子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

映えますな。

2018-11-15 | 日記

京都の叔母から数ヶ月に一回、京都の和菓子が届きます。

私が子供の頃はまだ無名だった数々の和菓子屋さんも、今では京都特集に必ず出るほどの有名店に。

いつぞやか久しぶりに宝泉さんに行った時は行列ができていてびっくり。もう私だけの秘密のお店じゃなくなったのね、、、。

嬉しくもあり、少し悲しい気持ちになったものです。


それでも京都にはまだまだ観光客の皆さんが知らない老舗の名店があるのも確か。そんなお店のお菓子をいつも叔母は送ってくれます。

今回送ってくれたのはこちら。




塩芳軒さんのお干菓子詰め合わせ。
箱を開けた瞬間、この色とりどりで華やかなお干菓子が目に飛び込んできて思わず写メを撮ってしまいました。インスタ映えな京菓子です。


良くお抹茶を点てて飲むクマ子に願ってもないお菓子です。


お干菓子は形は違えど基本同じような味が多いのですが、こちらは種類ごとに味も違うんです。

クマ子のお気に入りはピンク色のお干菓子。梅味でした。

今日の午後は特に予定もないので抹茶とこのお干菓子を堪能しようと思います。

京都に行かれた際は皆さんもまだ見ぬ和菓子を発掘してみてくださいね。


私の夫は潔癖症

2018-11-15 | 私と夫の妊活日記

先日関西の実家から母と母のお友達が我が家に遊びに来ました。家にはいってもらって開口一番、母がこう言いました。

 

「相変わらずきれいにしているのね・・・」

 

そう。我が夫、クマ吉は自他ともに認める潔癖症。必然的に家の中はモデルルームのよう。

キッチンのカウンター、サイドボード、ダイニングの机の上等、平面な箇所には物を置きっぱなしにすることは決して許されず、ちょっと物を出しっぱなしにしておくと厳しい指摘がはいります。

 

床は毎日掃除機をかけたあとに水拭きをして、家じゅうの棚や窓のサッシを拭き掃除。お風呂にいたってはわずかなカビも見落とせません。

 

掃除は好きでも整理整頓が苦手なクマ子にとって、彼との結婚生活で一番つらいのが、このお片付けでした。

 

引き出しを開けるたびにちゃんと所定の位置に所定のものが入っているかチェックされる身にもなってくだされ。。。同じ引き出しの中でもハサミがわずかに違うところにいれられてたら、すかさず「クマ子、今日ハサミ使った?戻す位置が違うよ」などと言われるのです。

 

結婚してから衝撃を受けたのがトイレ掃除。

ある週末、クマ吉が私のトイレ掃除が行き届いていないので、ハイターを買おうとしていました。毎日せっせと便器を磨いて拭いているクマ子にしてみれば、自分の掃除にケチをつけられたことがたまらなく腹が立ち、いったいどこがだめなのか詰め寄ったことがありました。

 

そうすると彼はおもむろにトイレのタンクを指さすのです。

はあ??と思ってると、クマ吉はこう言いました。

 

「トイレのタンクの中、掃除してないでしょ。カビが出始めてるよ。こういうところもきっちりしないとカビ水でトイレを流していることになるんだよ」

 

タンクの中までチェックするなんて・・・。こいつ、狂ってる・・・。クマ子の顔面からサーっと血の気が引いたのを覚えています。

 

そしてふと彼の同僚のSさんという女性が頭に浮かびました。彼女は目鼻立ちがはっきりとした美人さん。Sさんとは私もかつて一緒のチームで仕事をしていたのですが、彼女も相当な潔癖症でなかなか大変だったのです。

 

ある時、クマ吉に聞いたことがあります。Sさんと気があいそうなのにどうして彼女を選ばなかったの?と。

 

するとこんな答えが返ってきました。

 

「ああいう潔癖の人と結婚すると生活が窮屈っぽくない?」

 

お前が言うな!!!!

