囲い込まれるインターネット

　ミクシィ、総利用時間で３位浮上　ヤフー、楽天に次ぎ (朝日新聞) - goo ニュース


　SNSはインターネットの中の不思議な空間だと思う。メンバーには紹介されないと入れなくて、そのメンバーではないと互いにアクセス出来ない。

　　その領域の中では匿名での書き込みは出来ないわけで、匿名性をもってインターネットを牽引した２ちゃんねるを月間利用時間で凌駕したということは、インターネットのありよう、そのものが変わってきたということかもしれない。

　ミクシイは、人のパソコンから覗いたことはあるし、幾人かの友人から招待のメールが来たこともある。確かに、相手がある程度、どのようなタイプなのか、あらかじめ分かっているネットワークの中でのやりとりは快適なのだとは思う。

　昨年、ある研修会に参加した。興味深い内容で参加者も好感のもてる方々だった。研修会終了後、互いに連絡を取り合おうということになったとき、殆どの方が、ミクシイに入っていることが分かった。それでは、ミクシイでということになって、ボクに招待メールをということになったのだけれども…。

　ボクはその招待には応じなかったんだ。その、”メンバーだけ”というのがなんとも”ボクの思考の文脈”に合わないように感じたのだった。


☆テキスト版

ミクシィ、総利用時間で３位浮上　ヤフー、楽天に次ぎ

2006年 6月28日 (水) 19:14

　ネット上で交友関係を広げるソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）大手「ｍｉｘｉ（ミクシィ）」は、５月の日本でのネット利用者の総利用時間が、ポータルサイト「Ｙａｈｏｏ！ジャパン」、ネット商店街「楽天市場」に次ぐ３位に入った。インターネット調査会社ネットレイティングスが２８日、調査結果を発表した。ＳＮＳの集客力が、ポータル、物販サイト並みに伸びている現状を示した。

　１位のヤフーが１億２４８２万時間。前月４位だったミクシィは１４４４万時間で、掲示板サイト「２ちゃんねる」（９１３万時間）を抜き、２位の楽天（１６２７万時間）に迫る勢い。１人あたりの月間平均利用時間でみると、ミクシィは約４時間半で、ヤフーを１時間余り上回っている。

　ＳＮＳは、参加者が自己紹介を公開し、共通の趣味や紹介などを通じて交友を広げる。０４年２月に運営を始めたミクシィは、会員数が約４６０万人の国内最大手。

　ネットレイティングスの調査は、国内約２万人対象のサンプル調査をもとに推計している