昨年12月、GHQ監視下で制定された教育基本法が60年ぶりにやっと改正され施行された。今後、改正教育基本法の精神を具現化すべく下位法が検討されるが、祖国に誇りを持ち、気概ある国民の育成という視点から、学校教育法など下位の法規が逸脱しないよう注視しよう。
というのは、現行憲法と旧教育基本法で戦後50有余年、洗脳され続け、公より私、義務より権利、責任より自由を強く教育された国民の中には、この改正教育基本法の形骸化を狙う者がいるだろうし、かかる私、権利、自由に偏重した人々は、我が国が直面する内外の諸課題を直視しようとせず、いまだに平和、人道、人権を標榜しているからである。
全国自治体が実施する成人式での新成人の暴挙、給食費を滞納して平然としている親、我が子より彼氏を愛する女親、拉致を国策とし自国の国民を餓死させても核保有目指す北朝鮮などに対して、憲法改正、旧教育基本法改正に反対する人々が、適切に発信したのを小生は耳にしていない。
また、「担任は子供を起こして学校へ連れて行って」「給食費を払っているのだから欠席した子供のパン、おかずを家に持ってきて」「担任は親に決めさせて」等など、不理尽な要求を学校に突きつけ、校長を自殺に追い込んだ保護者を生んだ原因は、奈辺にあると護憲派の人々は思いますか。
明治憲法下で育った日本人には、かようなエゴイストはいなかったのではないのか。
小生は声を大にして言いたい。憲法も旧教育基本法も日本人を我がままで腑抜けの人間にするための法律であると。
持留忠二(元公立中学校校長/69歳)
子供はあれで狡猾ですから、教師が強く出ないと甘く見ています。
これでは子供に正しい事を教えられるわけがありません。