 

そう叫んだクマ子なのでした。

 

今ではそんな夫も私のいい加減なところに慣れ、私も彼の潔癖なところに慣れ、お互いの妥協ポイントでうまく生活をすることができるようになりました。

 

こうやってだんだん夫婦が形になっていくものなのかな。そんなことを思いながら今日も朝から掃除に励みます。

 


2度目の体外受精に向けて。

2018-11-14 | 私と夫の妊活日記

1回目の体外受精の様子をブログに書いたと思っていたのですが、書いていないことに気づきました・・・。もしその情報を待っていた方、大変失礼しました。いま2回目の準備にはいったので、これから詳しくお伝えしていきますね。

 

体外受精には卵巣から卵を取り出して(採卵)、精子と受精させて凍結させておく必要があります。そして子宮が着床しやすい状態になったときに、その受精卵を解凍して子宮にいれなおします(融解胚移植)。この一連の流れを「体外受精」というんですね。

 

クマ子は前回の採卵でとれた受精卵がまだ残っているので、2度目となる今回は採卵なしです。ですので子宮が着床しやすいよう、お薬で調整して胚移植の日を決定します。

 

子宮はいわば受精卵のベッド。あたたかくてフカフカだと着床しやすいので、その状態をお薬を使って目指しているわけです。

 

さて、1回目の体外受精で結果がでなかったので、生理がきました。2度目の胚移植に向けて生理2日目からまたエストラーナという貼り薬とNEソフトカプセルという薬を飲み始めます。

 

エストラーナはかゆみ止めパッチのような貼り薬で、皮膚からホルモンを摂取するもの。2日に1回貼り替えなのですが、これがすごい粘着力なのです。

 

お風呂に入ろうが、スパッツ履いて長距離走ろうが、とれません。剥がせるもんなら剥がしてみろと言わんばかり、ぴったりお肌にくっついています。

 

その分お肌にには負担がかかるわけで・・・。クマ子の場合どうしてもこれを貼ると被れてしまう。しかも日によって貼る枚数が変わるので、2枚の時は我慢できても、8枚の時は時間と共にでてくるかゆかゆ攻撃にひたすら耐えなくてはなりません。

 

お風呂から上がっていつも貼り替えるのですが、かぶれたところを避けて貼る場所を探します。8枚エストラーナを貼った自分の体は色気もへったくれもありません。お風呂で鏡に映るその姿を見て幻滅してしまうのは私だけなのか。イヤイヤ、夫が見たらきっと冷めるはず・・だからこの姿は絶対夫に見せるまい、と誓うクマ子なのです。

 

NEソフトカプセルは朝昼晩と1錠ずつ飲むお薬で、血行を良くするビタミン剤。お昼に出かけたりするとうっかり飲み忘れそうになるので、お出かけする時は必ずスマホのアラートをかけておきます。

 

ちなみにお薬は妊娠判定日の日に処方されているので、妊娠判定とお薬代10日分を合わせて6,669円。

気持ち新たに進みます。


がんばれ、お母さん!

2018-11-14 | 私と夫の妊活日記

午前8時15分。毎日クマ子がベランダに洗濯物を干しながら、ささやかな楽しみを得ている時間です。

この時間になるとお隣のアパート1階に住む女の子とそのお母さんが自転車で幼稚園に行くのですが、その出かける時の会話がとっても癒されるのです。

女の子の名前はMちゃん。4歳ぐらいでしょうか?保育園の時からお母さんはMちゃんを毎朝自転車で送り届け、そのままお仕事にいっているようです。

 

Mちゃんは今、いろんな興味を持つ時期のよう。玄関を出る時からずーーーーっとしゃべりっぱなしです。「どうしてカラスはカアカア鳴くの?」「ママ、見て!!こんなところに蟻さんがいるよ、何をしているの?」「雲はなんで動いているの?」

 

どうして?どうして?どうして?のオンパレード。玄関を出てからママの自転車の後ろに乗せられるまでのたった数分の間の間に、いろんな発見をして、疑問がとびでてくるところがすごい!子供の目線ってなんて新鮮で敏感なんだろうといつも感心します。

 

Mちゃんのお母さんはちゃんとそれに対してお母さんなりの考えで答えるのですが、どうやら今日はお疲れのようす。

Mちゃんとの会話に気合がはいっていません。それにMちゃんも気づいたのでしょうか、お母さんにこう言いました。

 

「ママ、がんばって!!」

 

するとお母さんがこう答えました。

 

「ママ、これ以上頑張る力ないよ。。。」

 

お母さん、だいぶお疲れのようす。それもそのはず、朝のこの数分だけでこれだけMちゃんがしゃべり倒しているということは、家の中でもどこでも24時間ずーっと何かを話しているのでしょう。

 

お母さんは24時間365日子供と一緒なわけですし、そりゃ疲れる日もあるってものです。しかもこの日は玄関を出る時、Mちゃんはいつものごとく何かでこっぴどくお母さんに叱られていたのですが、どれだけお母さんの雷が落ちてもまったくこたえないMちゃん。お母さん、全面降伏です。

 

頑張れないと言いながらもMちゃんを自転車の後ろに乗せて、「レッツゴー!!」といつもの掛け声で漕ぎだすお母さん。

 

お母さんってすごいなあ。今日もがんばれ、Mちゃんのお母さん!

