子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

まるでカフェのようなあの場所

2018-11-19 | 私と夫の妊活日記

体外受精では精子と卵子が受精して、それを培養する胚培養士さんという方がいます。この培養がうまくいかないと胚移植そのものが成り立ちません。不妊治療をする上で失敗が許されない、きわめて重要なお仕事をされている方々です。

 

でも、医師や看護師の存在は当たり前のように認識していても、胚培養士さんの存在は希薄。クマ子も初診説明会の時に院長先生の説明で初めて「胚培養士」さんという存在を知りました。

 

それもそのはず。医師や看護師とは通院で必ず会うけれど、胚培養士さんとは会う機会がそもそもないのです。

 

1回目の胚移植の際、手術室に胚培養士さんがいらっしゃったのですが、クマ子は手術台の上、胚培養士さんはクマ子の胚に注力されているので会話はおろか、顔すらわかりません。

 

そんな胚培養士さんとお話する機会がありました。

先日、浅田レディースクリニック品川院の胚培養室の様子が一般開放されていたのです。どんなところでクマ子たちの胚を管理して育ててくれているのだろう・・・とちょっぴり興味があったので見にいってきました。

 

さぞかし窓のない実験室のようなラボなのだろうと思っていたので実際に見てびっくり。

 

ここは丸の内のおしゃれオフィスかいな。

 

そう思わせるような培養室でした。ラボまでの通路は森の中を進んでいくような感じになっていて、箱根美術館の森の中の回廊を思い出させます。フロアの角部屋に位置するラボは壁2面が全面窓ばり。眼下には品川の街が広がっています。

 

緑を基調にした開放的な空間はまるでカフェのよう。思わず「メニューください」と言ってしまいそうな雰囲気です。ここでコーヒー飲みたい・・・。

 

「ここはKomorebi Terrace(こもれびテラス)というコンセプトになっているんですよ。」

 

ぼーっと見ていたクマ子に、白衣を着た女性が話しかけてきました。彼女は胚培養士さん。見学に来た患者さんに説明をされていました。落ち着いたトーンでにこやかに説明する胚培養士さん。こんな穏やかでひだまりのような空間にいたら、自然と人もそうなるのね。

 

このKomorebi Terraceは患者とそこで働くスタッフとがほっとする空間であるようにデザインされたんですって。最先端の培養室は「生命をはぐくむ森」がコンセプトで、森の木々や動物をモチーフに生命力が表現されているらしい。

 

わかる。働く環境って働く人間にとって精神的な影響が大きいですもん。クマ子はかつて窓のない一室でスタッフと働いていたことがありますが、その時の閉そく感といったらもう・・・。そういうところで働くと自然と指揮は下がるし、性格もくらーくなります。

 

いやあ、こんな空間で私の卵ちゃんたちを管理して育ててくださってるとは。ここなら安心して私の卵ちゃんたちを預けることができます。

培養室は毎週水曜日に時間限定で一般開放されているそうですよ。機会があればご覧になることをおすすめします!


2回目の胚移植日がきまりました

2018-11-19 | 私と夫の妊活日記

妊娠判定日から初めての診察日。今日は採血でホルモン数値を確認して胚移植の日を決めます。

 

浅田レディースでは採血がある場合、予約した時間の30分前に受付をする必要があります。最初は30分前に行くなんて面倒だなあと思いましたが、そうすることで予約時間にはその採血結果が出ていて、先生にも現時点の状況を判断して治療をしてもらえるので、実はとても合理的。

 

前の病院では予約時間に行って1-2時間待たされて採血、結果は次回の診察時になるので、今にして思えばタイムリーな治療判断ができてなかったのかもしれません。

 

それにしても今までほとんど待合室に患者がいることはありませんでしたが、このところわりと患者さんをみかけます。開院して半年、きっと人気がでてきたのでしょう。名古屋の本院では予約がなかなかとれないそうだから、今こうして通院できることがすごくラッキー。

 

さて、採血の結果、クマ子の体内にはしっかりホルモンが体内に充填されているそう。「エストラーナもちゃんと貼っていらっしゃいますね。きっちりホルモン数値にでています」と言われました!

