潜れども 潜れども

管理人のいろんな事への感想等。ダイビング、落語、Jazz等。

如何にして罹患したか。

2007年09月01日 22時01分57秒 | Weblog
いろいろ投稿してきましたが、私が如何にして今のようになったのかの経緯を書こうと思います。

「当ブログの投稿に関し、管理人本人は一切責任を負いません。投稿内容に関し、ご覧になった方々ご本人の自己責任でご判断の上参考にされてください。」


要点だけ挙げ、詳細は省きます。

<潜水>
・本年1月初め、西伊豆にて2日間、3本/日、計6本潜る。
・使用ダイコン上危険を知らせる表示なし。
・診察にあたった医師全員がログ上は問題ないとの見解で一致。

<潜水後>
・2日目のダイビングを終え、船原峠を越え、沼津で1泊。
・その夜、温泉にて入浴及び、サウナに入る。
・サウナ内で、グラッ・・・っとくる目眩を感じ、すぐ出て休んでいると症状がなくなったので、特別な処置はしなかった。

<潜水翌日>
・翌日、帰宅。その日の午前中、再度軽い目眩を覚える。
・軽度だった為、様子を見ると一時的なものでそのまま症状が消える。

<潜水後2日目>
・翌日午前中再度軽い目眩。
・これは確実に異常があると自覚し、加入していた“DAN JAPAN”へTEL。
・東京医科歯科大高気圧治療部を紹介され、TEL。
・目眩が伴う場合、三半規管の疾患の可能性があり、三半規管の疾患を伴った状態で再加圧治療を受けると悪化させるので、三半規管に疾患がないか確認後来るように言われる。
・「がいりんぱろう」が懸念されるが、一般の耳鼻科だと診察出来ない可能性があるので、横浜にある耳鼻科を紹介されるが向こう約1週間休診。
・仕方なくDAN JAPAN会報誌に紹介されている別の耳鼻科を受診。急性中耳炎との診断を受ける。

第一の嘘・・・その医師より、ログ的に問題ないので減圧症は有り得ない。

との診断を受ける。目眩はメニエル症の疑いあり・・・との事。
・自分ではその診断は間違っているとすぐ解かったので、どう医師の診断は無視することにする。

<潜水後3日目>
・再度東京医科歯科大高気圧治療部にTEL。DAN JAPAN会員用のホットラインで問診。誰かは不明だが、東京医科歯科大高気圧治療部の医師の方と話す。

・そのときの主たる症状。
 軽い目眩。 わずかな耳鳴り。 
・症状を伝えると、

第2の嘘・・・症状が軽いので急いで再加圧治療を受ける必要はない。

とのこと。

・紹介された横浜の耳鼻科を受診後来るように薦められる。

<潜水後4~8日>
なすすべなく、我慢。

<潜水後9日>
・紹介された横浜の耳鼻科の休診が解けたので、診察を受ける。
・ログ的には問題はないが、潜水後の高所移動。(船原峠超え)
・サウナ。
・加齢。
・上記の要因が重なり、減圧症に罹患した可能性がある。
・再加圧治療を受けてみることを薦められる。

<潜水後10日>
・東京医科歯科大高気圧治療部で再加圧治療を受ける。(T6)
・神経症はなし。
・減圧症と考えられる。

その後、2回T6の再加圧治療を重ね、再度横浜の耳鼻科を受診。

第3の嘘・・・目眩による再加圧治療はMAX3回まで。

第4の嘘・・・本日より6ヶ月間は潜水禁止。

第5の嘘・・・日常生活ではここ暫くの航空機搭乗以外は全く気にすることはない。飲酒等もOK。

上記、3~5の嘘を真に受け、再加圧治療を打ち切り日常生活を送る。その頃から激しい頭痛に悩ませれるようになる。

<第1の嘘の真実> ログでは全く問題なくとも減圧症に罹患するケースはいくらでもある。

<第2の嘘の真実> 体内に気泡が存在している限り、放っておいていい筈がない。後遺症の原因となる可能性大。

<第3の嘘の真実> MAX3回とは全くの嘘。私は6回治療を受ける。

<第4の嘘の真実> 潜水禁止は、自覚症状が消えてから6ヶ月。症状があるうちは、何年であろうが潜ってはいけない。命に関わる真っ赤な嘘。

<第5の嘘の真実> 暫くは疾患のある部位の血行を急激に促進してはいけない。
頭痛がある場合、頭部の血行を促す飲酒、熱い風呂への入浴等は厳禁。

私は、3名の医師より上記5つの嘘を言われました。

自力で見破れたのは、第1の嘘のみ、2~5を鵜呑みにし、治療の開始を遅らされ後遺症を残す結果になり、さらには後遺症を悪化させました。
少なくとも、初めてDAN JAPANにTELした翌日、再加圧治療を受けられた可能性があります。そうであれば、後遺症の症状が和らいでいたであろう事は容易に想像が付きます。

