朝日新聞の片隅に小さな記事。その内容もネットでは読むことはできない。選挙がらみでこんな記事があった。
ダムの見返りに関心
気の抜けたような内容だが、以下が環境大臣の意見だ。
環境大臣意見
結局のところ、ネコギギを他の場所に移動すればよい。という内容となっている。
生き物は自分の住みたいところに住むモノだ。
移動先にもしその生き物がいないのなら、その場所はその生き物に適していないからだ。
そして、もしその移動先に先住者がいれば、その住み場所の環境は悪化するに決まっている。
移動して保護、なんて「保護策を立案した専門家」の保護策みたいなもんさ。
☆テキスト版
平成19年4月19日
豊川水系設楽(したら)ダム建設事業環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、豊川水系設楽ダム建設事業環境影響評価書について、本日付けで国土交通省に対し、事業実施区域及びその周辺に生息する希少種のネコギギ及びクマタカの保全対策を適切・確実に行うこと等を求める環境大臣意見を提出した。
1. 環境省は、豊川水系設楽ダム建設事業環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成19年4月19日付けで国土交通大臣に対し、別紙のとおり環境大臣意見を提出した。
2. 本事業は、豊川水系河川整備計画の一環として、豊川に多目的ダムを建設し、洪水調節、流水の正常な機能の維持及び新規水資源開発を行おうとするものであるが、事業実施区域及びその周辺には希少種であるネコギギ(絶滅危惧IB)及びクマタカ(絶滅危惧IB)が生息し、また、事業実施区域が東海自然歩道並びに愛知高原国定公園及び天竜奥三河国定公園の一部にかかることから、事業の実施に伴う影響をできる限り回避・低減するため、環境大臣意見では、以下の内容について指摘している。
(1)
ネコギギの生息域の改変に当たっては、移植を含む必要な対策を講じること。移植については、十分慎重に実施するとともに、移植した個体群が安定して生息していることを専門家の意見を聞く等により確認すること。
(2)
クマタカについて、事後調査を実施し、専門家の指導・助言を得ながら、必要に応じ工事を一時中断するなどの環境保全措置を確実に実施すること。
(3)
新たな自然歩道のルートを設定する際には、自然歩道の機能の代償のみならず、国定公園としての風致の連続性が確実に維持されるよう、関係機関と十分な調整を行うこと。
3. なお、今後、事業者である国土交通省中部地方整備局に対して、国土交通大臣からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
☆テキスト版
ダムの見返りに関心
2007年04月19日
写真
小雨の中、ダム問題について訴える町議選の候補者=18日、設楽町で
《設楽町》
●計画から30年超 建設の是非問わず
国土交通省が今年度中の一部着工の方針を示した設楽ダム計画の地元、設楽町で町議選が始まった。定数14に対し16人が立候補したが、大半の候補者が訴えるのは「ダム後の町運営」。計画によって30年以上が費やされたが、水没する約120戸の移転先も決まっておらず、国の事業に翻弄(ほん・ろう)され続けてきた住民には、疲弊感ばかりが残っている。(奥田悟)
「水没地域の住民が町外に移転すれば過疎化が進む。しっかりした街づくりのプランが必要だ」。移転先が決まっていない問題を、新顔の一人はこう訴える。この候補者はダム建設に「原則反対」。だが「現実には計画撤回は難しい」として主張を訴えている。
設楽ダムは、総貯水容量9800万トンの多目的ダム。貯水は下流域の農業用水や、過去のダム建設で減った豊川水系の流量の維持などに使う計画だ。
ダム計画がもたらされた73年当初は、町で激しい反対運動が起きた。だが航空測量や立ち入り調査の受け入れが進み、34年の間に、段階的にダム容認の雰囲気が作られてきた。一方で環境保護団体などは今月、県を相手に「ダムは不要」と、負担金差し止めを求める住民訴訟を起こしている。
町議選で、ダム建設の是非を問う候補者はほとんどいない。現職の一人は「もう後戻りできないところまできている。建設するか争う時期じゃない」と話す。
代わって争点になっているのは、ダム建設の実質的な見返りとなる県の地域整備計画だ。同町は道路やダム湖周辺の景観整備などを県に求める準備を進めている。
だが、かつて振興策として町中心部の商業施設を構想していた町商工会の会員の男性は「計画に時間がかかりすぎた。夢のような話を実現する力は、もう地域には残っていない」と漏らす。
津具村と合併前の05年の旧設楽町議選で、ダム反対を明確にしてトップ当選した現職は「見返りが期待した甘いものにならないと、住民も気付き始めている」と話す。
ダム推進を訴える現職の一人も言う。「これまではダムをどう地域振興に結びつけるのか、あいまいな候補者が多かった。国や県への要求をどう実現するか、候補者も試されている」
ダムの見返りに関心
気の抜けたような内容だが、以下が環境大臣の意見だ。
環境大臣意見
結局のところ、ネコギギを他の場所に移動すればよい。という内容となっている。