 

あんなかゆみ止めパッチでホルモンを摂取できるんかいな、と半信半疑のまましっかり貼っていた甲斐があったというもの!あなどれません、エストラーナ。

 

そして子宮の内膜の状態から胚移植日が決まりました。移植日が診察で決定したら、その後別室で看護師から胚移植までの薬についてマンツーマンでしっかりと説明があります。

胚移植に限らず、人工授精前や採卵前など、重要な治療前の診察では必ずこの説明があるのですが、これがものすごく丁寧でわかりやすい!素人でもちゃんと理解ができるように話してくださるんです。

1つ1つの薬の効果についてわかりやすく説明してもらえるので、「だから飲む必要があるんだなあ」とすっと理解できます。

 

そうやって理解ができると、飲み忘れがなくなるんですよ。薬に対する理解がちゃんと服用の意識付けになるんですね。

 

説明に加え毎回ちゃんと薬の服用スケジュールを渡してもらえるので、複数の薬があってもどれをいつのむか、ということも明確です。

薬が数種類でた場合、受付で一通り説明を受けて、理解したつもりでも家に帰って「あれ?これはいつだっけな・・」ってなったりしません?しょっちゅうそうなるクマ子は浅田レディースクリニックの薬服用スケジュールがめちゃくちゃありがたいのです。

胚移植に向けてルトラールというホルモン剤が追加されました。これが最も重要な薬で、服用を忘れると移植そのものを中止にしたり変更したりしなくてはならないそう。だから絶対移植日4日前から朝昼晩飲んでください!と言われたので、忘れないようさっそくスマホのタスクに時間指定でアラートをかけました。

 

いよいよ2度目。今年のクリスマスに新しい命がプレゼントされますように。

 

 

 

 


招かざる客

2018-11-17 | 日記
クマ吉が久しぶりに夕食を外でしたいと言い出しました。我が家は外食はほぼありません。クマ子がいつもスーパーのチラシを見て、1週間の献立を決めてしまっているので、いきなり言われてもほぼ却下するのです。

だけどクマ吉の様子がなにか変。彼は仕事でなにかあると、外で飲んで話をしたがるので、もしかしたらまた何かあったのかもしれない。


しかたない、今晩の献立は明日のクマ吉のお弁当に組み込むか。

クマ吉に連れられ、着いた場所は鍋に定評がある居酒屋。うう、、、付き合っている頃はオシャレなイタリアンやフレンチに連れて行ってくれたのに、、、。あの頃のときめきはどこへ行ってしまったのか。


おまけに店内はムワ〜っと漂うタバコ臭!2人ともタバコは吸わないのにこれはキツイ。クマ吉も自分が選んでおきながら「やばいな、このタバコ臭」ですって。

でもお鍋が美味しいらしいので、ちょっぴり期待をしつつ、二人で乾杯をして、一品をつまみながら鍋ができるのを待ちます。


やはりクマ吉は会社で何かあった様子。会社の話は家で一切しない彼がこうやって話す時は相当我慢をためこんでいるのだ。家族のため毎日働いてくれているクマ吉。いつもありがとうね。

と、そこへ場違いな声が聞こえてきました。

「おかーさん!!ここの席だよねーー!僕こっち座りたい!!!」


見ると4、5歳ぐらいの男の子と女の子、そして3歳ぐらいの男の子がとなりの席に来たではありませんか!!

もしもし、ここ、居酒屋ですが、、、、。しかもタバコ臭ムンムン、、、。

すると遅れて仲良しママ2人が連れ立ってきました。ママたちは某有名なサッカーチームのユニフォームを着ています。どうやらどこかのチームのサポーターで、近くで試合があったのでしょう。
サッカー話で盛り上がっています。


席のつくとママは言いました。「好きなもの頼みなさい」

おいおい、、、。好きなものって言ってもここの一品お酒に合うようにどれも味付けが濃いぞ。子供が食べられるとは思えないけど、、、。

案の定子供はメニューをみて「白ごはんとジュース!!」と言ってます。そりゃそうだ、オムライスもハンバーグもスパゲティもない店だ。

様子から見てママ同士、サッカーの話をしたかったよう。子供そっちのけでサッカー話に花を咲かせて乾杯しています。

こういうのってどうなんだろう。
ゆっくり話し込みたい気持ちはわかる。サッカー観戦後にお酒で乾杯したいこともわかる。

でもここは繁華街の居酒屋。100歩譲っても子供にふさわしい場所とは思えない。この近くにはジョナサンやガスト、スカイラークなどファミリーレストランも乱立している。せめてそこで食事をするという選択はなかったのだろうか。


