ボランティア

足に障害を持った青年の、登山介助に行ってきた。

僕もたまには自分が登る登山ではなく、人を登らせる登山もしなきゃと思っていた。

ある地方情報誌に「息子を山に連れて行ってあげたい」との記事あり。

山岳会のＮ氏が僕を誘ったのだ。（僕を含め４名参加）


場所は、屈斜路湖を見下ろせる藻琴山だ。

標高は１０００ｍであるが、車で８合目までは行ける。

そこからは、３０～４０分で頂上に立てる。

だが今回は違う。

彼にはとてつもない長い道のりなのである。



写真のようなハシゴのようなモノを作った。



できる限り、彼の足で歩いてもらった。

段差の大きい箇所、木の根など、乗り越えられない箇所では、ヨイショと４人でハシゴを持ち上げるのだ。


黄色いの・・・僕ね



足元は滑る。

スパイク長靴を履いてきて、しぇーかい（正解）だったのだ



生憎の天気で眺望はない。

でも、彼は大変喜んでいたよ



彼以外に、障害を持った子供達、その家族などの大所帯であった。



Ｎ氏が下山の為に、ハシゴを補強してます。

ザックには、充電式ドリル持参





下りは・・・

なんと・・・

おんぶで下ると言い出した方がいた。（会の人ではないが・・・）

６３才、強力（ごうりき）な方であった


無事下山。

彼は何度も「ありがとう」を言ってくれた。

たまには、こんな登山もいいかなと・・・ちょっと照れてしまった。


ＰＳ

諦めかけていた仕事・・・お願いしたいと連絡が来た。

彼のお陰だな。

いいことはするもんだ