京都の叔母から数ヶ月に一回、京都の和菓子が届きます。
私が子供の頃はまだ無名だった数々の和菓子屋さんも、今では京都特集に必ず出るほどの有名店に。
いつぞやか久しぶりに宝泉さんに行った時は行列ができていてびっくり。もう私だけの秘密のお店じゃなくなったのね、、、。
嬉しくもあり、少し悲しい気持ちになったものです。
それでも京都にはまだまだ観光客の皆さんが知らない老舗の名店があるのも確か。そんなお店のお菓子をいつも叔母は送ってくれます。
今回送ってくれたのはこちら。
塩芳軒さんのお干菓子詰め合わせ。
箱を開けた瞬間、この色とりどりで華やかなお干菓子が目に飛び込んできて思わず写メを撮ってしまいました。インスタ映えな京菓子です。
良くお抹茶を点てて飲むクマ子に願ってもないお菓子です。
お干菓子は形は違えど基本同じような味が多いのですが、こちらは種類ごとに味も違うんです。
クマ子のお気に入りはピンク色のお干菓子。梅味でした。
今日の午後は特に予定もないので抹茶とこのお干菓子を堪能しようと思います。
京都に行かれた際は皆さんもまだ見ぬ和菓子を発掘してみてくださいね。
先日関西の実家から母と母のお友達が我が家に遊びに来ました。家にはいってもらって開口一番、母がこう言いました。
「相変わらずきれいにしているのね・・・」
そう。我が夫、クマ吉は自他ともに認める潔癖症。必然的に家の中はモデルルームのよう。
キッチンのカウンター、サイドボード、ダイニングの机の上等、平面な箇所には物を置きっぱなしにすることは決して許されず、ちょっと物を出しっぱなしにしておくと厳しい指摘がはいります。
床は毎日掃除機をかけたあとに水拭きをして、家じゅうの棚や窓のサッシを拭き掃除。お風呂にいたってはわずかなカビも見落とせません。
掃除は好きでも整理整頓が苦手なクマ子にとって、彼との結婚生活で一番つらいのが、このお片付けでした。
引き出しを開けるたびにちゃんと所定の位置に所定のものが入っているかチェックされる身にもなってくだされ。。。同じ引き出しの中でもハサミがわずかに違うところにいれられてたら、すかさず「クマ子、今日ハサミ使った?戻す位置が違うよ」などと言われるのです。
結婚してから衝撃を受けたのがトイレ掃除。
ある週末、クマ吉が私のトイレ掃除が行き届いていないので、ハイターを買おうとしていました。毎日せっせと便器を磨いて拭いているクマ子にしてみれば、自分の掃除にケチをつけられたことがたまらなく腹が立ち、いったいどこがだめなのか詰め寄ったことがありました。
そうすると彼はおもむろにトイレのタンクを指さすのです。
はあ??と思ってると、クマ吉はこう言いました。
「トイレのタンクの中、掃除してないでしょ。カビが出始めてるよ。こういうところもきっちりしないとカビ水でトイレを流していることになるんだよ」
タンクの中までチェックするなんて・・・。こいつ、狂ってる・・・。クマ子の顔面からサーっと血の気が引いたのを覚えています。
そしてふと彼の同僚のSさんという女性が頭に浮かびました。彼女は目鼻立ちがはっきりとした美人さん。Sさんとは私もかつて一緒のチームで仕事をしていたのですが、彼女も相当な潔癖症でなかなか大変だったのです。
ある時、クマ吉に聞いたことがあります。Sさんと気があいそうなのにどうして彼女を選ばなかったの?と。
するとこんな答えが返ってきました。
「ああいう潔癖の人と結婚すると生活が窮屈っぽくない?」
お前が言うな!!!!
そう叫んだクマ子なのでした。
今ではそんな夫も私のいい加減なところに慣れ、私も彼の潔癖なところに慣れ、お互いの妥協ポイントでうまく生活をすることができるようになりました。
こうやってだんだん夫婦が形になっていくものなのかな。そんなことを思いながら今日も朝から掃除に励みます。