何はともあれ

タイミングをとりたい日に限って

帰宅が遅い夫、クマ吉。

そのまま寝ようとするクマ吉と

タイミングをとりたい私。

 

結局、その日はタイミングをとることが

できませんでした。

 

喧嘩になった後、クマ吉はいつものごとく

「わかったわかった。言う通りにする」

といやいやコトに及ぼうとしました。

 

が、クマ子が拒否。

 

せっかくうまくタイミングをとれると

思ったのですが、やはりセックスというものは

２人のこころが通い合ってこそのもの。

 

いやいやするようでは、そこには

愛情も快感もありません。

ただの子づくり作業です。

 

そうなるのだけはクマ子は避けたかった。。。

 

なぜならセックスが子づくり作業になると

この先、セックスレスになると思ったからです。

 

作業になってしまったら、

子供ができたらそれ以降もうする必要はなくなるし

できなくても作業停止になってしまう。

 

そうなるのが怖い。

 

だからタイミングをとるといえども

お互いが心を通わせ、気持ちよくなる

そういう行為であり続けて欲しい。

 

理想論かもしれませんが。

 

そしてお互い気持ちをリセットして

その翌日にタイミングをとることが

できました。

 

２日のうち１日しかタイミングをとることが

できなかったけど、まあいいでしょう。

 

できないよりも１日でもできたのだから。

男と女、夫と妻。

こうして喧嘩しながら

夫婦になっていくのかな。

 

タイミングの日はいつも「今日は疲れてる」②

タイミングの日に限って帰宅が遅いクマ吉。

あれだけお願いしてたのに「疲れているから」

しないで寝ようとする夫。

（詳しくはタイミングの日に大ゲンカをご覧ください）

 

ついにクマ子は冷静さを失ってしまいました。

 

「はっ。あんたの親から電話のたびに子供はまだ？って

私が言われてること、知らないでしょう？いいよね、

あんたはプレッシャーかけられずのんきにゲームばっかして。

 

週末以外に毎月セックスしたくなったって誘ってたけど、

その本当の真意、どういう意味かわかる？少しでも妊娠する

確率をあげたいと思ったからだよ。 タイミングだからエッチしよう、

なんて言ったらあんたのその乙女みたいな繊細な心と体は

役にたたくなるからね。わざわざ気を遣ってあげたわけ。

 

私はあんたの子供が欲しいと思ってた。

他でもないあんたとの子供が欲しいと思ってた。

だから毎月１回のタイミングの日がいつもどれだけ待ち遠しくて、恐ろしいか。

その日がどれだけ重要な日かあんたは何もわかってない！！！！！！！」

 

言ってやった。

クマ子は怒ることがあまりないけど、キレた時はけっこう

相手のプライドを踏みにじるところまで言ってしまう。

今回もそう。 

 

でも、いいや。

こんな男との子供が欲しいと思ってる自分がばかばかしい。

なんでこんな男と結婚したんだ？

なんでこんな男に気を遣ってまでセックスする必要がある？

 

全てばかばかしい。

いいじゃない、フーナーテストなんて。

「できませんでしたー」って言えば。

だってできないんだもん。できないって先生にも伝えてるし。

 一生そのひ弱なメンタルで生きてろ、クマ吉。

私はあんたみたいな男はごめんだわ。

 

そうだよ、そもそも子供は夫婦のことなのに

私がお願いして協力してもらってるって何よ。

ばかばかしい！

 

「もういいや。寝ーようっと。疲れてできないんでしょ？

自分がしたい時はこっちの体のこと考えず無茶苦茶するくせに。

ほいじゃ、先寝るね、おやすみ～」

 

爽やかにおやすみ宣言するクマ子にかたまるクマ吉。

ちょっと言い過ぎたかな・・・。

 

でもこれも作戦。

こっちがキレてお願いしたことを撤回すると、

クマ吉はあわててこちらの言うことをきくんだよね。

典型的なあまのじゃくさんなのです。

 

