町田市で日本最初のタヌキの路をつくって20年が経過したという。利用状況が解っていないというのが興味深い。ミチゲーションとしてはかなりの先行事例。
タヌキ専用トンネル:設置から20年 東京・町田
毎日新聞 2014年12月21日 15時00分(最終更新 12月21日 16時56分)
東京都町田市成瀬の市道の真下に小さなトンネルがある。両脇の山林をつなぐ「タヌキ専用トンネル」だ。住民の要望で1994年に設置された。市によると、「タヌキ専用のトンネルは世界初」とか。
市道は市が管理する「かしの木山自然公園」の脇にあり、山林を断ち切るように通る。90年代初めまで、タヌキが車にひかれる事故が相次いだ。タヌキ保護の機運が高まり、トンネルは完成した。
年月を経て「存在を忘れている住民も多い」というトンネル。タヌキがどれだけ通るかは不明で「税金の無駄遣い」と批判されたこともある。現在はほとんど人の手が入っていないトンネルだが、自然と人間の共生を訴えかけているようでもある。【黒川晋史】
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