生き物は自分の住みたいところに住むモノだ。
移動先にもしその生き物がいないのなら、その場所はその生き物に適していないからだ。
そして、もしその移動先に先住者がいれば、その住み場所の環境は悪化するに決まっている。
移動して保護、なんて「保護策を立案した専門家」の保護策みたいなもんさ。
☆テキスト版
平成19年4月19日
豊川水系設楽(したら)ダム建設事業環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、豊川水系設楽ダム建設事業環境影響評価書について、本日付けで国土交通省に対し、事業実施区域及びその周辺に生息する希少種のネコギギ及びクマタカの保全対策を適切・確実に行うこと等を求める環境大臣意見を提出した。
1. 環境省は、豊川水系設楽ダム建設事業環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成19年4月19日付けで国土交通大臣に対し、別紙のとおり環境大臣意見を提出した。
2. 本事業は、豊川水系河川整備計画の一環として、豊川に多目的ダムを建設し、洪水調節、流水の正常な機能の維持及び新規水資源開発を行おうとするものであるが、事業実施区域及びその周辺には希少種であるネコギギ(絶滅危惧IB)及びクマタカ(絶滅危惧IB)が生息し、また、事業実施区域が東海自然歩道並びに愛知高原国定公園及び天竜奥三河国定公園の一部にかかることから、事業の実施に伴う影響をできる限り回避・低減するため、環境大臣意見では、以下の内容について指摘している。
(1)
ネコギギの生息域の改変に当たっては、移植を含む必要な対策を講じること。移植については、十分慎重に実施するとともに、移植した個体群が安定して生息していることを専門家の意見を聞く等により確認すること。
(2)
クマタカについて、事後調査を実施し、専門家の指導・助言を得ながら、必要に応じ工事を一時中断するなどの環境保全措置を確実に実施すること。
(3)
新たな自然歩道のルートを設定する際には、自然歩道の機能の代償のみならず、国定公園としての風致の連続性が確実に維持されるよう、関係機関と十分な調整を行うこと。
3. なお、今後、事業者である国土交通省中部地方整備局に対して、国土交通大臣からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
☆テキスト版
ダムの見返りに関心
2007年04月19日
写真
小雨の中、ダム問題について訴える町議選の候補者=18日、設楽町で
《設楽町》
●計画から30年超 建設の是非問わず
国土交通省が今年度中の一部着工の方針を示した設楽ダム計画の地元、設楽町で町議選が始まった。定数14に対し16人が立候補したが、大半の候補者が訴えるのは「ダム後の町運営」。計画によって30年以上が費やされたが、水没する約120戸の移転先も決まっておらず、国の事業に翻弄(ほん・ろう)され続けてきた住民には、疲弊感ばかりが残っている。(奥田悟)
「水没地域の住民が町外に移転すれば過疎化が進む。しっかりした街づくりのプランが必要だ」。移転先が決まっていない問題を、新顔の一人はこう訴える。この候補者はダム建設に「原則反対」。だが「現実には計画撤回は難しい」として主張を訴えている。
設楽ダムは、総貯水容量9800万トンの多目的ダム。貯水は下流域の農業用水や、過去のダム建設で減った豊川水系の流量の維持などに使う計画だ。
ダム計画がもたらされた73年当初は、町で激しい反対運動が起きた。だが航空測量や立ち入り調査の受け入れが進み、34年の間に、段階的にダム容認の雰囲気が作られてきた。一方で環境保護団体などは今月、県を相手に「ダムは不要」と、負担金差し止めを求める住民訴訟を起こしている。
町議選で、ダム建設の是非を問う候補者はほとんどいない。現職の一人は「もう後戻りできないところまできている。建設するか争う時期じゃない」と話す。
代わって争点になっているのは、ダム建設の実質的な見返りとなる県の地域整備計画だ。同町は道路やダム湖周辺の景観整備などを県に求める準備を進めている。
だが、かつて振興策として町中心部の商業施設を構想していた町商工会の会員の男性は「計画に時間がかかりすぎた。夢のような話を実現する力は、もう地域には残っていない」と漏らす。
津具村と合併前の05年の旧設楽町議選で、ダム反対を明確にしてトップ当選した現職は「見返りが期待した甘いものにならないと、住民も気付き始めている」と話す。
ダム推進を訴える現職の一人も言う。「これまではダムをどう地域振興に結びつけるのか、あいまいな候補者が多かった。国や県への要求をどう実現するか、候補者も試されている」
全然知らない方なのと、使用目的が過激そうなので断ったんだけど、不味かったかなぁ。
そのなかにはいらしゃいませんでした.お役人は
数人いらしてましたが.でも,委員には入っていたかな??
下っ端なもんでわかりません.
その移植ための調査をおこないました.
はっきりいって,移植などよりもあんなきれいな川に
必要のないダムをつくらないことだとおもう.
いまでもきれいな川のベスト3に入るな.