リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

マークされたサツキマス

2005-06-03 22:04:41 | サツキマス研究会/長良川調査会
ボクの住んでいるところは、岐阜市の北のはずれにある。
河口から56kmのところで、長良川はこれより上流から、徐々に山間を流れる。

 川沿いの人は、ホントによく、川を観て暮らしている。何でもない県道沿いの喫茶店が、釣り人の溜まり場所であったりする。
近くの喫茶店繭はあさ、モーニングを目的に行く店だが、釣り上手が大勢揃っている。マスターに、サツキマスが釣れたら連絡するようにお願いしてあった。
 ことし、はじめの電話があった。
みつるさんが、渡船場で一匹あげたよ。

 早速計測版をもっていった。
背びれや尾びれの様子から、このマスは養殖のものと判別がつく。
そして、左側の胸びれが切られている。これは、岐阜県の淡水魚研究所が放流したものの可能性がある。(それについては、研究所のYさんに写真を送って確認するとして…)

 小さい、痩せている。
わずか、175gしかない。放流から半年でほとんど育ってはいない。とすると、この魚は、何処にいたものだろう。

 サツキマスは海に行けなかったのではないか。

 ボクは、今年のサツキマスの記録的な不漁の原因がここにも現れているのではと思っている。

にいむら

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