子供を持つ、ということはある程度自分の楽しみも制限されるということ。いま、クマ子は人ごとだからこのママたちを批判的に見てしまってるけど、もし私がママになったらちゃんと自分を律することができるだろうか。

親になるって人間としての修行のよう。そんなことを感じた夜でした。

結婚とはなんぞや

2018-11-16 | 日記

のんびりした昼下がり。めったにならないクマ子のスマホに着信が。かけてくるのはほぼ実家の母、夫の母、親友のE子ちゃんの3択です。かけてきたのはE子ちゃんでした。

 

「聞いてよクマ子!!もう私我慢の限界やわ!!」開口一番吠えるE子。はっは~ん。クマ子はこれでピンっときました。

 

E子とは大学時代のアルバイトで知り合って以来の仲。とにかく気遣い屋さんで自分のことより相手を優先するような優しい心の持ち主。飲食店を経営するご主人と結婚してからも、どんなに嫌なことがあっても相手を傷つけたくないから自分が我慢をして耐え忍ぶ・・・という、いかにも古き良きニッポンの妻なのです。

が・・・。

2年前に待望の第一子が生まれてからご主人に耐え忍ぶことができなくなり、こうしてたびたび怒りを爆発させて電話をかけてくるようになりました。

 

E子側の話しか聞いていないのでこれがすべてというわけではないんでしょうけど、本当によく頑張ってます、彼女。ご主人は結婚と同時に勤めていたレストランを退職、独立してご自分のお店を持たれました。

ご主人は普段話している分には穏やかでほんわかした方なのですが、料理となるとその姿は一変、どんな些細な妥協も許しません。こだわりの食器にこだわりの食材、こだわりの料理法で最高のフレンチをお客様に提供することに命をかけていらっしゃいます。

 

長年フランスで厳しい修業を積んだこともあってか、とにかく後輩料理人にも厳しいんだとか。すぐカッとなるから手をあげてしまうことも多々あり、そのせいでお店で雇ったスタッフは全員半年ともたず、逃げるか退職してしまうので、常に自分ひとりでお店をするはめに。

 

見かねたE子がお店を手伝うことになったのですが、なんせE子はママになったばかり。毎日夜12時過ぎまで店にいて、ベッドにはいるのは夜中の2時。すぐに子供の夜泣きで起こされて結局徹夜で朝を迎えるそうです。

朝と昼はお店の経理処理と買い出し。そして夕方からまた子供を背負ってお店にはいる毎日で、体が悲鳴をあげ、ストレスでずっと帯状疱疹が治らず髪も薄くなってきたそう。

 

「寝る時間がほんとになくて、昼間、珍しく1時間ほど時間ができたから横になってたの。そしたら旦那なんて言ったと思う?!『自分だけ横になって。疲れているのは自分だけと思うな、俺だって疲れるんだよ』って言ってきたの!!自分は仕事終わったら昼までぐっすり寝てるのに、だよ?!子供が夜泣きしても絶対起きない、おむつの変え方もいまだにわからない、離乳食をあげることもできない、大好きな料理しかしてないくせに!!!」

 

そうなんですよね。ご主人は自分のお店を持つことが目標で、その目標が達成された今、名店にしたいという一心で腕を磨き続けていらっしゃいます。E子にも別の目標がありました。結婚前、彼はE子にお店を手伝わせるなんてことはないと言っていたのですが、結局今はE子がいなければお店がまわらない状態。E子は自分の目標は諦めました。

 

「私だってお店を手伝うって決めた以上は一生懸命なんだよ。でもさ、飲食業界まったく素人な私に3星レストラン級のサービスを今日からしろ!!って言われてもできるわけないじゃん!!ワインの辞典を渡してきて明日までにこれ覚えとけ、っていうんだよ!!それでうまくサービスできなかった日には『何やってんだ!お前のせいでお客様に迷惑かけて!』って。私こんなに毎日くたびれて頑張ってるのに、ねぎらいの言葉もなくって、かけられる言葉と言えばサービスのだめだしばっかり。私、妻だよ!!従業員じゃないんだよ!!!家政婦じゃないんだよ!!!」