第3~5の耳鼻科から聞いた嘘は、その真偽の程が怪しいと思った私が東京医科歯科大の主治医の先生に聞きなおした結果、全くの間違いであることがわかりました。

自分が減圧症になった可能性があると自覚し、いろいろ手を尽くし、医師の言うことを聞いた結果、後遺症に苦しみ、早8ヶ月。完治の見込みは全くありません。

今日は以上です。

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
減圧症を疑って (HARU)
2007-09-19 17:23:37
本日、高気圧チャンバー入りました。
以前から気になる症状があり本当は早く受診しなければ・・・と思いながら1ヶ月近く経ってからですが。
2気圧1.5時間。症状の改善はなく減圧症ではなく手が痺れるのでそれは首からきてるかもと言う事になりました。こんだけ日にちが過ぎてると効果もないかなと思うけど、痺れが出たのもダイビング後1週間位してからでした。なのですぐ減圧症を疑わなかったんですよね。新米ダイバーで知識が少なかったなあって反省。さっそくDANにも入りました。今回は違うだろうと思いますが、もっと的確な診断ができるといいのにと思います。
今度は首のMRI検査してきます。

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HARUさんへ (nikonos1)
2007-09-19 20:10:11
再加圧治療を受けられたとの事。いろいろ不安も多いと思います。
2気圧で1.5時間と言う事は、T6(テーブル6) ではありませんね。設備も1種だったかもしれません。
ただ、1ヶ月経過後ということで、症状の改善は望み薄かも、とのことですが、やはり、しっかりとした再加圧治療の検討は必要だと思います。
コメントを拝見したところMRI検査をされるとのことですが、MRIで明確な原因が判明すればいいですが、減圧症の場合MRI検査では正常との答えしか出ません。
減圧症は最終的には自覚症状の有無でしか罹患の有無を判断できません。
可能であれば、東京医科歯科大等、潜水医学に精通した医師の方に診察していただくことをお薦めします。
DANに入られたと言うことはこれからも潜られますね。
再開は慎重にしてください。
再開についてはまた投稿したいと思うので参考にしてください。
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検討してみます。 (HARU)
2007-09-20 01:17:25
設備は2種だったと思います。
試験的に入ってこれで症状が改善しなかった事、自覚症状の発症までダイビング後日にちが経過してることなどから違うと言うことになったんですが・・・
私は北海道に住んでますので、残念ながら東京に受診に行くのは難しいですね・・・・
こちらの治療のための再加圧は2.8気圧2.5時間だったと思います。5時間じゃないのかな?と思ったんですが。これでもOKなんでしょうか?
でも受診してみて神経学的な検査はほぼしてません。
潜水医学に精通した医師ではなさそうです。
色々調べると本当に減圧症の事は難しいですね。
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HARUさんへ (nikonos1)
2007-09-20 13:02:18
再加圧治療で、一般的に減圧症で有効なのはT6だといわれています。
時々聞くのは、減圧症の診察、治療を今まであまり施してこなかった医師の場合、再加圧治療は必要であるとして一応再加圧はしますが、タイムテーブルの選定が適切でないことがあるというものです。
北海道にお住まいとの事。現実的に東京医科歯科大での診察は難しいかもしれませんね。
私も素人なので何ともいえませんが、まずは、HARUさんの体内に微量でも気泡が存在しているか? ということです。
担当医の先生にT6での治療が可能かどうか聞いてみてはいかがですか? 恐らく、気泡の有無については医師の方も「もうこれだけ時間がたって症状の著しい悪化が無いのだから心配ないだろう・・・。」くらいの返答ではないだろうかと予測します。
勝手な個人的素人の意見では、T6での再加圧を2~3回受けておけば安心かなぁ・・・?と思いますが・・・。
あと、あまり時間が経ってからの再加圧は症状を悪化させる場合もあると聞いたこともあります。
とはいえ、一番は気泡の除去だと思います。

あまり無責任なことはいえませんので、担当医の先生と相談してみてください。
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色々ありがとうございます (HARU)
2007-09-20 18:19:07
なんだか、せっかく高気圧チャンバーに入ったのに
適切な処置ではなかったのかも知れないと思うとせつないですね。
自分の無知さと、診察の不十分さに悲しくもなり・・
やはり経験者のかたのお話が参考になります。
無責任だなんてとんでもないです。アドバイスありがとうございました。
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HARUさんへ (nikonos1)
2007-09-21 01:03:06
私の投稿が少しでも参考になればと思います。

HARUさんの先のコメントで、受けられた再加圧が
・2気圧で1.5時間
・2.8気圧で2.5時間
と2パターンありますがどちらですか?

