リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

壮年のカヤック事故

2007-09-08 20:40:56 | アユの12ヶ月 川面からの記録
痛ましい事故だ。こんなニュースは友人の死を想起するからだ。

 この年代。身体で川の力を体験した世代だと思うのだが、カヤックの世代ではない。そこが不幸な事態を呼んだのだろうか?

 事故は堰で起こったという。平水ではおとなしく見える堰は、大水のときにはその本性を現す。それは、流れを分断するための装置なのだから。

返せなかった写真

カヤック転覆2人死亡 台風で水位上昇 神奈川(朝日新聞) - goo ニュース

 ☆テキスト版
カヤック転覆2人死亡 台風で水位上昇 神奈川

2007年09月08日19時34分

 8日午前11時過ぎ、神奈川県厚木市棚沢の中津川で人が流されているのを通りかかった人が見つけ、110番通報した。流されたのはそれぞれカヤックに乗っていた男性4人で消防隊員らに救助されたが、同県藤沢市辻堂5丁目、会社員時松民平さん(58)と同県清川村煤ケ谷、無職緒方邦男さん(65)は間もなく死亡した。東京都八王子市の会社員の男性(55)が足などに軽いけがをし、もう1人は無事だった。

 厚木署の調べでは、4人は同県愛川町の宮ケ瀬ダム下で4隻のカヤックに乗り込み、午前10時ごろから川下りを始めた。約10キロ下流の堰(せき)の近くでバランスを崩し、次々に転覆したらしい。

 国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所によると、宮ケ瀬ダムは台風9号が上陸した直後の7日早朝から、通常の約20倍にあたる毎秒100立方メートルの最大放流をしていた。転覆現場近くでは放流前の5日午前0時に66センチだった水位が1.4メートルに上昇、流れも急だったという。

 同事務所は「事前にサイレンを鳴らし、広報車や(流域の)電光掲示板で注意喚起をしたが、最大放流量に達してからは電光掲示板での注意喚起のみだった。明らかに水かさが増し、目視でも危険とわかる状態だったはずだ」としている。
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6 コメント

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Unknown (けら)
2007-09-10 12:16:15
本当に痛ましいんでしょうか???
返信する
同じような事故が (ニイムラ)
2007-09-10 12:28:05
 ボクが知っただけで、同じような事故がこれで3度目なのだよ。事故自体は事故の責任のもとで起こされたことだと思うけど。
 残された人のことを思うと痛ましいと思う。
返信する
お願い (通院好き)
2007-09-11 19:59:03
事故を防ぎましょうというブログを作り出した
矢先に今回の事故が起きました。
そしてこの記事を見つけました。
僕もこの事故にあわれた人に近い年齢です。
この内容を紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
返信する
アップさせていただきました (通院好き)
2007-09-11 23:33:08
事故はよく続くといいます。
少しでも事故を防ぐという意識が増えて
浸透するといいのですが。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (けら)
2007-09-27 13:19:13
いつもと違う何かを求めて、
こういう状況の時に水に近寄る人にしか思えず、
私個人はコメントしようもありません。
これは、普段から水に近付く人間としての所感です。


で、残された人がどうこういうより、
対策を講じたいならば、まず「事故を防ぐ」ということについて。

夏の川で溺死してしまう人も、
台風のサーファーも、
今回の件も、
基本的に「水をナメてる」場合がほとんどかと思います。
「水の怖さを教える」
まずはそこからではないでしょうか!?
こんなもんは学校では教える類のものではないです。
まずは、家族や身近な人が、子供に徹底することが、
水難事故防止の第一歩かと。
で、「徹底」とは何をするか!?
返信する
その通りだと思います (通院好き)
2007-10-18 14:58:33
今の時代、水辺の怖さを知らない人が増えています。
おぼれた子供を助けに親御さんや年配者などが
亡くなるケースが多すぎますね。
危ないということを知っているのかもしれませんが、
何がいけないのかということになると「水をナメてる」んですね。
都会生活の中の事故防止しか教えてませんね。

ありがとうございます。
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