心の中でそうエールを送りながら、ベランダで洗濯物を干すクマ子です。

 

 

 


私なりの受け止め方

2018-11-13 | 私と夫の妊活日記

体外受精1回目は妊娠しませんでした。そう告げられた時は一瞬にして落ち込みましたが、クリニックを出るころには、「妊娠してなかったし、帰ってジム行ける!」と考えていたぐらいです。

 

体外受精1回目がだめでとても落ち込む方もいると聞きました。なぜ、クマ子はそんなに落ち込むことがなかったのでしょうか?

 

それはクマ子が選んだ人生の選択にあると思います。

 

クマ子は23歳の頃から36歳で結婚するまで、親戚、親の知人の紹介で50回を超えるお見合いをしてきました。ほとんどの方が資産家だったり立派な職業の方で、育ちも問題ない紳士な男性でした。

 

ありがたいことにこの性格を気にいっていただけることもあったのに、それをことごとくお断りをしてきたんですよね。今思うとなんてもったいないことをしてきたのでしょうか(笑)

 

断ってきた理由は単純にその時はお見合い結婚が嫌だったからです。友達にお見合いで結婚することを言うのもなんとなく気恥ずかしいし、自分の相手は自分で見つけたいという、若さゆえの自信が当時はありました。

 

今思うと、お見合い結婚の何が恥ずかしいんだか。まったく、クマ子は贅沢で生意気な小娘だったものです。

 

歳をとると子供を産みにくくなるよ、という祖母や母の忠告を受け止めず、海外に行ったり仕事にのめりこんで仕事をバリバリこなしてきました。

 

それなりにキャリアを築いて気が付けば36歳。周りはキャリアも結婚も手に入れていたのに、クマ子はすっかり取り残されていました。

 

結婚を拒み続けたのは自分自身。だったらこのまま独身で生きようと思っていた矢先、今の夫と職場で出会い、結婚することになり今に至ります。

 

もし、20代で結婚して子供ができないならば、落ち込んでも当然です。体もホルモンも、卵も若いのに妊娠しないのだから、そりゃショックでしょう。なんで周りはできて私にはできないの・・・そう思うのも無理はありません。私だったらきっと周りをうらやんでいると思います。

 

一方クマ子は今は38歳。37歳の時に治療を始めたのですが、それでも妊娠、出産には遅すぎる年齢です。ひと昔前ではとっくに妊娠できる時期は過ぎていました。

 

それが今は医療技術の進歩で、その恩恵にあずかり、こうして不妊治療を受けることができるようになりました。

 

今の時代だから38歳でも治療に取り組むことができるのです。それだけに「治療すれば妊娠する」と思いがちですが、母体が歳をとっていること自体、すでにリスクを追っていることは今も昔も変わりません。

 

だから高齢な分、当たり前ですが妊娠はしにくいわけで、そういう人生を選択したのはまぎれもなくクマ子自身なのです。若いころに結婚するチャンスを何度も与えてもらったのに、結婚せずに仕事を選んだ、自分の責任。

 

38歳で結婚して、その歳に自然妊娠した友人だっています。そういう友人には「なんであの子は簡単に妊娠するのよ」と思ったことはありますが、そんなこと思ったところで私が妊娠するわけじゃありません。

 

私は今の年齢と、自分の人生の選択に責任があります。

今の人生を選んだのは自分。だからなかなか子供が授からないのも受け止める。

 

もちろん妊娠するための努力はもちろんしています!それで妊娠しなかったならば、これはちゃんと受け止めるべきこと。

 

 3度まで、挑戦してそれでもできなければ治療はやめる。

 

今はそういう気持ちでいます。

それまでどうぞ、ブログにお付き合いくだされば幸いです♪