さて、どうでる、クマ吉。

続く

タイミングの日はいつも「今日は疲れてる」①

次回のフーナーテストに備えて

指定された夫婦生活をとる２日間。

夫、クマ吉はそうでなくてもガラスのような繊細な心の持ち主。

フーナーのために平日セックスしましょう、と言おうものなら

絶対できなくなってしまう・・・。

 

だからといってまた前回と同じようにクマ子が

そういう気分だから、、、といって平日にするのは不自然。

 

今回は検査のために指定の日にしたい、ということを

猫なで声で伝えてみました。

 

もちろんフーナーとは言いません。

子宮で精子君を殺してしまってないかを確認する検査で

あくまでも検査対象は精子君でなくてクマ子の子宮内、

ということにしました。

 

「クマ吉、前にも言ったけど不妊検査を受けていて

クマ子の子宮の状態を調べる検査があるの。それで

〇日と〇日にセックスしてほしいんだ。クマ子の検査の

ためだから、協力してくれる？？お願い！！」

 

テレビゲームをしていたクマ吉はこちらに顔を向けることもなく

「はあー？？その日にできるかなんてその日にならないと

わからないだろう。そんな話今、しないでよ、疲れてんだから」

 

でた、「疲れてんだから」。

どんなに疲れてても帰宅後にゲームをする気力はあるのに

このことになれば必ず「疲れる」んだ。

 

嫌味を言いたいけど、ここでご機嫌を損ねるわけにはいかぬ。

だからこらえて再度お願いしました。

そしてようやく「あー、わかったわかった」と生返事。

 この返事をもらえただけでもクマ子としては上出来なのです。

 

そして迎えてたタイミング当日。

予想はしてましたが、夫が帰ってきません。

この日に限って帰ってきません、という方が正解でしょうか。

 

いつもより遅く帰宅したクマ吉に言いました。

「お疲れさま。今日も忙しかったんだよね、

疲れているところ悪いけど、よろしくお願いいたします。」

 

するとヤツはこう言いました。

 

「こっちは疲れてんのに、そんなことまだ言ってんのかよ！！」

 

プチ。

プチプチプチ。

ブチっ。

 

クマ子の堪忍袋が切れました。

優しく話すクマ子の姿はもうそこにはなく、

キレたもう一人の自分がそこにいました。

 

続く。

先生の悲しきひとこと

生理３日目の検査が終了したかと思うと

今度は９日目の検査です。

 

今日も内診を待つこと１時間、

先生の問診を待つこと約２時間。

合わせて３時間の待ち時間を経て

検査が終わりました。

 

今日の検査は子宮粘膜の検査だったので

内診に３分ほど、診察も４分ほどと、

スピーディに終了しました。

 

今のところ不妊初期検査でまったくの

異常がみあたりません。

 

とすると原因はやはり夫・・・？

そうなると夫にも検査を受けてもらう必要があります。

 

話さえ嫌がる夫が検査をすんなり受けるとは

とうてい思えない。

 

さて、どうしたものか・・・。

先生との貴重なお話の最中でそんなことを

考えていたクマ子。先生が発したある単語で

一気に現実に引き戻されました。

 

「ではではクマ子さん、今日排卵誘発剤出しますので

次回はフーナーテストです。〇日と〇日に

タイミングをとって検査にきてください」

 

でたなフーナーめ！！！

夫への協力要請がどれだけ大変なことか～！

 

長い待ち時間を経て得た今の先生との診察、

ここはひとつ先生にフーナーの悩みを相談してみよう・・・

 

クマ子は質問しづらい雰囲気に負けまいと

先生にこう相談しました。

 

「あの、先生・・・。実は夫はすごく繊細で

フーナーテストだというとできなくなる性格なので

１日はともかく、２日間タイミングをとるのは

むつかしいですがどうしましょう。」

 

よくぞ勇気をもって伝えた！

えらいぞ、クマ子！！！

 

