罪や補償を要求した記憶は小生にはない。


4 日本統治下の生活者証言

 朝鮮は中国に刺激されてか、相変わらず日本統治の優性面を直視せず、かつ、日清・日露戦争及び大東亜戦争の真因を分かろうともせず、かつての日本統治を非難し反日感情を露わにしている。
 
 

 
そこで、在日朝鮮人や当時朝鮮で署長をした人の体験談を紹介して、日本統治の実状を探ってみる。

 (1) 呉善花氏の日本統治論

 呉氏は著書で「戦後の韓国が国民を組織するために反日を国是として掲げ、反日教育を行っていなかったなら、今日ほどの根強い反日意識は見られなかっただろう」と、昨今の反日行動の根源が歴代政府のあくなき反日教育」にあることを示唆し、更に我が国の明治期の朝鮮への対応について、「日本は朝鮮が早急に近代化と富国強兵を推し進めなくては、欧米列強の支配下に陥る事を危惧し……列強のアジア侵略に対抗するためには、朝鮮を独立させる事が近代日本の外交上の最重要課題として浮上した。……しかし、朝鮮は自ら主体となって独立の旗を掲げる事はなかった。あくまで清国に従属する親清国政権の支配が続き・・日清戦争後は急速にロシアへの接近を計り、その結果日露戦争を誘発したが、明治43年米英等列強の承認を得て朝鮮を併合し、日本統治となった」と述べている。

 
県民は著書の後半で「戦いに敗れ本国へ送還される日本人を、涙を流しながら見送った数多くの朝鮮人がいた。……多くの朝鮮人が日本が敗れても反日攻撃することなく、親しい日本人への信義を通し続けた。これらの話は私には大きな救いとなった」と結んでいる。

 (2) 日本統治下の警察署長の証言

 敗戦まで朝鮮の全羅南道で署長だったA氏は、ある日5人の朝鮮人に話があると居酒屋に連れ込まれ、次の様に言われた。

 
「実は自分たちは父親に言われ、あなたをここに来てもらったと、前置きして父の言葉を伝えた。曰く、お前達は日本人を憎んではならない。この家に電灯が点るようになったのも、道路が整備されたのも、学校が増えたのも、お茶が沢山獲れるようになったのも、凡て日本人がやってくれたのだ。日本人は敗れて帰るけれども、お前達は感謝の心をもって日本人を送ってやらなくては駄目だぞ」と。「しかし、公然とお送りすることができないので、こうして挨拶に来たのです」と言って、A氏をもてなしA氏に当時のお金で2300円余りの餞別と煙草を持たせたのである。


5 終わりに

 日本統治時代の朝鮮人と日本人との麗しい話や、日本人の善行は枚挙に暇がない。また、我が国が朝鮮半島に遺した資産は、16兆円強という。

 しかし、日朝両国民は統治の陰の面だけ強調し、光の面は黙して語らず。この拙文が日本人の自信と誇り回復に資すれば幸甚である。