 

電話の向こうで一気にまくしたてるE子。それを黙ってきくしかできない私。そう、夫婦のことは夫婦でしかわからない。親友でも第三者である以上立ち入ることはできない領域。

 

仮にここで私が「何それ?!!E子の旦那って最低だね!!そんな男とよく結婚したね」と言ってもE子は余計不愉快になるだろう。誰だって自分が夫の愚痴を言うのはいいけれど、他人に夫のことを悪く言われたくはない。勝手だけど、そういうものなのだ。

 

私はただ聞いて、E子の気持ちに寄り添うだけ。それが精一杯親友としてできること。でも、、、。毎回この手の話を電話で聞きながらふと思うことがある。E子夫婦の間に生まれた待望の第一子。クマ子夫婦が望んでもなかなか手に入らない宝物。

 

どうしてその宝物が生まれてきたことで喧嘩が絶えなくなってしまうんだろう。

 

「私、もう駄目だわ。夫の顔見るだけで気分悪くなるし血が逆流する。一緒の空気を吸うのもいや。私には子供がいるからもう旦那はいらない。離婚したい。」

 

それはきっと母親に、あるいは父親になった人にしかわからない感情なのだろう。

 

 


むらむらしてきました

2018-11-16 | 日本の性教育について思うこと

おおよそ月に1度、収納スペースを中を引っ張り出しては整理整頓、断捨離することが日課の我が家。ちょうど先週末はその日にあたり、夫婦でごそごそ使うもの、使わないものを仕分けしていました。

 

処分することになった書籍類を近くの古本取扱店にもっていこうと準備をしていると、クマ吉が「これももう売ろうか」と持ってきた雑誌を見ると・・・

 

2016年発売のanan、SEX特集。指原莉乃さんが表紙を飾ったことが話題になり、当時街の本屋では即完売店が続出。なかなか手に入らないと、幻の一冊となった号です。

世間の流行りに敏感な夫もご多分にもれずネットですぐに注文、2人で読んだ後すっかりその存在を忘れていました。

 

私たち夫婦は雑誌でSEX特集があると必ずと言っていいほど2人とも目を通します。内容そのものに興味があるっていうのが一番の理由ですが、夫と一緒に読むとお互いのSEX感を確認できるんですよね。

 

たとえば女性が好きな体位ランキング。雑誌によると

1位 正常位

2位 バック

3位 対面座位

だそう。

 

でもクマ子はバックはとっても苦手。後ろからされるとなぜかすごく痛いんです。挿入の痛みではなくて、体の中の臓器の痛みというか。

あと、トラウマもあるかしら・・・。過去にバックでしている時にもう1つの穴にいれられそうになって、それがめっちゃくちゃ痛かった!!

私は当然普通にバックですると思っていたので、何の覚悟もなかったから余計だと思うのですが、もうこの世の痛みとは思えない痛さ。はいらなかったけど先があたっただけなのに皮膚が切り裂かれるようで、それ以来バックでする時は自然と警戒してしまうんですよね・・・。

 

好きな体位、苦手な体位について普段からクマ吉にも伝えてはいますが、こういう雑誌の情報を鵜呑みにしないようランキングを指さしながら、「2位にバックがきてるよ、信じられない~」と再度伝えておきます。

 

SEXってマニュアルがあるようでないというか。「雑誌にこう書いてあったからこう!」というのが当てはまらないなあ、と良く思います。例えば男性は乳首を感じやすいとか書かれていますが、夫は絶対だめ。乳首を触られると痛いらしいのです。

 

相手が違えば気持ち良いところも悪いところも変わるので、回数を重ねていくうちにお互いのポイントを理解しあって、最初より2回目、2回目より3回目がより気持ち良くなるのがクマ子の理想。気持良くないとお互いSEXしたくないですしね。

 

こんなことを書いていたらムラムラしてきました・・・。そういえば不妊治療を始めてからSEXが遠のいているなあ・・・。クマ子はいつでもしたいのに。とりあえず、ジムで発散しにいくことにします(笑)

 

それでは今日も良い1日を。