しかし次の瞬間、先生の返答に

クマ子は質問したことを後悔することになる。

 

「あっそうですか。」

 

シーン・・・・・

 

そ、それだけ・・・？

なんでも相談してくださいっていうから勇気をもって

相談したのに、それだけ・・・・？

 

病院を変えよう。

 

そう決心したクマ子でした。

 

そんなこんなでお会計は3,240円。

５回目の検査総計は19,470円。

レシートはきっちり保管しましょうね☆

 

のちのち後悔しないように

「子供ができない」ことで悩んでいても

夫婦の選択はそれぞれ。クマ子の周りでも

不妊に悩む夫婦はわりと多くて、

それぞれがそれぞれの選択をしています。

 

ケース①不妊検査・治療を受けない夫婦

４０代のご夫婦。社内恋愛で結婚して１０年。

子供が授からないまま今に至ります。

 

子供は欲しいけど、「不妊検査、治療は受けない」

という選択をされました。

 

理由は検査をして原因がわかることで

夫婦間が気まずくなるのが嫌だから

という結論に至ったそうです。

 

今もお二人でラブラブな毎日を過ごして

いらっしゃいます。

 

ケース②出産が怖い妻

クマ子と同じ会社で働く男性の先輩で

同窓会で再会した同級生の女性と結婚。

奥様はバリバリのキャリアウーマン。

 

男性側は将来自分の子供とキャッチボールを

することが夢なぐらい子供を切望。

でも奥様が極度の怖がりで、出産という行為が

とても恐ろしくて子供は欲しいけど作りたくない、

とのこと。子供を断念。

 

現在共働きで、こちらもお二人とても

仲睦まじく暮らしていらっしゃいます。

 

ケース③治療後、断念した夫婦

こちらもクマ子の先輩のお話。

先輩は４０歳ちょうどの女性で、

年下のご主人と結婚。

 

先輩はひどい子宮筋腫で、その手術の影響で

自然妊娠がむつかしく、先輩一人で

不妊治療を実施。毎月落胆する日々。

 

そんな中、次のステップのためご主人が

検査を受けたところ、なんと赤ちゃんが

できない原因はご主人にあることが判明。

ご主人がショックを受ける。

 

そして二人は共に問題があり子供ができないので

治療をやめて２人で生きることを選択。

今は毎月の落胆生活から解放され、

楽しいロハスライフを送っておられます。

 

ケース④あらゆる方法を試して妊娠

クマ子の先輩で現在３９歳、一児の母。

国際結婚でご主人の国、タイで生活中。

３５歳からタイで不妊治療開始。

 

良いと思うものはなんでも試し

絶対に子供をあきらめないという

強い信念の持ち主。マカサプリ、不妊鍼治療、

人工授精を経て体外受精を何度となく繰り返し

４年越しで妊娠。

 

子育てに追われながらも、子供がいる

幸せをかみしめている。

 

子供ができる前にあきらめるなんて

もったいない！

いやいや、妊活して夫婦の間に溝ができたら

それこそ問題だ・・・

 

いろんな意見、いろんな選択があります。

どれが正しくて、どれが間違ってるなんてことは

ありません。

 

だってそれぞれ性格が違うし、夫婦のことは

その夫婦にしかわからないのですから。

 

大切なことは夫婦として幸せか、ということ

なんじゃないかな、と最近思います。

 

これから死ぬまで一緒に過ごす相手だからこそ

真剣に話し合い、喧嘩して、お互いの腹の底の

意見をぶつけあいましょう。

 

喧嘩は苦手。だから自分の意見をひっこめて、

夫もしくは妻に合わせるー

それであなたが後悔しなければそれでいいと思います。

だけど一生「あの時・・・」と思うことになるならば

今、本気で喧嘩するべきだと思います。

 

だって夫婦ですから。

クマ子も喧嘩は苦手。夫の顔色を見て機嫌を

とりがちな性格です。

でもこれに関しては絶対絶対譲れない。

 

話し合おう。そう決めています。