リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

放射性セシウム光らせ、確認できる検出薬

2012-12-23 14:02:19 | 原発情報
放射性セシウム光らせ、確認できる検出薬を開発


  独立行政法人物質・材料研究機構の発表資料 PDF版


 本技術で期待される技術のまとめ
1) 蛍光プローブのアルコール溶液を噴霧し、紫外線を照射するだけでセシウムの存在を緑色の蛍光で観察できる。
2) 数センチメートルから、数マイクロメートルの精度でセシウムの存在位置を可視化できる。スギ花粉などに相当する大きさのセシウムの存在を可視化できる。
3) 従来の方法と比較して、汚染廃棄物の量を大幅に削減可能。
4) 10センチメートル平方の土壌に粒径40マイクロメートルのセシウム137粒子が付着している場合、表面沈着量に換算して約300 ~ 30,000 kBq/m2の飯舘村や浪江町に相当する汚染状況を可視化できる。
5) 固体表面のみならず、生体や試料中のセシウムの分布も可視化できる。
6) 食物中におけるセシウムの拡散・蓄積状況を把握するモデル実験への応用が可能。


 よみうりWEB

 放射性セシウムを光らせ、目で確認できる検出薬を開発したと、独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが発表した。

 人体や環境への悪影響がないことを確認できれば実用化を目指す。原発事故の除染などに役立てたいという。

 同機構の有賀克彦主任研究者と森泰蔵博士研究員らが、市販の3種類の試薬を使って開発した。この検出薬はセシウムを包み込む性質を持ち、セシウムを含む土などにかけて紫外線を照射すると、青緑色に光ることを確認した。

 地面や植物の表面など、数ミリ・メートルの小さな範囲でも検出でき、家の中や庭などでも活用できそうだという。

 この検出薬はカリウムなども光らせるが、色の違いでセシウムと区別できるとしている。
(2012年12月23日08時36分 読売新聞)

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