2気圧で1.5時間の場合、T1というタイムテーブルで減圧症にはあまり薦められるものではありません。

2.8気圧で2.5時間の場合、T5と言うもので、Ⅰ型の減圧症の治療に用いるものです。関節痛、部分的な筋肉痛などの症状のときに用いられるようです。

良く聞くのは、横になって入るカプセル(タンク)型の設備、一種のチャンバーでT1での再加圧を施されるものです。
このパターンだった場合、治療法を再考したほうが良いのでは・・・? と個人的には思います。

再度、どんな設備で、何気圧で、どのくらいの時間再加圧治療を受けたか確認して見ることをお薦めします。

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タンク型ではないです (HARU)
2007-09-21 09:21:31
6人位?入れる大型のチャンバーで酸素吸入をしながらのチャンバーでした。
なので2種のほうですね。
そこで2気圧1.5時間でした。

もし減圧症なら2.8気圧2.5時間の治療になると医師が言ってました。試験的だから2気圧1.5時間に入りました。
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HARUさんへ (nikonos1)
2007-09-22 13:00:32
2種のチャンバーでT1だったのですね。
担当医師の方も、試験的にということでT1を選択されたようですね。T5か、T1か? という検討の後T1を選択されていらっしゃったようなので、全くいい加減なものではないと思いますよ。
ただ、減圧症治療にはT1は逆効果という場合があります。
症状のほうはその後如何ですか?
痛み方が変わるとか、異変を感じている部位が変わるとか?
何か変化はありますか?
消失していればいいのですが・・・。
返信する
少しは安心しました。 (HARU)
2007-09-22 17:04:51
でも、症状はあまりかわらず上腕部の違和感はあまり感じなくなりました。
指先の方にまだ少しあり、冷えてきたせいかと思ったり。
整形のほうも受診してこちらで少しルレットで手と足の感覚の違いや力の入り具合の違いを診てくだいました。
異常なかったようですが・・・・
しかし、何やら右足の太ももにじわ~とした感じを覚えやっぱりそうなのかもと思っていた所です。
連休に入ってしまいますので休みがあけたらまず連絡してみようと思います。
他科の患者さんの治療にも使われるためT5だと夕方から入る事になるからT1で早く入れてくれたんだと思いますし、その医師は2気圧1.5時間でも減圧症ならすっきりすると思うと言ってましたので、疑問です・・・
知人の旦那さんが減圧症経験者でした。確認取れてないですがT6でも入れるかもしれないです。
1.5時間のチャンバーでも最初は過換気みたいになって気分悪くて、30分ほどで慣れたんですけどね・・・
とにかく行くしかないのですね。
5時間は気が重いです・・・そんな事言ってられませんが。
もしT5で入って症状変わらなければ否定できると思いますか?参考意見で良いのでお聞かせください。
受診できるのは月水金だけなんです、チャンバーはたぶん毎日だったと思いますが。

返信する
Unknown (HARUさんへ)
2007-09-23 23:22:17
レスが遅くなりました。
あくまでも個人的見解ということで・・・。

罹患を疑ってから約1ヶ月経過していると言うことで、こうなった場合、再加圧治療をしても急に症状が消失することは無いでしょう。残念ですが・・・。

ですから、次回の再加圧治療後は、現状の症状の原因が減圧症であっても、無くても症状は残ると思われます。減圧症であれば、今の症状は後遺症と言うことになります。

恐らく担当医の方にもその判別は難しいと思います。

減圧症の場合、症状は時間を追って変化します。今まで痛くなかったところが痛くなったり、痛み方が変わったりと・・・。

かなり乱暴な例えですが、
ピンポン玉を思い浮かべてください。
そのピンポン球が何か押し付けられて一部がへこんだとします。
へこみ具合が少しで、へこんでからすぐ離せばすぐにピンポン球は元通りに戻り、表面に傷も残りません。
しかし、少しのへこみであっても、長時間放置したあとで離せばなかなか元には戻りませんし、後も残ります。
ピンポン球をお湯につけて元に戻そうとしたりしますが、それが言わば再加圧治療です。
かなり乱暴な例えですが・・。

私の思うに、HARUさんは恐らく極微量の気泡が血中に発生した可能性があり、その気泡が微量だったり、すぐに自覚できる部位ではなかった為、症状を認識するまで一週間程かかったのかもしれません。

たとえば、手首に輪ゴムを通したときなど、初めはなんとも無くとも、何時間かすると腕が痺れたり痛くなったりしますが、そんなもののような気がします。

http://www.asahi-net.or.jp/~br2y-mn/2002/02togawa.pdf

参考までにご覧ください。(勝手にリンクでごめんなさい。)

私は、現状、HARUさんの体内に気泡が残存している可能性がある限り気泡の除去を徹底的に試みたほうが良いと思います。

T1が減圧症に不向きなのは、減圧時間が短いことだそうです。体内に気泡の無いつまりは減圧症で無い方なら問題はありません。しかし、減圧症患者には急激な気圧変化は悪影響が出る場合があります。

高い気圧で(2.8気圧)酸素中毒にならない程度の長時間の加圧で、ゆっくり減圧するT6が良いのではないかと・・・。

ただ、かなり時間が経っているのでかえって症状が悪化する恐れもあります。

あと、もっと早いタイミングであれば、加圧している間だけでも症状が軽減すれば減圧症の可能性が高いと予測できますが、かなり時間が経過している為その辺の判断も難しいと思います。

なんだか勝手に八方塞的なことばかり言ってますが、話を伺う限り、今現れている症状は比較的軽度のものでしょう。であれば、焦らず、じっくり治し、といっても自然治癒を待つだけですが・・・、慎重な復帰をお薦めします。

少なくとも、私よりは復帰の可能性は高いでしょう。

勝手なことばかり言いまして失礼しました。

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