まもさんにあっさり答えられてしまいましたが、これはなに、の生物は、障害物を越えるアユです。
アユそれ自体が障害物を越えることは珍しくも何ともないのですが、流量のあまりない堰堤でゆっくりと観察してこんな事に気づきました。
1.ジャンプした個体は、流下する水の中を泳いで遡上する。
2.水中での助走距離は体長の3倍程度。
3.流れ落ちる水の直下ではなく、浮き上がる気泡の辺りから遡上する。
気泡の上昇力を利用している可能性があるかも。
流れ落ちる水の流速は、堰堤の傾きが垂直だとして1秒後には秒速9mまで加速する。ただし、コンクリートの抵抗もあるから、もう少し遅いかもしれない。
自由落下 計算式
アユの遊泳速度については、よく調べられている。魚道の設計の使われるのは、こんな値。最大で1.8m/秒くらいということ。
流れ落ちる水の流速を電磁流速計ではかってみたら、堰の天辺から30cmくらいで1.5~2m/秒というところだった。
つまり、ある程度ジャンプして上流の水の中に入り、流れ落ちる水が重力で加速してしまわないうちに、登り切れば、落ちてくる水の中をアユは遡上する事が出来るということだ。
この画像の堰堤は高さが1.3mくらいだったと思う。だから、巧くジャンプして、堰堤の天辺から50cmくらいのところに取っつき、必死で泳ぎ、1.8m/秒以下の流速の部分に達すること。
微妙なバランスの中に遡上する事が出来るアユもいる。
ところで、どうしてあの画像を載せたか、ということなのだが、ひらまつさんが書いていたが、流れの中、アユは胸びれをたてているように見える。
そのことについてある方が、
「アユは堰堤を登るとき、アユは胸びれを引っかけて登る」
とおっしゃったということが、話題になった。
ボクの見解なのだが、あの流れのなか、アユの胸びれはあまりに「たおやか」ではないか。
レーシングカーのフロントカウル想像して見てください。アユは胸びれは立てているのだが、それは、流れの抵抗を受け、身体が浮き上がってしまうことを避ける為、なのではないかな。と思っている。
アユそれ自体が障害物を越えることは珍しくも何ともないのですが、流量のあまりない堰堤でゆっくりと観察してこんな事に気づきました。
1.ジャンプした個体は、流下する水の中を泳いで遡上する。
2.水中での助走距離は体長の3倍程度。
3.流れ落ちる水の直下ではなく、浮き上がる気泡の辺りから遡上する。
気泡の上昇力を利用している可能性があるかも。
流れ落ちる水の流速は、堰堤の傾きが垂直だとして1秒後には秒速9mまで加速する。ただし、コンクリートの抵抗もあるから、もう少し遅いかもしれない。
自由落下 計算式
アユの遊泳速度については、よく調べられている。魚道の設計の使われるのは、こんな値。最大で1.8m/秒くらいということ。
流れ落ちる水の流速を電磁流速計ではかってみたら、堰の天辺から30cmくらいで1.5~2m/秒というところだった。
つまり、ある程度ジャンプして上流の水の中に入り、流れ落ちる水が重力で加速してしまわないうちに、登り切れば、落ちてくる水の中をアユは遡上する事が出来るということだ。
この画像の堰堤は高さが1.3mくらいだったと思う。だから、巧くジャンプして、堰堤の天辺から50cmくらいのところに取っつき、必死で泳ぎ、1.8m/秒以下の流速の部分に達すること。
微妙なバランスの中に遡上する事が出来るアユもいる。
ところで、どうしてあの画像を載せたか、ということなのだが、ひらまつさんが書いていたが、流れの中、アユは胸びれをたてているように見える。
そのことについてある方が、
「アユは堰堤を登るとき、アユは胸びれを引っかけて登る」
とおっしゃったということが、話題になった。
ボクの見解なのだが、あの流れのなか、アユの胸びれはあまりに「たおやか」ではないか。
レーシングカーのフロントカウル想像して見てください。アユは胸びれは立てているのだが、それは、流れの抵抗を受け、身体が浮き上がってしまうことを避ける為、なのではないかな。と思っている。
書き込みをしたと反省しきりです.アユのあのような遡上
行動は初めてです.徳島の那賀川の堰で見た時は,
ジャンプしてました.これが普通だと思ってました.その堰は
やや傾斜する比高2mくらいの堰でしたが,随分したに溜まってましたが,果たして上れるのか?
魚の遡上行動は大きく2分されるとおもう.
ひとつはアユやサケのようにジャンプしながら,もうひとつは構造物に張り付いて体の一部を使うタイプに分けられるのか.でも,このアユの遡上行動をみるとそう単純にわけることもできないのかとおもう.やはり,生物はおもしろい.