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大使館侵入容疑で逮捕、ウーアルカイシ氏

2010年06月05日 | 過去記事倉庫
大使館侵入容疑で逮捕、ウーアルカイシ氏か

TBSは、逮捕される瞬間の音声のみで、このように映像は放送しませんでした。

勿忘六四-1989年6月4日-天安門事件-北京紀?片



RFUJ ウーアルカイシ氏から日本のウイグル支援者の皆様へ


【大紀元日本6月5日】6月4日午後、1989年6月の学生民主運動の元リーダー、ウアルカイシ氏が、東京都港区にある中国大使館に侵入した容疑で、警視庁麻布署に身柄を拘束された。21年前に中国当局に指名手配された同氏は、中国に帰国して潔白を証明するために、現在台湾在住の同氏は最近来日し、中国大使館を訪れて自首しようとしたが、対応を得られないために強行突入をはかったという。


中国大使館に強行突入しようとするウアルカイシ氏。柵の前で警察官に取り押さえられている(大紀元)



 1989年、当時の大学生は政治改革を求めて、全国各地で大規模な学生民主運動を起こした。6月4日、中国政府は天安門広場に集まっていた大勢の大学生に武力弾圧を行い、多くの若者が亡くなった。当時学生リーダーだったウアルカイシ氏は中国当局に指名手配されたが、難を逃れ米国に亡命した。

 その後、同氏はハーバード大学を卒業、台湾に移住した。

 同日朝、中国大使館の敷地内に突入する前に、同氏は柵の前で取材に応じた。祖国に帰るためにこれまで度々中国政府の在外公館に帰国許可を求めたが拒否され続けた。今回、在日中国大使館に自首することを決意して来日したという。


在日中国大使館を訪れ、自首しようとするウアルカイシ氏(大紀元)

「柵の内側は中国領土、外側は日本領土。日本の警察にこう告げられました。私はいま、この境界線に立っています。まさにこの一本の線が、私と祖国を離れ離れにしています」

 帰国したい理由について、「すでに21年間、両親、兄弟にずっと会えないでいます。家族に会いたい、中国政府と対話したい、それが実現できるならば、例え、自首しても構わない。逮捕されても監禁されても構わない。だから、私は今日、自首しに来ました」と語った。

 自首しようとするウルカイシ氏は、大使館からの対応を得られなかった。午後2時半頃、同氏は大使館前の柵を乗り越え、大使館に強行突入しようとしたが、警備する麻布署の警官に取り押さえられて、身柄を拘束された。